Kudan、Fox SportsとのXR放送分野におけるパートナーシップを強化

Kudan株式会社

Kudan株式会社(以下「Kudan」)は、米国の大手スポーツ放送局Fox SportsとのXR(拡張現実)放送分野における協業をさらに一歩前進させ、同社の放送トラックにKudanのリアルタイムカメラトラッキング技術が常設導入されたことを発表しました。この放送トラックは、試合会場ごとに移動するライブ中継の司令塔として、すべてのカメラやデータ映像を集約・制作する中枢機能を担っています。今回の導入により、Kudanのトラッキングシステムはシーズンを通してすべての試合・会場で標準的に利用可能となり、XR映像演出の新たな基盤が整いました。

Kudan独自のSLAMアルゴリズムは、当社が特許を有する高周波センサーフュージョン技術によってXR放送向けに強化され、2024年のNFLシーズン全体を通じて運用実績を積み上げました。特にスーパーボウル中継では、以前の発表(※)でも紹介したとおり、1億人超の視聴者に臨場感あふれるXR演出を届け、その技術力が改めて実証されています。

https://www.kudan.io/jp/archives/1671

今回の常設化により、Fox Sportsは従来のイベント単位の運用から、シーズンを通した本格的な常用環境へと移行。Kudanの技術がライブスポーツ放送の「標準インフラ」として採用されることで、その信頼性・拡張性・創造性が改めて評価されました。


このソリューションにより、Fox Sportsはフォトリアルな3D XRグラフィックをライブ映像上に直接重ね合わせることが可能となり、ライブ制作の現場を以下の3点で大きく変革します。

  • 測量ビーコン不要のフォトリアルXR
    高価な測量やビーコン、光学式トラッキング装置を使わずに、リアルな3Dグラフィックをそのままライブ映像へ重ね合わせ可能。

  • カメラ間で共有される統一座標空間
    すべてのカメラが同一の空間基準上で動作し、アングルを切り替えてもXR映像の位置が正確に維持され、自然で滑らかな映像切り替えを実現。

  • ライブ制作に最適化された統合設計
    放送トラックやオペレーションツールとの緊密な連携により、セットアップ時間やリスクを大幅に削減。スピード感のある中継現場で、創造的なXR演出を安定して運用可能に。

今後Kudanは、SLAMおよびXR技術の新機能開発を推進し、その活用領域をバーチャルスタジオなど新たな制作環境へと広げていく予定です。主要スポーツやライブイベントへの展開も順次進め、放送・映像制作分野における新たな価値創出を目指します。

【Kudan株式会社について】
Kudanは、現実空間とデジタル空間を結びつける空間知覚アルゴリズムの研究開発と技術提供を通して、ロボティクス・自動運転・デジタルツインなどの次世代ソリューションの進化をリードしています。英国発祥のグローバル企業であり、革新的な人工知覚(機械の眼)を中核として、人工知能の適応をデジタル空間から現実空間に新たに拡張させ、あらゆる産業における自動化・無人化・遠隔化を後押しすることで、社会課題の抜本的な解決と生産性の飛躍的な向上を目指しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト(https://www.kudan.io/jp/)をご参照ください。

■会社概要
会 社 名:Kudan株式会社
証券コード:4425(東証グロース)
代 表 者:代表取締役CEO 項 大雨

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会社概要

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URL
https://www.kudan.io/jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区神南一丁目23番14号
電話番号
03-6892-7333
代表者名
項 大雨
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2014年11月