フィジカル派?バーチャル派?ドッチモ派?すべてを叶える「ハイブリッド・オフサイトPPA」登場
~2025年4月より提供開始~
株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:都築実宏、以下、エナリス)は、企業向け脱炭素ソリューションブランド『eneGX(エネジーエックス)』の提供ソリューションとして、事業環境や市況に合わせて「フィジカルPPA」と「バーチャルPPA」の自由な切り替えが可能な「ハイブリッド・オフサイトPPA」をリリースします。提供開始は、2025年4月からの予定です。
【 フィジカルPPAとバーチャルPPA 】
オフサイトPPAは、企業や自治体などの法人と発電事業者が結ぶ、長期の再生可能エネルギー買い取り契約です。自社で発電設備を保有することなく、長期間にわたって再生可能エネルギーを確保することが可能になるため、導入する企業が増えている再生可能エネルギー調達手段です。近年重視される傾向にある“追加性”も認められています。
オフサイトPPAには、電力と環境価値を一緒に調達するフィジカルPPAと、環境価値のみを調達するバーチャルPPAの2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
フィジカルPPAは、基本的に買い取り単価を固定するため、長期間、安定した価格で再生可能エネルギーを購入できるというメリットがあります。一方で、電力を伴う取引のため、需要拠点と紐づいた契約になり、発電拠点と需要拠点が同一エリアであるという縛りや、余剰電力が発生するリスクなどがあります。こうしたフィジカルPPAのリスクを軽減できるものが、バーチャルPPAです。環境価値のみを取引するバーチャルPPAは、電力の市場売却価格に応じた差金決済が生じるため価格の安定性に欠けますが、条件面の柔軟性が高く、拠点に縛られないことが魅力です。
【 エナリスの「ハイブリッド・オフサイトPPA」 】
フィジカルPPAは、電力供給を伴うため小売電気事業者を介する必要があります。他方のバーチャルPPAは、法人と発電事業者が直接契約を結ぶことが可能ですが、差金決済や非化石証書移転等の煩雑な業務が必要になります。
今回提供を開始する「ハイブリッド・オフサイトPPA」では、各PPA契約で必要とされる業務にエナリスがまとめて対応することで、契約期間中の「フィジカルorバーチャル」の自由な切り替えを可能にしました。小売電気事業者(エナリス子会社のエナリス・パワー・マーケティング)とアグリゲータ、両方の機能を持つエナリスだからこそ提供できるソリューションです。
事業環境や市況により柔軟に調達手段を選択することができるため、オフサイトPPA導入における最大のハードルである“長期契約”の不安を低減します。また、当初より包括的に契約することで、「オリジナルオフテイカーの維持」が可能となるため、RE100を目指す企業の方にもおススメです。
エナリスがアグリゲータとして発電事業者に必要とされる発電量予測などの運営業務や差金決済処理などを代行しますので、発電事業者にとってもメリットのあるサービスです。
【サービス概要】
■サービス名称 ハイブリッド・オフサイトPPAサービス
■提供開始時期 2025年4月提供開始予定
■提供エリア 全国(沖縄・一部離島除く)
■特徴
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利用企業、発電事業者、エナリスで結ぶ長期間の再生可能エネルギー買い取り契約
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利用企業は、契約期間中、フィジカルPPAとバーチャルPPAを市況や事業環境に合わせて切り替えることが可能
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発電事業者は、バーチャルPPAで必要となる運営業務が不要
■その他
フィジカルPPA・バーチャルPPAのいずれの場合も、エナリスで(不足分の)電力供給を行うことが可能です
エナリスは、ハイブリッド・オフサイトPPAサービスの提供を通し、再生可能エネルギー主力電源化および脱炭素社会の実現に貢献します。
《ハイブリッド・オフサイトPPAに関する企業の方のお問い合わせ先》
E-mail: easervicesite2@eneres.co.jp
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