支援の届かなさが半数超に及ぶ深刻な実態生活保護受給者の7割が「年末年始に強い不安」
448名の調査で明らかになった、年末年始の生活苦と支援アクセスの壁
格安スマホサービス「誰でもスマホ」を提供する株式会社アーラリンク(本社:東京都豊島区、代表取締役:高橋翼)は、生活保護を受給している方を対象に、「年末年始の生活不安と支援利用の実態」に関するアンケート調査(有効回答数:448件)を実施しました。同社は、通信料金の滞納などによりスマホを持てない方が、再び社会とのつながりを取り戻すことを支援する「リスタートモバイル市場」の第一人者として事業を展開しております。
調査の結果、年末年始に「とても不安」「やや不安」と答えた人があわせて71%、暖房費としての月1,500円加算について「足りていない」と感じる人が約7割にのぼるなど、年末年始特有の家計・孤立・支援アクセスの課題が明らかになりました。また、炊き出しやフードパントリー、医療・メンタルヘルス支援、相談窓口などの支援についても、「全く知らない」と回答した人が4〜5割に達しており、支援そのものが“届いていない”実態が浮き彫りになりました。
【 調査結果のポイント 】
・年末年始に「不安がある」人は71%(「とても不安」34%、「やや不安」37%)
・食事・物資の支援を「全く知らない」人が51%
・相談窓口・住まい支援・医療支援でも4割前後が「全く知らない」
・冬季の暖房加算(月約1,500円)について、「あまり足りていない」「まったく足りていない」があわせて71%
・年末年始の困りごとは、「食費」(56%)「暖房費・光熱費」(51%)「孤独感・寂しさ」(34%)が目立つ
今回の調査で回答いただいた448名の生活保護受給者の方々の年代は以下の通りです。

【 年末年始の支援の認知 】

炊き出し・フードパントリー、相談窓口、住まい支援、医療支援など、年末年始にも利用可能な支援について尋ねたところ、「全く知らない」が4〜5割にのぼり、支援の存在が広く届いていない実態が明らかになりました。一方で「内容をよく知っている」は1割前後にとどまり、支援情報へのアクセス格差が大きいことが分かります。必要な支援があっても認知に至らず、利用につながらない傾向が強く示されました。
【 支援の利用経験 】

各種支援の利用経験は、どの支援でも「利用したことがある」がおよそ3割前後にとどまりました。一方、「利用したことはないが興味はある」が3〜4割と高く、潜在的ニーズは大きいことが分かります。「よく分からない」や「利用したいと思わない」も一定数おり、情報不足や心理的抵抗も影響していると考えられます。支援の存在を知っていても利用に至らない“つながりの断絶”が見えてきました。
【 支援利用のハードル 】

支援を利用する際のハードルとして、最も多く挙げられたのは「どこでやっているのか分からない」(61%)でした。また「申し込み方・利用の仕方が分からない」(50%)、「場所や時間が合わない」、「行くのが恥ずかしい」など、情報取得の困難さと心理的負担の双方が壁となっています。体調不良や人間関係の不安など個人要因も見られ、支援が“存在しても届かない”構造的な課題が浮かび上がりました。
【 年末年始の不安 】

年末年始の生活に対する不安を尋ねたところ、「とても不安」(34%)と「やや不安」(37%)を合わせ7割以上が不安を抱えていることが明らかになりました。一方、「不安はない」と答えた人は約2割にとどまります。相談先が休むことへの不安、年末特有の出費増、強まる孤独感などが多く挙がり、年末年始が生活保護利用者にとって特に負担の大きい時期である実態が浮き彫りとなりました。
【 期末一時扶助の使いみち 】

年末に支給される期末一時扶助については、「日用品・生活必需品」(44%)、「公共料金の支払い」(40%)、「防寒対策」(36%)が上位となり、生活維持に直結する用途が中心でした。「物価高で足りない」「特別なことには使えない」といった声も多く、年末の特別な出費より、日常生活を繋ぐために使われている実態が明確でした。
Q「期末一時扶助」によるお金で、何か特別なことをする予定は?(自由回答)
「何かあった時に残したいが難しいと感じます。」(40代)
「物価高もあり、金額的にはまったく足りていないのが現状です。」(50代)
「就職活動の交通費にあてます。」(60代)
「もらえるだけでありがたいが、すぐに無くなる金額です。」(60代)
【 暖房費1,500円の評価 】

冬季加算として生活保護費に上乗せされる約1,500円の暖房費について、「まったく足りていない」(44%)、「あまり足りていない」(27%)と、約7割が不足を感じていました。「厚着で我慢」「電気毛布だけ使う」「光熱費が怖くて暖房をつけられない」など、健康に影響しかねない節約を強いられている様子が多く見られ、寒冷期の生活環境の厳しさが浮き彫りとなっています。
Q 1,500円で暖房代は足りていると感じますか。(自由回答)
「電気代を抑えるために、昼間は公共の場に出るようにしている。」(20代)
「室内で厚着をして凌いでいます。」(40代)
「服の重ね着や布団を被って白湯をたくさん飲んでいます。」(60代)
「最近電気ストーブを買いましたが、まだ使っていません。光熱費を安くするために耐えています。」(50代)
【 年末年始の困りごと 】

年末年始に特に困ることとして、「食費」(56%)「暖房費・光熱費」(51%)が最も多く、経済的な負担が際立ちました。加えて「孤独感・寂しさ」(34%)、「相談できる相手がいない」(20%)など、心理的・社会的孤立も顕著です。「役所が休みで相談先が分からない」も一定数おり、年末年始に複合的な不安が高まる状況が示されました。
Q年末年始に、特にどのようなことで困りごとが多いですか。(自由回答)
「イベントが多いのに多いのにお金が足りない。」(40代)
「正月と言っても普段の日と変わらない、おせちやお酒などはもっての外。」(50代)
「病気になったときに、病院が休みなこと。」(60代)
「1人で年越し蕎麦を食べて除夜の鐘を聴いて過ごすのは寂しい。」(60代)
【調査概要】
・調査名:年末年始の生活不安と支援利用の実態調査
・調査期間:2025年11月27日~12月6日
・調査方法:全国の「誰でもスマホ」利用者へWEBアンケートフォームを送付
・有効回答数:448名
・調査対象:20代以上の生活保護受給者
●引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「誰でもスマホ リサーチセンター」が実施した調査結果によると…」
今回の調査は、年末年始に強い不安を抱えながらも、支援情報が届かず孤立している方が少なくない現状を明らかにしました。通信は命綱であり、支援や相談につながるための重要なインフラです。
誰でもスマホは、行政や支援団体と連携しながら、生活保護利用者の皆さまに必要な情報と安心を届ける架け橋であり続けたいと考えています。
代表取締役 高橋 翼



「誰でもスマホ」とは、クレジットカードがなくても審査なしで契約できる格安スマホ・携帯電話サービスです。過去に携帯料金の滞納歴がある人でも利用しやすく、通信に困っている人々の生活をサポートすることを目指しています。
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【会社概要】

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会社名 |
株式会社アーラリンク |
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本社 |
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-21-14 NTT新池袋ビル9階 |
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代表取締役 |
高橋 翼 |
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事業内容 |
1. 電気通信事業 2. 電気通信設備の貸与、又は販売 3. 通信機器及び周辺機器に関する企画、開発、販売、貸与、運用び保守 4. 上記各号に附帯関連する一切の業務 |
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