インボイス未だ7割の起業家が未登録!その理由・創業手帳が起業家に独自調査
請求書処理業務の注意点やポイントをまとめた「インボイス実務チェックシート」をリリース
インボイス制度について「賛成か反対か」について聞いてみると、
384件のうち、261件の起業家・経営者が「反対」と回答し、全体の68%を占める結果となっています。
日々多くの起業家や経営者からのコメントをお寄せ頂いている創業手帳においても、「経理や税理士を中心に、事務負担があまりにも大きすぎる」「小売業などで納品の度に請求がある場合、外注費が日払いである場合などについては請求書等にインボイス記載の有無の確認が必要で対応に追われる」といった反対意見がある一方、「そもそも課税売上が1000万円以下は納めるべき消費税を免除するなんて事が可笑しい」といった意見も出てきており、インボイス制度については賛否両論となっていることが言えます。
また、インボイス制度への登録を済ませたかどうかについて回答を求めたところ、
有効回答数348件中126件は登録を済ませているとし、全体の63.8%を占める222件はまだ登録を済ませていないことがわかりました。
インボイス登録をまだ済ませていない222件の理由として最も多かった答えとしては「事業・取引や売上に影響がないから」と答えた方が121件と全体の半数を占め、次に「制度がよくわからない」と答えた方が57件と全体の1/4を占める結果になりました。
この結果から、インボイス制度についてきちんと理解をして登録をしないと判断されている方が半数を超えていることがわかりますが、一方で、1/4の人はまだ制度をきちんと理解していなく、どうすればいいかわからないために登録をしていないのではないかということも読み取れます。
インボイス制度については、様々なお悩みごとも創業手帳へ寄せられています。
「日々、仕事が多忙でインボイスに対応できないまま10月に入ってしまいました」
「売上が1000万円以下なので登録しないでおこうとしたが、取引をしている業者から、インボイス登録をしていた方が良いと聞いた」
「インボイス導入でこれからのクラウド管理とかが難しそうで悩んでいる」
「会計ソフトをどうしたらよいか迷っている」
インボイス制度はまだ始まったばかりですが、まだまだ制度の浸透が行き渡っておらず、理解不足のまま施行されている印象を受けます。
「個人的にはインボイスはやらないといけないものだと思いますが、制度からおいていかれている人がいることもまた事実。海外ではインボイス制度は基本的に導入されているため遅かれ早かれ導入が進むと思われます。一方小さい事業者にとっては負担が増える面もあります。またよく分からないので様子見をしている層も、いまだに結構います。既に事業が行われている会社の場合、会計担当や税理士、取引先の多さなどから導入が比較的進みやすいが、起業・フリーランスの層は人材や知識が足りないため導入が遅れやすいことが調査で浮き彫りになったと思います。」(調査を実施した弊社、創業手帳・代表取締役大久保幸世)
創業手帳では内閣府の起業家アンケートなどにも協力し官邸ホームページや新聞社にも取り上げられており、起業家を網羅している件数と信頼性が評価されています。今回のアンケートにおいても起業家の声を届けるためのプラスになれば幸いです。
また、日々の請求書処理について最低限の確認ポイントを見やすくまとめた「インボイス実務チェックシート」も無料で提供しています。
詳細:https://sogyotecho.jp/invoice-checksheet_lp/
▼今回の独自調査についての詳細は下記ページで公開しています。
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