東京フィルハーモニー交響楽団、7月定期演奏会(7/23、27、31)では巨匠チョン・ミョンフンを迎え歴史的傑作・ヴェルディ『オテロ』を演奏会形式で上演
2023年7月、東京フィルはイタリアオペラの最高峰・ヴェルディ『オテロ』の音楽を世界的巨匠チョン・ミョンフンの指揮で上演します
公益財団法⼈東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル/所在地:東京都新宿区、理事⻑:三⽊⾕浩史)では2023年7⽉の定期演奏会を東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフンを迎え、シェイクスピアの原作をもとに“オペラ王”ジュゼッペ・ヴェルディが生み出した傑作オペラ『オテロ』を演奏会形式で都内3会場にて上演。世界的なスター歌手グレゴリー・クンデを主役に迎え、国内外から集った実力派の歌手たちが脇を固め、最高の布陣でお届けします。
<あらすじ>
ヴェネツィア共和国の将軍オテロは、若く美しい妻デズデーモナの不貞を疑い始める。旗手のイアーゴが、オテロを陥れるために、デズデーモナのハンカチをオテロの部下カッシオの家に密かに持ち込んだのだ。疑いを吹き込み、ねつ造した証拠で相手を信じ込ませるイアーゴの手口にまんまとはまったオテロは、デズデーモナを愛するがゆえに、疑念と嫉妬でがんじがらめになっていく。ほくそ笑むイアーゴ。純真なデズデーモナは、自らの最期を予見して「柳の歌」を歌い、愛する夫オテロの手にかかって息絶える。侍女エミーリアから全てを明かされたオテロは絶望し自害する。
▷【特別記事】名誉音楽監督チョン・ミョンフン ヴェルディ『オテロ』を語る
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20230419-01.php
▷【Youtube】グレゴリー・クンデ、『オテロ』を語る
https://www.youtube.com/watch?v=gar-iBxYHOs
▷「歴史に遺る偉業」(ぶらあぼオンライン)
https://ebravo.jp/archives/144714
公演情報
◆公演日時・会場
7月23日(日)15:00 Bunkamura オーチャードホール
7月27日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
7月31日(月)19:00 サントリーホール
ヴェルディ/歌劇『オテロ』
全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
原作:ウィリアム・シェイクスピア『オセロー』 / 台本:アッリーゴ・ボーイト
公演時間:約2時間50分(休憩含む)
指揮:チョン・ミョンフン(東京フィル 名誉音楽監督)
オテロ(テノール):グレゴリー・クンデ
デズデーモナ(ソプラノ):小林厚子
イアーゴ(バリトン):ダリボール・イェニス
ロドヴィーコ(バス):相沢 創
カッシオ(テノール):フランチェスコ・マルシーリア
エミーリア(メゾ・ソプラノ):中島郁子
ロデリーゴ(テノール):村上敏明
モンターノ(バリトン):青山 貴
伝令(バス):タン・ジュンボ
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
▶特設サイト
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20230723.php
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【特集】
▷【特別記事】「ヴェルディ+シェイクスピアの奇跡を、今もっとも理解の深いマエストロで体験する〜チョン・ミョンフン指揮 東京フィル『オテロ』への期待」(文=加藤浩子)
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20230522-01.php
▷【Youtube】日本ヴェルディ協会&東京フィル in ぶらあぼオンライン〈ヴェルディ『オテロ』を知る〉vol.1
Vol.2 近日公開!
チケットについて
◆1回券料⾦(定価・税込・全席指定)
SS¥15,000・S¥10,000・A¥8,500・B¥7,000・C¥5,500
※東京フィルフレンズ会員様は10%割引で購⼊いただけます(SS席を除く/受付はお電話のみ)。
※残席状況はお問合せください
◆チケット問合せ
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平⽇10時〜18時/発売⽇を除く⼟日祝休)
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/
チケットのご購入方法について https://www.tpo.or.jp/tickets/purchase.php#go
東京フィルフレンズへの⼊会⽅法など詳細はこちらをご参照ください。
https://www.tpo.or.jp/tickets/friends.php
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))| 独立行政法人日本芸術文化振興会(7/31公演)、公益財団法人アフィニス文化財団、公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団(7/31公演)
後援:日本ヴェルディ協会、日本シェイクスピア協会
協力:Bunkamura(7/23公演)
出演者について
チョン・ミョンフン 東京フィル名誉音楽監督 Myung-whun CHUNG, Honorary Music Director
韓国ソウル生まれ。マンネス音楽学校、ジュリアード音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門第2位。その後ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者。ザールブリュッケン放送響音楽監督および首席指揮者(1984~1989)、パリ・オペラ座バスティーユ音楽監督(1989~1994)、ローマ・サンタチェチーリア管首席指揮者(1997~2005)、フランス国立放送フィル音楽監督(2000~2015。現在は名誉音楽監督)、ソウル・フィル音楽監督(2006~2015)、シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者(2012~)など歴任。1997年に本人が創設したアジア・フィルの音楽監督も務める。2022年6月、イタリア共和国功績勲章であるグランドオフィサーの称号を長年にわたるイタリアの文化発展への貢献に対して受勲。2023年3月、イタリア・ミラノのスカラ・フィルハーモニー管弦楽団として初めての名誉指揮者に就任した。
2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年より桂冠名誉指揮者、2016年9月に名誉音楽監督に就任。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への支援、ユニセフ親善大使、アジアの平和を願う活動など多岐にわたり活躍している。
Born in Seoul, Myung-Whun Chung won the silver medal at the Tchaikovsky International Piano Competition in 1974. After completing conducting studies at the Juilliard School, he served as assistant and subsequently associate conductor to Carlo Maria Giulini at the Los Angeles Philharmonic. Since his appointment as Music Director of the Paris Opera (L’Opéra Bastille) in 1989, Maestro Chung has conducted many prominent orchestras, including the Vienna Philharmonic, the Berlin Philharmonic, and la Filarmonica della Scala. He served as the Music Director of l'Orchestre Philharmonique de Radio France (2000- 2015), the Seoul Philharmonic Orchestra (2006-2015) and the Asia Philharmonic Orchestra, which he founded in 1997. Since 2012, he has been Principal Guest Conductor of the Staatskapelle Dresden. In June 2022, he received the title of Grand Officer of the Order of Merit of the Republic of Italy for his contributions to Italian cultural development over the years. In March 2023, he became the first-ever Conductor Emeritus of the Filarmonica della Scala in Milan.
For the TPO, Maestro Chung was Special Artistic Advisor (2001- 2010), its Honorary Conductor Laureate (2010-2016). Starting September 2016, he was appointed as Honorary Music Director. He is active in education for the younger generations and in promotion of peace especially in Asia through a variety of musical activities and serving as UNICEF Ambassador.
グレゴリー・クンデ テノール(オテロ) Gregory KUNDE, tenor as Otello
国際的なオペラ舞台で現在最も優れた歌手の一人と評価されているアメリカのテノール歌手グレゴリー・クンデは、世界の一流歌劇場に定期的に出演し、最高峰の指揮者、オーケストラと共演している。クンデの功績は数々の賞で認められており、2016年には国際オペラ賞で最優秀男性歌手賞を受賞した。
近年では、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、英国ロイヤル・オペラ、バルセロナ・リセウ大劇場、パリ・オペラ座、モンテカルロ歌劇場等での『オテロ』題名役、ハンブルク国立歌劇場、英国ロイヤル・オペラ、リセウ大劇場での『トゥーランドット』カラフ、メトロポリタン・オペラ『サムソンとデリラ』サムソン、ロサンゼルス・オペラ『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ等として出演。フランス作品やイタリア作品のベル・カント役で高い評価を得た後、現在はヴェルディ他のドラマティックなレパートリーの第一人者としての地位を確立している。ロッシーニとヴェルディそれぞれの『オテロ』を同じシーズンに録音した史上唯一のテノールでもある。
Regarded as one of the most accomplished singers on the international opera stage today, the American tenor Gregory Kunde appears regularly at the most prestigious opera houses around the world, working with conductors and orchestras of the highest caliber. Kunde’s achievements have been recognized with a number of awards, including ‘Male Singer of the Year’ at the 2016 International Opera Awards.
Recent highlights include the title role Otello at the Wiener Staatsoper, the Bayerische Staatsoper, the Royal Opera House, Covent Garden, the Gran Teatre del Liceu, Opéra National de Paris and Opéra de Monte Carlo, Turandot Calaf for Hamburg State Opera, the Gran Teatre del Liceu, Samson et Dalila Samson at the Metropolitan Opera, and Manrico Il Trovatore for LA Opera. Acclaimed throughout his earlier career for his performances in French and Italian bel canto roles, Kunde has now established himself as a leading exponent of many of the Verdi roles and other such dramatic repertoire. Kunde earned the unique distinction of being the only tenor in recorded history to perform both Rossini Otello and Verdi Otello in the same season.
【Youtube】グレゴリー・クンデ、『オテロ』を語る
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。
Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHK ニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』『いないいないばあっ!』などの放送演奏により全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年にBunkamuraオーチャードホールとプロのオーケストラとして日本で初めてフランチャイズ契約を締結。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。海外公演も積極的に行い国内外の注目を集めている。
In 2011, the Tokyo Philharmonic Orchestra celebrated its 100th anniversary as Japanʼs first symphony orchestra. With about 160 musicians, TPO performs both symphonies and operas regularly. TPO is proud to have appointed Maestro Myung-Whun Chung, who has been conducting TPO since 2001, as Honorary Music Director, Maestro Andrea Battistoni as Chief Conductor and Maestro Mikhail Pletnev as Special Guest Conductor.
TPO has established its world-class reputation through its subscription concert series, regular opera and ballet as signments at the New National Theatre, and a full, ever in-demand agenda around Japan and the world, including broadcasting with NHK Broadcasting Corporation, various educational programs, and tours abroad. In March, 2014, TPO became a global sensation in its centennial world tour of six major cities: New York, Madrid, Paris, London, Singapore and Bangkok. In December 2015, TPO held Beethovenʼs 9th symphony concerts in Seoul and Tokyo with Mastro Myung-Whun Chung, with Seoul Philharmonic Orchestra combined into one orchestra. TPO has partnerships with Bunkamura Orchard Hall, the Bunkyo Ward in Tokyo, Chiba City, Karuizawa Cho in Nagano and Nagaoka City in Niigata.
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