東亜薬品工業がサプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire(レジリア)」を導入
株式会社Resilire(本社:東京都港区、代表取締役CEO:津田 裕大)は、当社が開発・提供するサプライチェーンリスク管理クラウドサービス「Resilire(レジリア)」について、東亜薬品工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:増田智英、以下「東亜薬品工業」)が導入したことをお知らせします。
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■ 「Resilire」導入の背景
昨今、医薬品のサプライチェーンにおいて、供給リスクはより顕在化してきています。供給リスクへの対応の課題としては、普段からの潜在的な供給リスクの把握、評価、低減と、供給リスク顕在時における早期検知及び迅速な初動対応と考えます。
この度、東亜薬品工業はサプライチェーン情報の管理基盤としてResilireを導入し最新情報を社内一元管理し、それを関係部門に可視化させることによって上記課題を克服し、以って製品の安定供給体制の一層の推進を図っていきます。
Resilireにはリスク課題対応を実施するうえで必要な機能の多くがそろっており、現状よりも高いレベルでのリスクマネジメントが効率的に行えるものと感じております。また、社内DX推進を行ううえでも重要なシステムとして期待しております。
東亜薬品工業株式会社
常務取締役 経営管理本部長
後藤 忠応
■サプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire(レジリア)」について
医薬品は健康を支える重要な社会インフラですが、その安定供給の実現は難しくなっているのが現状です。特に医療用医薬品については、現在、深刻な供給不安が生じています(2024年10月時点で、全体の約2割が供給停止・限定出荷の状態)。
背景には様々な課題がありますが、サプライチェーンの複雑化はその一因です。製薬企業では、従前に比べ取扱品目は増え、また自社生産から製造委託への切り替えも進んでいます。原料や原薬の調達先は海外への切り替えが進み、サプライチェーンは急激にグローバル化しています。複雑化したサプライチェーンをいかに効率的に管理し、サプライチェーンリスクを低減していくのか、という点は、製薬業界全体の課題になっています。
2025年の通常国会では薬機法の改正も予定されており、医療用医薬品の製造販売業者に関し、安定供給体制管理責任者の設置が義務付けられ、また、安定供給体制確保のための手順書の作成が遵守事項として規定される見込みです。
「Resilire」は、これらの課題の解決を支援するシステムです。社内に散在するサプライチェーン情報を一元管理し、複雑化するサプライチェーンを可視化します。これによりサプライチェーンのどこに潜在的なリスクがあるのか把握しやすくなり、リスク評価やリスク低減活動を円滑に実施できます(サプライチェーン構造をツリー状に可視化する機能:下図)。
また、製造所はマップ上に可視化され、リスクが顕在化した際は自動で通知されます。リスクを効率的に早期検知することが可能です。リスクが顕在化した際にサプライチェーン上の生産影響を自動で調査する機能もあり、在庫確認や代替調達先の検討といった初動対応に関する迅速な意思決定をサポートします。
株式会社Resilireは、「Resilire」を多くの製薬企業に提供することで、製薬業界全体の安定供給体制の構築を支援します。
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■会社概要
・社名:株式会社Resilire
・代表取締役CEO:津田 裕大
・事業内容:サプライチェーン管理サービス「Resilire」の企画・開発・運営・販売
・設立:2018年9月
・本社:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 10F
・企業URL:https://corp.resilire.jp/
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