外国人観光客に日本酒の風味を分かりやすく伝える 日本酒ソムリエ AI「KAORIUM for Sake」多言語版をリリース!

インバウンド需要急増に対応し、1月23日より続々導入開始

SCENTMATIC株式会社

嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案する SCENTMATIC 株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、インバウンドの増加で急増する外国人観光客を見据えて、表現の難しい日本酒の風味を分かりやすい言葉で伝える AI システム「KAORIUM for Sake」の多言語版を、2023年1月23日 (月)にリリースいたします。今回は、多言語版の第一弾として英語に対応。2023年中には、中国語やその他の言語への展開も予定しています。
※KAORIUM は SCENTMATIC 株式会社の登録商標です。


 期待が高まるアフターコロナのインバウンド需要
 新型コロナウイルス感染拡大により、インバウンド観光産業は未だ厳しい状況が続いていますが、ワクチンの普及や感染状況の落ち着きから訪日観光客の受け入れが再開し、インバウンド回復に大きな期待が寄せられています。コロナ前の2019年訪日外国人旅行者の消費額は約4.8兆円。日本政府としても2030年までに訪日外国人旅行者数を6,000万人まで増加させる目標を掲げています。(※出典:日本政府観光局) さらに、国内消費が落ち込んでいる日本酒ですが、海外では注目度が高まっており、日本酒の輸出量は年々増加傾向にあります。訪日外国人旅行者がもっとも関心を示す日本文化「和食」との抱き合わせで日本酒を提供する飲食店や、外国人旅行者向けの酒蔵体験ツアーを提供する旅行会社も増えています。

   出展:国税庁 酒類の輸出金額の推移について(https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2020/sake_yushutsu/0021001-122.pdf?fbclid=IwAR0HQ-OmBSY8626lfN71oX9uGN8JozmTKNej9mu1INOBEQBN9isxrHhgeS4
 
 多言語版の日本酒ソムリエ AI が、外国人観光客の日本酒選びをサポート! 

 日本酒は酒類の中でも種類が豊富にあり、日本人にとっても「どれを選んで良いか分からない」といった意見が多く、購入ハードルが高い商品です。ましてや外国人観光客となれば、日本語以外の商品情報の少なさや、売り場の外国語 での接客の難しさなどから、日本酒選びのハードルはさらに高くなります。
 
 日本酒ソムリエ AI「KAORIUM for Sake」は、人の感性を日本酒とマッチすることができる AI システムです。「気分から選ぶ」 「味わいから選ぶ」「フードから選ぶ」「ギフトとして選ぶ」といった、4つのメニューからお酒選びをサポートします。
 
 今回は、多言語版の第一弾として、百貨店やスーパーなどでお酒選びをサポ ートする「KAORIUM for Sake」小売店向けサイネージを英語に対応。デバイス左上に表示される「Language」ボタンから日本語と英語を切り替えることができ、全ての機能を英語で利用できるようになります。
 
 
 4つのお酒選びで、外国人観光客の多様なニーズに対応
 KAORIUM for Sake 小売店向けサイネージでは、外国人観光客の多様なニーズに対応し、直感的に選べる4つのメニューから日本酒選びをサポートします。


    左から「気分から選ぶ」「味わいから選ぶ」「フードから選ぶ」「ギフトとして選ぶ」英語表示画面
 
 「気分から選ぶ(Find sake by Mood)」「味わいから選ぶ(Find sake by Flavor)」で
 直感的にぴったりのお酒が見つかる

 「癒やされたい」「気合を入れたい」といった気分や、「個性的」「フルーティ」といった好みの味わいに合わせて、 AI が店頭にある日本酒とのマッチ度を計算し、相性の良い日本酒をレコメンドします。
 
 「フードから選ぶ(Find sake for Food)」で
 食べ物との組み合わせでお酒が選べる

 フードにマッチしたお酒が見つかる「フードから選ぶ」では、AI が店頭にあるフードと日本酒の最適なペアリングを提案します。
 
 「ギフトとして選ぶ(Find sake for a gift)」で
 贈る相手に合った土産物が見つかる

 土産物を贈る相手をイメージし、その人を連想させる言葉「やさしい」「頼もしい」「明るい」などを選択すると、人物のイメージを AI 技術でマッチングし、ぴったりのお酒を導き出し、レコメンドします。

          「気分から選ぶ(Find sake by Mood)」で日本酒を選ぶ操作画面
  

 このように KAORIUM for Sake を使うと、日本酒に詳しくない方でも直感的にぴったりのお酒を探すことができます。 また利用者は、お酒の詳細画面に表示された日本酒の風味マップを見ながら、風味や味わいの特徴をイメージしながら日本酒を選ぶことができます。今回の多言語対応では、英語版をリリースしましたが、2023年中には、さらに中国語やその他の言語への展開も予定しております。多言語対応により、日本国内だけではなく、海外での日本酒販売にも対応できると考えております。また今後は、KAORIUM for Sake「飲食店向けメニューツール」の多言語化を順次行っていく予定です。
 
 日本酒ソムリエ AI「KAORIUM for Sake」 とは 

 日本酒ソムリエ AI「KAORIUM for Sake」は、インター ネット上の膨大な言語表現と人の香りの感じ方を学習した AI に、1万以上の日本酒の風味・感性データと酒ソムリエの感性を融合させた最先端の AI システムです。表現の難しい日本酒の風味を、わかりやすい言葉で表したり、ある言葉に紐づく日本酒を導き出することを可能にします。
 
 消費者が好みの味わいや、なりたい気分に合わせて言葉を選んでいくこと、AI が解析しぴったりのお酒を提案します。これにより、まるで利酒師やソムリエがいるような接客体験が、小売店や飲食店の店頭でも可能になります。また、言葉を意識しながら香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化し(※1)、まだ見ぬ感性への気付きをもたらします。(※1)参照元:「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 ―脳波計測により匂い呈示後 1 秒以内の脳活動の変化を検出―」https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20190322-1.html
 
 【SCENTMATIC 株式会社】 

 セントマティックは、香りを言語化する AI システムを用いて、あらゆるものに “情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団 として2019年に設立しました。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」 に着目し、香りを言語化する AI ツール「KAORIUM」を開発しています。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いにより他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しませんでした。KAORIUM の登場により様々なビジネス上での”香り”の活用が期待できます。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」 によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。
 
 代表者 : 代表取締役 栗栖 俊治
 所在地 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 6階
 URL : https://scentmatic.co.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://scentmatic.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
電話番号
-
代表者名
栗栖俊治
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年11月