DXYZと東京貿易グループのティービーアイが業務提携を開始

全国約100万台の既設セキュリティカメラで顔認証プラットフォーム「FreeiD」が利用可能対象に

ミガロHD

2024年4月16日 10時00分

　「デジタル」と「リアル」の融合で新たな価値を創造する企業、ミガロホールディングス株式会社(本社：東京都新宿区、代表取締役社⻑：中⻄聖、証券コード：5535) のグループ会社DXYZ株式会社(本社：東京都新宿区、取締役社長：木村晋太郎、以下「DXYZ」)は、東京貿易ホールディングス株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：坪内秀介）のグループ会社である株式会社ティービーアイ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：石村昇吉、以下「ティービーアイ」）とDXYZが開発提供する顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」とティービーアイが開発する小型AI解析PC「TAS CUBE」を連携するとともに、「FreeiD」の販売に関する販売店契約を締結し業務提携を開始しましたので、お知らせいたします。

■　業務提携の概要

【顔認証プラットフォーム「FreeiD」】

　DXYZは、スマートフォンアプリから１度、顔を登録するだけで、日々の暮らしの様々な行動（「入退」「本人確認」「決済」等）を顔認証でつなぎ、鍵や財布を持たずに『顔ダケで、世界がつながる。』を実現する、多種多様な顔認証AIとの連携が可能な顔認証プラットフォーム「FreeiD」を開発提供しています。

※「FreeiD」サービスサイト https://freeid.dxyz.co.jp/

【小型AI解析PC「TAS CUBE」】

ティービーアイは、高品質なセキュリティシステムの開発、設計、設置、保守サービスに至るまでトータルで事業展開を行っており、特にAIを活用した画像解析システム「TAS（TB-eye AI Solution）」の開発に注力しています。

　「TAS CUBE」は、2022年10月に発売を開始した「TAS」シリーズの最新製品となる小型AI解析PCで、外形寸法が幅117×高さ51×奥行112mmの手のひらサイズかつ、最大3台のセキュリティカメラを接続し同時にAI解析を行えることが特徴です。

　今回、ティービーアイとDXYZは、「TAS CUBE」上に搭載したAI解析での顔の検出や認証と「FreeiD」を連携することで、「FreeiD」では初めて、セキュリティカメラの映像を用いて顔認証を行うことを実現しました。

　また、本連携により顔認証サービス導入を更に推進すべく、ティービーアイとDXYZは、「FreeiD」の販売に関する販売店契約を締結しました。

■ 「TAS CUBE」と「FreeiD」の連携により実現すること

　本連携は、『顔ダケで、世界がつながる。』の実現を大きく加速させる取組みです。

【全国約100万台の既設セキュリティカメラで「FreeiD」を利用可能対象に】

　従来、「FreeiD」の導入時には、顔認証端末や汎用タブレットなどカメラの新規設置が必要でしたが、「TAS CUBE」との連携により、日本国内に設置されている約100万台※1の既設のセキュリティカメラで「FreeiD」が利用可能対象になりました。

※1 ティービーアイ製セキュリティカメラの設置台数

【カメラの設置位置の自由度と意匠性が向上】

　従来、「FreeiD」をマンションやオフィスなどで提供する際には、目線の高さに合わせた顔認証機器の設置を推奨しておりました。「TAS CUBE」との連携でセキュリティカメラが利用可能対象になることで、目線の高さにカメラを設置する必要がなくなり、設置の自由度と意匠性が向上します。

※目線の高さに顔認証機器の設置を推奨するケースもあります。

【カメラに意識的に顔を向けることなくシームレスな認証が可能に】

　従来の目線の高さに設置した顔認証機器で認証する場合、利用者はカメラが視界に入ることから顔を意図的に向けて認証する利用方法が一般的でした。「TAS CUBE」との連携でセキュリティカメラが利用可能になることで、利用者の視界にカメラが入らなくなり、認証していることを意識しないシームレスな体験、完全なウォークスルーを実現可能になりました。