人気展示「ジオ・コスモス」などをいつでも、どこからでも 「ジオ・オンライン」を本日5月21日に公開

中学・高校の探究学習で使える「探究モード」も搭載

日本科学未来館

日本科学未来館(略称:未来館 館長:浅川智恵子)は、地球の姿を映し出すシンボル展示「ジオ・コスモス」や地球に関するデータに自由にアクセスできる常設展示「ジオ・スコープ」を、いつでも、どこからでもオンラインで体験できるWEBサイト「ジオ・オンライン」を5月21日(水)に一般公開しました。ジオ・スコープには「探究モード」を追加し、中学・高等学校の探究学習で活用することができます。

「ジオ・オンライン」トップ画面

「ジオ・オンライン」では、次の3つのコンテンツが見られます。

「ジオ・コスモス オンライン」

未来館にある実際の「ジオ・コスモス」と同じように、地球の上空を流れる雲の動きを、気象衛星の観測データをもとに映し出します。過去7日間のデータを、拡大や縮小、回転させるなど思いのままに楽しめます。

「ジオ・スコープ オンライン」

今年4月23日にリニューアルした常設展示「ジオ・スコープ」をまるごと体験できます。気候変動や地球環境の未来予測、世界の電力消費量など、20種類の地球に関するデータにアクセスできます。

「ジオ・スコープ 探究モード」

中学校や高等学校の「探究学習」に活用できるモードです。ジオ・スコープに搭載されている20種類のデータを専用のワークシートに沿ってじっくり見ていくことで、探究学習の最初のステップである「課題の設定」につなげます。

ジオ・オンライン

URL

https://gs-online.miraikan.jst.go.jp/

対応言語

日本語、英語

推奨環境

各種WEBブラウザの最新版を推奨

※JavaScriptの使用が許可されている必要があります。

※「ジオ・スコープ オンライン」と「ジオ・スコープ探究モード」は

 スマートフォンに対応していません。パソコン、タブレットをご利用ください。


1.ジオ・コスモス オンライン

刻々と変化するありのままの地球の姿を体感できる常設展示「ジオ・コスモス」。未来館にある実際の展示と同じように、地球の上空を流れる雲の動きを、気象衛星の観測データをもとに映し出します。データは毎日更新され、過去7日間の雲の動きをみることができます。地球を回転させたり、任意の場所を拡大・縮小させたりすることができ、好きな視点で思いのままにジオ・コスモスを楽しめます。

「ジオ・コスモス オンライン」のトップ画像

<参考>常設展示「ジオ・コスモス」

未来館のシンボル展示で、直径6メートルの球体ディスプレイです。実際の気象衛星の観測データからつくられた雲の映像などを映し出します。刻々と変化する地球のリアルな姿を実感できる展示です。

シンボル展示「ジオ・コスモス」

2.ジオ・スコープ オンライン

世界の研究機関から提供されたさまざまな地球に関するデータを、わかりやすくビジュアライズ(視覚化)した常設展示「ジオ・スコープ」。今年4月23日に「変わり続ける地球」をテーマにリニューアルした新ジオ・スコープをそのまま、いつでもオンラインで体験することができます。気候変動や地球環境の未来予測などに加え、ビッグマックの価格変動など人間の活動も加えた20種類のデータにアクセスできます。

「ジオ・スコープ オンライン」のデータ一覧画面

<アクセスできるデータ>

  • Ⅰ.人間の活動に特に関わるもの

    1.世界の人口 2.健康寿命と平均寿命 3.人類のひろがり 4.新生児の死亡率

    5.世界の電力消費量 6.ビッグマックの価格変動 7.土地の使われ方 8.夜の地球

  • Ⅱ.環境の変化に特に関わるもの

    1.エアロゾルの濃度 2. 生物の保全優先度 3.二酸化炭素の濃度 4.140年間の気温変化

    5.2100年までのオゾン層の変化 6.2100年までの気温予測

  • Ⅲ.自然や地球のダイナミクスに特に関わるもの

    1.宇宙から見た雲の動き 2.世界の地震 3.渡り鳥の移動ルート

    4.クロマグロの回遊ルート 5.東日本大震災 前後の揺れ 6.東日本大震災津波のゆくえ

<参考>常設展示「ジオ・スコープ」

さまざまな科学データを来館者が自由に閲覧できる常設展示として2011年に公開し、今年4月にリニューアルしました。生物の生態の季節変化や気候変動、地球環境の未来予測などの多彩なデータを通して、地球規模の変化を楽しみながら直感的に理解することができます。

常設展示「ジオ・スコープ」画面

3.ジオ・スコープ 探究モード

高等学校「総合的な探究の時間」や中学校「総合的な学習の時間」(探究学習)で活用していただくことを想定したモードです。画面に表示される専用のワークシートに沿って20種類のデータをじっくり見ていくことで、探究学習の最初のステップである「課題の設定」につなげていきます。指導者用に3時間分の学習展開例も用意していて、「課題設定」に向けた「情報の収集」、「整理・分析」、「まとめ・発表」のプロセスが体験できます。科学的な視点で身のまわりのことに問いを持ち、探究的に考える姿勢を育む機会としてご活用ください。

「ジオ・スコープ 探究モード」のワークシート画像

「ジオ・スコープ 探究モード」アドバイザーからのコメント

・田村 学 氏 (文部科学省 初等中等教育局 主任視学官)

「ジオ・スコープ探究モード」は、地球規模のデータに出会い、ワクワク、夢中になるところから始まります。きっと子供たちの主体性を引き出してくれるでしょう。対話を重ねることで友達の視点も取り入れながら、自分らしいテーマを見つけることが期待できます。

・三田 大樹 氏 (國學院大學 人間開発学部 准教授)

ジオ・スコープ探究モードは、子供たちの好奇心を刺激する最新の科学データの宝庫です。子供たちはもちろんのこと、先生方にとっても、探究的な学びを核とした授業づくりの際の有効なツールとなるでしょう。特に、総合的な学習(探究)の時間における課題設定場面におすすめです。


クレジット(敬称略、所属・肩書は公開時点)

コンテンツ企画開発

株式会社ムラヤマ / Whatever Co.

「探究モード」協力

田村学(文部科学省初等中等教育局)

三田大樹(國學院大學人間開発学部)

ウェブアクセシビリティ協力

植木真(株式会社インフォアクシア)


日本科学未来館

〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6
TEL:03-3570-9151 FAX:03-3570-9150
URL:https://www.miraikan.jst.go.jp/

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会社概要

URL
https://www.miraikan.jst.go.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
埼玉県川口市本町4-1-8 川口センタービル
電話番号
03-3570-9151
代表者名
橋本和仁
上場
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資本金
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設立
1996年10月