キース・ヘリングの広島への思いを辿る展覧会と「調べ、考え、描く」ことを通して平和・自由とは何かを探るワークショップを同時開催「キース・ヘリングが見た広島」

旧日本銀行広島支店で2024年7月21日より開催

中村キース・ヘリング美術館

中村キース・ヘリング美術館(山梨県北杜市)は、1988年に広島を訪れたキース・ヘリングの足取りを辿る展覧会と平和に関するワークショップを同時開催するイベント「キース・ヘリングが見た広島」を5日間限定で開催します。(期間:2024年7月21日(日)から7月25日(木)、場所:旧日本銀行広島支店[広島市中区袋町5-21])1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)は、明るく軽快な作風で知られる一方、彼の作品の根底には社会を鋭く洞察する眼差しがありました。本展では、この度当館による調査で明らかになったヘリングが広島を訪れた経緯や実現することのなかったヘリングのアートプロジェクトを資料や写真、映像、当時ヘリングが制作したポスターなどを交えて紹介し、ヘリングの広島における足跡を辿ります。

 現在、中村キース・ヘリング美術館で開催中の、戦後80年の節目を目前にした現在の視点からヘリングの反戦・反核の活動を辿る展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」(2025年5月18日まで)では、1988年にヘリングが広島を訪れたことに着目し、調査を経て明らかになったヘリングの広島訪問までの経緯や動向を紹介しています。

 この度、被爆建物でもある旧日本銀行広島支店で開催する本イベントは、ヘリングの足跡と広島への思いを、広島の地で紹介する初の試みであるとともにとともに、当館スタッフによるワークショップの実施や、ヘリングの作品と活動や広島での調査の結果などを、子どもから大人まで誰にでもわかりやすくまとめたワークブックを無料配布(15歳以下の方を対象に各日先着50名様)します。

 なお、本展は7月27日(土)より旧日本銀行広島支店で開催される「世界の子どもの平和のための美術展(せこへい美術館)」のプレ企画、また中村キース・ヘリング美術館(山梨県北杜市)で開催中の展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」の関連企画として開催します。

イベントの見どころ

1. 調査を経て明らかになったキース・ヘリングの広島への思い、滞在の足跡を紹介

中村キース・ヘリング美術館は、現在開催中の展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」の企画に際して、1988年にヘリングが広島を訪れたことに着目しました。ヘリングの広島訪問については、日記に記されている他に公式な記録がなく、同年に広島サンプラザホールで行われたチャリティ・コンサート「HIROSHIMA ’88」のために、ヘリングがメインイメージを手がけたポスターやレコードが残るのみでした。日記を遡ると、壁画を制作することが広島への旅の目的であったことがわかりますが、実現には結びつかず広島にヘリングの壁画は存在しません。

旧日本銀行広島支店で開催する本展では、この度の調査を経て明らかになったヘリングの広島への思いと、広島での動向、ヘリングの没後の出来事に至るまでその足跡を、ポスターや映像、資料などで紹介します。

「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」展覧会ウェブサイト

https://2024exhibition.nakamura-haring.com/

 2. 子どもたちを対象にワークブックを無料配布

「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」展の開催にあわせて、ワークブック『キース・ヘリングと平和をえがこう』を刊行します。旧日本銀行広島支店では、7月21日から7月25日の会期中、このワークブックを来場された15歳以下の方へ無料配布いたします。(各日先着50部)本ワークブックでは、ヘリングの作品と活動を辿りながら「調べ、考え、描く」ことを通して平和、自由とは何かを子どもたちが主体となって探ります。

『キース・ヘリングと平和をえがこう』

編集・発行:中村キース・ヘリング美術館

仕様:A4変形(21×21cm)、リング綴じ

ページ数:56

定価:1,980円(税込)

*中村キース・ヘリング美術館ミュージアムショップでの限定販売

3. ワークショップ「平和のメッセージをトーチにともそう」開催

会場には、ヘリングが描いたトーチがプリントされた5メートル四方のバナーを設置。7月20日から7月25日の会期中、来場者が自由にメッセージを残すことができる参加型企画を実施します。このトーチは、1986年に自由の女神の100周年を記念してヘリングがニューヨークの子どもたちと行ったワークショップ「シティキッズ自由について語る(原題:CityKids Speak on Liberty)」のための作品の一部で、この度、キース・ヘリング財団およびシティキッズ財団(ともに在ニューヨーク)協力のもと本ワークショップが実現します。

開催概要

展覧会名

キース・ヘリングが見た広島

会場

旧日本銀行広島支店1・3階
〒730-0036 広島県広島市中区袋町5-21

会期

2024年7月21日(日)ー 2024年7月25日(木)

開館時間

10:00-18:00

休館日

会期中無休

観覧料

観覧無料

公式サイト

https://2024exhibition.nakamura-haring.com/bojhiroshima2024

主催

中村キース・ヘリング美術館

共催

世界の子どもの平和像(せこへい)をつくる会ヒロシマ

協力

一般社団法人HAP

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会社概要

株式会社アルテミス

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URL
http://www.nakamura-haring.com
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区広尾3丁目8-8
電話番号
0551-36-8712
代表者名
中村 健人
上場
未上場
資本金
1150万円
設立
1989年03月