未来の“健康社会”を若い世代と共につくる流通科学大学が行う、「職業研究プログラム」にコスモヘルスが参加。創業以来初の産学連携をスタート
―地域課題をテーマに、学生が実社会に向けた解決策を提案―
コスモヘルス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小塚崇史)は、流通科学大学(所在地:兵庫県神戸市西区、学長:清水信年)にて実施されたキャリア形成授業「職業研究プログラム」に協力企業として参加しました。

本プログラムは、大学と企業が連携し、学生が実社会の課題に主体的に取り組むことを目的とした、産学連携型のキャリア教育です。座学にとどまらず、実際のビジネス現場と直結した「生きた学び」を提供するこの取り組みは、学生にとって将来のキャリア形成にも直結する貴重な機会となっています。


◾️プログラムの背景
今回、コスモヘルスが提示した課題は、北海道深川市とともに推進する「予防習慣100日チャレンジ」をテーマにしたものでした。「予防習慣100日チャレンジ」は、市役所敷地内に設けられた“健康の拠点”にて、地域の皆様に医療機器の体験をしていただくとともに、日々の暮らしに取り入れられる食事や運動などの予防知識を学んでもらうプロジェクトです。100日間を通したプロジェクトの効果を検証するために、参加開始時・中間・終了時の全3回、InBodyを用いた体組成測定、生活習慣病に関する血液検査、健康や外出、メンタル面のアンケートで変化を測定します。
この100日チャレンジは、参加者の健康意識を高め、結果として病気を未然に防ぐことを目的としています。特に、若年層にもこのプロジェクトへ参加してもらうことで、将来的な医療費の削減や、持続可能な地域社会の実現に向けた「予防意識の芽」を育てていく構想です。
◾️学生が“企業のリアル”と向き合い、アイデアを創出
流通科学大学では、「自己発見とキャリア開発 A」という授業内で、約1か月にわたりこのテーマに取り組む学生たちが集まりました。学生たちは、企業紹介を受けたのち、チームごとに課題の背景を掘り下げ、情報を集め、議論を重ねながらアイデアを練り上げていきました。

現代の大学生にとって、健康や介護といったテーマは一見遠い存在にも思えます。しかし、本プログラムでは「同世代に健康意識をどう届けるか」「身近な体験としてどう浸透させるか」といった視点から、自由な発想で提案が展開されました。プレゼンテーションに向けた資料作成や話し方のトレーニングも行われ、実践力を高める機会となりました。

最終プレゼンテーションには、コスモヘルス代表取締役社長の小塚と担当者も出席し、各チームの発表を直接見届けました。どのチームも現実的な視点と柔軟な発想を両立させた提案を行い、企業にとっても新たな気づきを得られる場となりました。

◾️最優秀賞は「恋カフェ」チーム
最終発表では、合同クラスから選抜された6チームが登壇。審査の結果、最優秀賞には「恋カフェ」をテーマにしたチームが選ばれました。「若者の共感と行動を生む仕掛け」としての着眼点や実現可能性が高く評価されました。

このような学生たちの取り組みから、多くの刺激を受けました。コスモヘルスでは、今後の施策検討の一助として参考にしてまいります。
◾️企業と学生が共に育つ“共創の学び場”として
コスモヘルスでは、「病気のない社会を作る」というビジョンのもと、医療機器の提供にとどまらず、予防・健康を軸にしたさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。今回のような職業研究プログラムへの参加もその一環であり、次世代を担う学生たちに「健康に関心を持ち、自分の身体を自分で守る力」の大切さを伝えることができたことは、大きな意義であると感じています。
また、学生たちから生まれた柔軟でリアルなアイデアを通じて、私たちも「共感される伝え方」や「行動につながる仕掛け」など、今後の事業展開にも活かせる新たな視点を得ることができました。まさに、学び合い・育ち合う“共創の場”として、産学連携の可能性を改めて実感した機会となりました。
今後もコスモヘルスは教育機関や地域自治体との連携を通じ、健康課題の解決と、若者を含めた人々への予防意識の育成を両立する取り組みを進めてまいります。
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