スカイディスク、顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」を提供するジーネクストと「最適ワークス」のサービス連携・パートナー契約を締結
顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」と AIxSaaS生産スケジューラ「最適ワークス」のサービス連携を視野に、製造業のDX推進・クラウド化を加速
■パートナーシップ強化の背景と目的
日本の製造業のデジタル化は喫緊の課題となっています。経済産業省が2018年に公開した「DXレポート」には、過去にオンプレミスで構築されたレガシーシステムに依存するリスクが言及されています。企業特有の仕様の複雑化や担当エンジニアの退職による仕様のブラックボックス化、また、システムが使用しているアプリケーションのサポート切れといった老朽化の進行などの課題があることから、企業がこれらのシステムに依存し続ける場合、2025年以降最大12兆円にものぼる経済損失が経済全体に発生すると指摘しています。
このように、これからの製造業ではオンプレミス、フルスクラッチの開発に極度に依存したシステム利活用戦略から、クラウド、画一的なシステムの利活用と、企業の優位性の基盤となる独自システム開発の両立に移管していくことが求められています。
加えて、製造業では近年、多品種少量の潮流により生産計画が複雑化しています。製造過程では製品ごとに異なる製造条件により、人間の頭では考慮しきれない多くの条件を考慮して生産計画を立案する重要性が増しています。
しかし、スカイディスクが製造業従事者350名以上を対象に実施した「生産計画へのツール導入に関するアンケート」によると(※1)、実に80%以上が「未導入」「検討中」「過去に検討したが諦めた」と回答しており、本分野でのデジタルツール活用が進んでいない現状があります。また、ツールを既に導入した企業でも、その90%以上が「運用に課題がある」と回答しています。
新型コロナウイルスによる不確実な状況、かつ、円安に起因する資源・原材料価格の高騰など、製造業界全般として厳しい事業環境下に置かれています。中長期的な円安トレンドの継続が想定される中、事業を継続的に成長させていく為には、人材や設備をより効率的に活用し、原価上昇を抑制していくことが求められます。特に、工場の生産効率を上げていくためには、ハードウェアへの投資だけでなく、オペレーションへの投資・クラウドシステムも活用したDX化の重要性が高まっています。
スカイディスクは、製造業の生産計画をAIが自動で立案するSaaS 「最適ワークス」の普及を通して、生産計画を起点とした製造業DXを推進しています。また、AIによりルーティンワークの効率化を図ることで、従業員にチャレンジの機会を提供したり、新たなスキルを学ぶ機会を提供したりするなど、人的資本経営の実現も支援しています。
ジーネクストは、顧客起点の情報収集・活用方法を仕組化する顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」をはじめとしたDX関連サービスを開発・提供するなど、顧客対応窓口業務のデジタルシフトを一気通貫でサポートしています。
今回、両社ともに製造業DXを推進するという目的が一致し、パートナーとしての連携強化を進めることとなりました。両者の強みを活かし製造業DXの推進を加速します。
また最適ワークスは、今回の「Discoveriez」との連携を皮切りに、製造業向け、または製造業に今後活用できるSaaSサービスとの連携を強化していきます。
■株式会社ジーネクスト
執行役員 COO 新規事業開発室 室長 村田氏のコメント
当社の提供するDiscoveriezの活用範囲は、顧客対応部門にとどまらず様々な部門にが拡がっています。例えば、製造業のクライアント企業様では、顧客からの問い合わせのエスカレーション先を生産管理部門に設定し、迅速な回答につなげるという活用がされています。
今回、スカディスク様の最適ワークスとのより強固な連携推進は、Discoveriezの利活用シーンを今まで以上に拡げることとなり、当社が目指す、『情報の分断をなくし、「つなぐ」「まとめる」「利活用する」』が推進され、ひいては、クライアント企業様の業務改善、効率化だけではなく、その先の生活者に向けた顧客満足度の向上に繋がっていくものと考えております。
■株式会社スカイディスク
代表取締役 CEO 内村のコメント
令和3年度版情報通信白書によると、国内製造業におけるDX取り組み状況はわずか22.8%に留まっており、企業がこれまで培ったきた知見・ノウハウをデジタル化し、活用できる形にしていくことが喫緊の課題となっています。特に製造業の生産計画は、その重要性にも関わらずDXが進んでいない分野です。
ただ、システムサービスごとに異なる形式でデータを整理していくことは、企業にとっても大きな負担です。そこで、DXを推進するジーネクスト様のDiscoveriezとサービス連携を進めることで、国内製造業のDX支援を加速できると考えています。
今後も、最適ワークスは様々なDX支援サービスとの連携を進めていくことで、さらに利便性を上げ、お客様のDXの効果最大化に寄与していきます。
■Discoveriez(ディスカバリーズ)について
ジーネクストが提供する顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」は、電話・メール・チャットなど様々なチャネルに対応し、「顧客の声」の一元化を実現するクラウト型プラットフォームです。「顧客の声」の情報収集・活用手法を仕組化することにより、社内・社外を問わず「顧客の声」利活用の支援を行っています。「顧客の声」を起点とした課題設定・課題解決への取り組みの水平展開が可能となります。
また、「Discoveriez」をデータハブとして活用することで、全社で統一された危機管理・品質管理を展開しつつ、製造現場に対して、顧客視点でのタイムリーかつ定量的な情報提供が実現可能です。
製品サイト:https://discoveriez.jp/
■最適ワークスについて
最適ワークスは株式会社スカイディスクが開発・提供する、製造業向けAI×SaaS生産スケジューラ(生産計画自動立案システム)です。「いつまでに、何個、どの製品を」というオーダー情報から、AIが設備稼働・人員配置の割付け計画を瞬時に立案します。
独自開発エンジンにより、マスター設定にかかる手間を劇的に改善。製造業各社がスモールスタートできるサービスを実現しました。
製品サイト:https://saiteki.works/
■株式会社ジーネクスト 会社概要
ジーネクストは創業以来、アナログ・煩雑な顧客対応のDX化を促進するプラットフォーム「Discoveriez」などのDXサービスを提供しており、企業の顧客体験の一貫性・満足度向上につながる体制の構築をご支援しています。現在、経営者・従業員・取引先等、企業をとりまく各ステークホルダーに対して適切な人に適切なタイミングで情報を共有・利活用できる仕組みを構築し、経営改善にアプローチする「SRM(Stakeholders Relationship Management)」にも注力しながら、現場と経営が同時にイノベーションを起こすプラットフォームを構築・提供するリーディングカンパニーを目指しています。
本社所在地 :東京都千代田区飯田橋4-7-1 ロックビレイビル5F
代表者 :代表取締役 横治 祐介
設立:2001年7月
証券コード :4179
事業内容:顧客対応DXプラットフォームの開発・販売、顧客接点データを活用したBI/AIの開発
会社サイト:https://www.gnext.co.jp/
■株式会社スカイディスク 会社概要
2013年の創業以来、製造業を中心に約200社のお客様と450以上のプロジェクトに取り組んできました。そこで得た知見・ノウハウをサービス・プロダクトとして世の中に還元することが私たちの使命だと考えています。
「ものづくりを、もっとクリエイティブに」をミッションに、人が人にしかできない創造的な仕事に打ち込む世界の実現に向けて、AIを活用したDX支援に取り組んでいます。
本社所在地:福岡県福岡市中央区舞鶴2-3-6 赤坂プライムビル4F
代表者:内村 安里(代表取締役CEO)
設立:2013年10月1日
事業内容:AIを活用したDX支援
会社サイト:https://skydisc.jp/
※1 生産計画へのツール導入に関するアンケート…製造業従事者 352名を対象に実施(期間:2021年10月〜2022年6月)。生産スケジューラの導入状況について、導入前(未導入・未検討:35.2%、導入検討中:27.6%)が6割超。導入の前後で課題にぶつかった企業(未導入・過去に検討したことがあるが諦めた:18.5%、導入済・運用に課題がある:17.3%)が約4割を占めました。「導入済・運用もうまくいっている」と回答したのは僅か1.4%に留まりました。
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