東京科学大学発ベンチャーPHILDUCTが3億円の資金調達を実施。
〜シリーズA 1stクローズで累計調達額は5億円に。歯科DX・ニューモデルで事業を加速〜
株式会社フィルダクト(本社:東京都港区、代表取締役CEO:金子奏絵)は、株式会社Global Hands-On VC(GHOVC)をリード投資家とする約3億円の第三者割当増資を、シリーズA 1stラウンドで実施したことをお知らせいたします。本調達により、累計資金調達額は約5億円となりました。
フィルダクトは2023年3月に歯科分野での第1号として東京医科歯科大学発ベンチャーに認定。2024年10月1日、東京医科歯科大学と東京工業大学の統合によって東京科学大学が設立されたことに伴い、東京科学大学認定ベンチャー(Science Tokyo Venture)となりました。今回の資金調達を受け、更なる拡大を見据えた歯科矯正プロダクトの強化とアクセシビリティの向上に加え、テクノロジー×歯科技工における大学との共同研究等に取り組み人々のQOLにとって重要なオーラルヘルスの社会実装に尽力してまいります。
・オーラルヘルス市場の課題と展望
近年、グローバルの中でも超高齢社会としての先頭を走る日本において全身疾患予防やQOLの向上の観点から歯科の重要性が特に高まっています。
WHOでも口腔の健康(オーラルヘルス)が全身の健康に大きなインパクトを与えることが言われておりオーラルヘルスを確立する上での歯周病予防、更にその要因の一つでもある歯列不正(悪い歯並び)に対して早期介入が必要とされています。
しかしながら、日本においては歯科矯正の未受診率は人口の約50%以上と海外の先進国に比べ高く、金額等の理由でハードルが高い状態が長年続いていました。
歯科業界のデジタル化"デジタルデンティストリー"の進展によってCADや3Dプリンター等のデジタルを用いて製作される矯正手法であるクリアアライナー(マウスピース矯正)が登場し、より敷居を下げて提供できる機会が到来しています。昨今は、その歯科矯正の新手法により市場規模は拡大している中で、質を担保し安心して生活者が利用できる矯正サービスの必要性がより一層高まっています。
同時に、テクノロジーの進展によってここ10年で高品質かつ均質な医療の提供に向け大きな変化を見せているのがオーラルヘルス市場の特徴です。
・ PHILDUCTの2つのソリューション
■ 3Dテクノロジーで高品質な歯科矯正をもっと身近にする『DPEARL(ディパール)』
DPEARLは、3DプリンターやCADの活用と効率化した独自のワークフロー構築で、従来の歯科矯正提供価格を約2分の1にすることを実現し、現代の生活者のライフスタイルとニーズに即した歯科矯正サービスです。全国60クリニックと提携して検査・通院ができるDPEARL Spotを拡大中。従来と異なり、定期メンテナンスを兼ねた月1通院とオンラインモニタリングアプリのWサポートシステムでサービス提供をしています。
■ 歯科医院向けクラウド管理システム『MediLeap(メディリープ)』
高品質で快適な歯科サービスを届けるためには提供主体である歯科医院のDX化に取り組む必要があります。MediLeapは「歯科医師が医業に集中できる環境を」をコンセプトに、患者カルテ・治療設計シミュレーション、オンライン診療のモニタリング機能などを兼ね揃えたクラウドを全て無料で提供しています。シミュレーションはCT連携や効率的な歯の移動を実現するアタッチメントの種類が豊富でデータドリブンな技工提案を実現します。
・資金調達の背景
フィルダクトは2018年の創業以来、透明マウスピース型の歯科矯正『DPEARL』を主軸としサービスを提供しています。これまで、デジタル革新による3DプリンターやCADの活用と効率化した独自のワークフロー構築で、従来の歯科矯正提供価格を約2分の1にすることを実現し、現代の生活者のライフスタイルとニーズに即した歯科矯正サービスを、提携医院様と共に全国に広げられるものであることを確認してまいりました。そして、現在の歯科矯正・オーラルヘルス市場の急速な成長を背景に、「気軽かつ高品質な歯科矯正」を全国で安定提供できる基盤を作るべく、シリーズAの資金調達を実施しました。
・各投資家からのコメント
株式会社Global Hands-On VC
Founder / Managing Partner 安永 謙 氏
フィルダクトに投資する事になり、大変嬉しく思います。マウスピースによる矯正は様々な会社が提供していますが、患者さん、歯医者さん、更に歯科技工士さんそれぞれのCustomer Successを考えているフィルダクトのサービス、そして経営姿勢に感銘を受けました。矯正という痛みと我慢が必要な治療を、技術も使いながらきめ細やかなサービスに仕立て上げる事。更に、個人事業主中心の歯科医院のDX化を推進し、歯医者さんが本来やるべき仕事に集中できるような環境を提供できるのは、専門家集団であるフィルダクト・チームの大きな強みでもあります。これから海外も含めた展開も楽しみにしています。
株式会社Global Hands-On VC
Founding Partner アレン マイナー 氏
オーラルヘルスは、アルツハイマー、脳梗塞、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、心内膜炎、動脈硬化、低体重児出産、早産など、様々な疾病と関係があると言われています。
フィルダクトにとってマウスピース矯正は、はじめの一歩であり、これから人々のオーラルヘルス改善の為、様々なテクノロジーで貢献していく事を期待しています。
朝日メディアラボベンチャーズ株式会社
パートナー 山田 正美 氏
フィルダクトが展開する「DPEARL」は、データを活用した歯科技工とDXされた提携医院との連携ノウハウで幅広い対応症例と明瞭な価格を実現しています。今後、全国の歯科医院との提携をさらに拡大し、この体験を多くの人に届けることで、オーラルヘルスの普及を一歩前進させることを期待しています。
<引受先一覧>
・株式会社Global Hands-On VC(GHOVC)
・朝日メディアラボベンチャーズ株式会社
<主な既存投資家/個人投資家>
・PKSHA Capital
・W ventures
・Mistletoe
・グロービス G startup ファンド
PHILDUCTはこれまで多くの株主様にご支援いただいております。
前回リリースによる応援文はこちら
・代表のコメント
株式会社フィルダクト
代表取締役CEO 金子 奏絵
今回ご出資をいただいた株式会社Global Hands-On VC様、朝日メディアラボベンチャーズ株式会社様に加えこれまでご出資いただいた株主様、またDPEARLの利用者様、提携医院様に心から感謝申し上げます。創業当初から、「グローバルでno.1のオーラルヘルスソリューションを日本から生み出す」をミッションに掲げ取り組んできましたが今回のラウンドから海外マーケットの知見・高い視座を持った投資家の方々に参画いただき大変嬉しく思います。
フィルダクトは、オーラルヘルス普及の第一歩としてDPEARLをスタートし、全国の提携医院様とともに気軽かつ高品質な歯科矯正を届ける仕組みをつくり提供してまいりました。現在、予防歯科の重要性やデジタルデンティストリーの進行を背景に、歯科矯正市場は消費者・歯科医師の両側面から需要が拡大しています。Philductは今後も、"オーラルヘルスを通じたLivelyの土壌を歯科業界からつくる"ために導入エリアを全国に拡大し、まずはテクノロジー×歯科矯正の分野から、歯科業界の改善にインパクトを与えるべく取り組んでまいります。
・PHILDUCTではビジョン実現に向け、共にする仲間を募集しております。
<募集中のポジション>
PHILDUCTでは下記のポジションを中心に一緒に働く仲間を募集をしております。ぜひカジュアル面談のご応募お待ちしております。
・テックリード
・CGO(グロース責任者)
・新規事業開発(Bizdev)
・セールスマネージャー
・CADデザイナー(歯科技工士)
・経営管理部長
・その他
採用応募リンク:https://www.wantedly.com/companies/company_917215
< その他事業関連のご案内>
■ DPEARLの導入をご検討いただける歯科医院さまへ
初期費用0円・無料で近隣の矯正希望者とマッチングします。下記よりお問い合わせください。
医院さま向けホームページ:https://dpearl.jp/alliance/
■ コラボレート・協業等に関心がある企業さまへ
各種コラボレート・協業・福利厚生導入などのお問い合わせもお気軽にご連絡ください。
info@philduct.com
■ 株式会社フィルダクト
所在地 : 東京都港区六本木4-8-5 2F
代表者 : 代表取締役CEO 金子奏絵
設立日:2018年3月6日
事業内容 : 歯科関連事業、ヘルスケア関連事業
お問合せ先:info@philduct.com
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