12月10日(土) 世界人権デーにNPOカタリバとChange.org Japanが校則見直し及びルールメイキングのコラボイベントを開催
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下 カタリバ)が全国の中学・高校と連携して取り組む対話的な校則見直し「みんなのルールメイキング」は、「変えたい」気持ちを形にするオンライン署名プラットフォームChange.org Japan (チェンジ・ドット・オーグ 以下 Change.org)とコラボイベントを開催します。12月10日(土)世界人権デーに際して、多様な学校・社会にするために必要な対話について、Change.orgスタッフと中高生がともに考え、その内容を一般公開いたします。
■イベント概要
【イベント名】多様な学校・社会にするために必要な対話とは ~共感を生むための伝え方・受けとめ方~
【日時】2022年12月10日(土) 19:00-21:00
【場所】YouTubeライブ配信
【参加費】無料
【申込】
・YouTube一般観覧はPeatixにて無料チケットをお申込ください。
https://peatix.com/event/3418991/view
・報道関係者の方は下記フォームへご入力ください。
※後日アーカイブ視聴URLをお送りすることも可能です。
https://www.katariba.or.jp/report/
【プログラム】
・19:00 チェックイン
・19:15 本日の進行説明(YouTube配信開始)
・19:25 Change.org 遠藤まめた氏 インプットセッション
・19:55 遠藤まめた氏・中高生との全体ディスカッション
・20:25 テーマディスカッション「多様な学校・社会にするために必要な対話とは?」
・20:55 クロージング
【登壇者】
遠藤まめた氏
Change.orgスタッフ・一般社団法人にじーず代表
トランスジェンダー当事者としての自らの体験をきっかけにLGBTの子ども・若者支援に関わる。著書に「先生と親のためのLGBTガイド 〜もしあなたがカミングアウトされたなら」(合同出版)ほか。Change.orgでは、ユース世代をはじめ数多くの発信者をサポートしている。
【モデレーター】
古野 香織
認定NPO法人カタリバ みんなのルールメイキング事務局
大学在学中、18歳選挙権の実現を契機に、若者の投票率向上や政治参加を推進するための活動を開始。学校の中の民主主義と対話の実現こそが主権者教育の第一歩になるのではという思いから、カタリバに入職。
■「校則を変えたいんじゃなくて、納得したいんです」。10代の意見を学校や社会に反映しようとする社会的な動き
1948年12月10日に国連総会において「世界人権宣言」が採択されました。この宣言は前文と30の条文によるもので、各国の憲法や法律に取り入れられるなど、人権保障が世界平和の基礎であるという考え方を世界中に広めました。毎年12月10日は世界人権デーと定められ、今年は74年目となります。
昨今、日本では子どもたちの人権を侵害する恐れがある校則を「ブラック校則」として、全国的に是正する取り組みが盛んに行われました。2021年6月、全国の教育委員会に文部科学省から校則見直しを推進する通達がなされ、今秋には12年ぶりに生徒指導の手引書「生徒指導提要」の改定が予定されるなど、学校校則の在り方が大きく変わろうとしています。
カタリバでは2019年から対話的な校則見直しを全国の中学・高校に届ける「みんなのルールメイキング」事業に取り組んでいます。初年度は3校からはじまり、現在では全国160校以上の学校や自治体と連携して学びを届けています。
ルールメイキングは、生徒が中心となって先生や関係者と対話しながら校則やルールを見直していく取り組みです。立場や意見の違う人たちと、対話から納得解をつくるプロセスを大切にしています。
多くの中高生と対話を重ねていくと「本当は校則を変えたいんじゃない、ただ納得したいだけなんです」といった声を聞くことが増え、校則見直しにおける対話の必要性を感じています。
■「対話」の姿勢を大切にしているChange.orgとカタリバが世界人権デーにイベントを開催
Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)は、2007年にアメリカ・サンフランシスコで誕生し、世界196カ国・4億人に利用されているオンライン署名プラットフォームです。「オンライン署名」を、変化を実現できる立場にいる人(=意思決定者)と対話をつくり出すための手段ととらえ、権力を持たない市民が声をあげることで、社会を変えるきっかけになることを大切にしています。ユーザーからの支援によって運営されており、オンライン署名の立ち上げから賛同まで、すべての機能を無料で利用できます。
日本でも静岡県富士市の高校生が「全公立小中学校にエアコンを導入する」キャンペーンを立ち上げ、実際に富士市が導入したり、富山県のトランスジェンダーの高校生が、男女の区別がつかないジェンダーレスな制服の導入や選択ができるよう県に求め、請願が採択された事例などがあります。
本イベントではChange.orgの署名キャンペーンにて自分の学校のみならず、地域の学校全体を変えたルールメイキング事例などを紹介する他「多様な学校・社会にするために必要な対話」について参加者の中高生・先生とともにディスカッションを行います。10代にとって身近にある社会を変えていくための、さまざまな対話の手段を知ることができるイベントです。
■認定NPO法人カタリバ
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地: 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区・全国)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp/
■お問い合わせ
・取材ご依頼に関するお問い合せは下記フォームよりご登録ください。
https://www.katariba.or.jp/report/
(担当 カタリバ広報 阿部)
・みんなのルールメイキングに関しては下記フォームよりお問い合わせください。
https://rulemaking.jp/inquiry/
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