【はたらきかたラボ調査】第4回目のテーマは、時間。仕事もプライベートも両方大切にしたいZ世代。半数以上が、毎日自由な時間を「充分とれていない」と回答。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』(https://tenshoku.mynavi.jp/)と、Z世代(※)を対象としたシンクタンク組織『Z総研』の共同プロジェクト『はたらきかたラボ』では、Z世代の「時間×働き方」について、調査を行いました。
※ジェネレーションZ世代(1995年以降生まれの若年層)
※ジェネレーションZ世代(1995年以降生まれの若年層)
■『はたらきかたラボ』とは
『マイナビ転職』を運営するマイナビのZ世代社員と、Z総研に所属するリアルZ世代メンバーたちが主体となり、Z世代の働き方や生き方を調査データから導き出すプロジェクトです。毎月テーマを決めてアンケートを実施し定量的な調査をするとともに、座談会でZ世代の生の声を聞くことで、Z世代を取り巻く状況、理想の働き方や生き方を紐解いていきます。
第4回目の調査は、Z世代の「時間に対する意識」を深堀りするため、Z総研が運営するリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーへのアンケートを実施。その結果をもとに『マイナビ転職』の若手社員とZ総研メンバーが座談会を行いました。
<調査概要>
調査時期:2022年5月21日~5月25日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国男女18~25歳 151名
<『はたらきかたラボ』オンライン座談会>
実施:2022年6月2日
参加者:マイナビ転職メンバー3名、Z総研コミュニティ所属メンバー3名、はたらきかたラボ所長 道満綾香(Z総研) 計7名
~ Z世代の「時間×働き方」調査結果 ~
TOPICS①:Z世代の1日の「自由な時間」は1〜3時間が多数。
座談会で『はたらきかたラボ』メンバーに同様の質問をしたところ、6人中2人が「充分とれている」と回答。理由を尋ねると、「毎日1〜2時間くらい自分の好きな時間や、好きなことに使える時間がある」(26歳・社会人3年目・女性)とのことでした。また「全然とれていない」と回答した座談会メンバーについては「自由な時間が3〜5時間くらいほしいが、実際は忙しくて2時間程度しかない」(24歳・社会人3年目・男性)といった、毎日自由な時間が全くないわけではないが理想的ではないという意見も出ました。
さらに、“自由な時間”の定義について座談会メンバーに尋ねてみると「ご飯を食べたりシャワーを浴びる生活のための時間とは別の、映画を見たり小説を読んだりする時間」(25歳・社会人4年目・女性)や「何も考えずに過ごせる時間=自由な時間」(24歳・社会人3年目・男性)とのことでした。
TOPICS②:自由な時間は「動画をながら見」して過ごすのが一般的
座談会でも6人中5人が自由な時間は「Youtubeや映画を見ている」と回答。さらに深掘りして聞いてみると「バックグラウンド再生機能を活用してYouTube見ながらネットニュースを読んだり、野球速報の経過を見たり複数のことを並行しながら過ごしている」(25歳・社会人3年目・男性)と、動画を見ながら他のことをして過ごすという意見もありました。
また「友人と電話をする」という意見も多く、直接会わずに電話をするのはどうしてなのかを尋ねると「移動時間などの会う労力を考えると、直接1時間話して解散するよりも2~3時間電話で話す方が良い」(25歳・社会人3年目・男性)や「平日は時間があまりないので、会うより電話でコミュニケーションを取ることの方が多い。仕事終わりに電話して寝落ちしてしまい、そのまま朝まで繋げっぱなしということがよくある」(24歳・社会人3年目・女性)など無料の通話アプリが普及していることもあってか、時間のない中でも友人との仲を深める手段として電話が選ばれている印象でした。
TOPICS③:仕事もプライベートも両立させたいZ世代
『はたらきかたラボ』メンバーにも仕事とプライベートの理想のバランスを聞いてみると、「0:10」でプライベート最優先の人も中にはいたものの「6:4」や「4:6」という意見が大半を占めました。「やりたい仕事ができているから楽しいけれど、忙しい日が続くと疲れてしまう。仕事が嫌になるというより、バランスを取った方が体調面や精神的に良いと感じるので4:6が理想的なバランス」(23歳・社会人2年目・女性)や「毎日定時とまではいかなくとも、なるべく早く帰って仕事もプライベートも充実させたい」(24歳・社会人3年目・男性)、「自分は絶対にプライベート重視派。趣味を充実させるために仕事を頑張っている。」(26歳・社会人3年目・女性)など、人それぞれ何を重視するかについて意見は分かれたものの、仕事とプライベートを両立させたいと感じている人が多く見られました。
TOPICS④:自己肯定感が上がることで仕事の満足度も高まる
最後に『はたらきかたラボ』メンバーに「仕事で充実感を持つのはどんな時ですか?」と尋ねてみると、「数字として成果が出た時や面談で上司からいい評価をもらえた時」(24歳・社会人3年目・女性)や、「会社の人に褒められたり、サポートをした営業社員からいい報告を受けた時。自分の仕事に価値が生まれた瞬間はすごく充実感がある」(25歳・社会人3年目・男性)など、人から認められることが仕事の充実感に繋がっていることが分かりました。
反対に「充実感を感じられないのはどんな時か?」についても聞いてみると、「仕事量が多くなり、限られた時間でこなすことで精一杯になってしまう時は達成感や充実感を感じられなくなる」(26歳・社会人3年目・女性)や「何もやることがない状況や、誰にでもできる仕事しかやれていない時」(22歳・社会人2年目・女性)など日々の業務に追われていたり、自分の存在価値を感じられないと、充実感を得にくいことが分かりました。
総括:Z世代の「時間×働き方」とは
「若い世代はプライベートを重視派が多い」というような先行調査もありますが、今回の調査では、仕事とプライベートの理想のバランスは「4:6」と「5:5」が最も多く、どちらかの時間を犠牲にすることなく両方を充実させたい人が比較的多いことが分かりました。また、その根底には「プライベートの充実がいい仕事にも繋がる」といった考えがあることも分かりました。
さらに、友人と電話でコミュニケーションを取ったり、動画を流しながら他のことをして過ごす“ながら見”をするなど、仕事とプライベートどちらも重視しているからこそ、決められた時間を有効に活用する姿勢もみられました。
今後もはたらきかたラボでは、Z世代の志向や意識を様々な角度から調査し、理想の働き方や生き方を紐解くべく、活動を続けてまいります。
■「はたらきかたラボ」メンバー
URL:https://www.zet.tokyo/
https://tenshoku.mynavi.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
はたらきかたラボ 運営事務局(Z総研内)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-27-8 エムズ原宿3F(N.D.Promotion内)
MAIL:info@zet.tokyo
担当:道満
『マイナビ転職』を運営するマイナビのZ世代社員と、Z総研に所属するリアルZ世代メンバーたちが主体となり、Z世代の働き方や生き方を調査データから導き出すプロジェクトです。毎月テーマを決めてアンケートを実施し定量的な調査をするとともに、座談会でZ世代の生の声を聞くことで、Z世代を取り巻く状況、理想の働き方や生き方を紐解いていきます。
■第4回調査 「時間について」
第4回目の調査は、Z世代の「時間に対する意識」を深堀りするため、Z総研が運営するリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーへのアンケートを実施。その結果をもとに『マイナビ転職』の若手社員とZ総研メンバーが座談会を行いました。
<調査概要>
調査時期:2022年5月21日~5月25日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国男女18~25歳 151名
<『はたらきかたラボ』オンライン座談会>
実施:2022年6月2日
参加者:マイナビ転職メンバー3名、Z総研コミュニティ所属メンバー3名、はたらきかたラボ所長 道満綾香(Z総研) 計7名
~ Z世代の「時間×働き方」調査結果 ~
TOPICS①:Z世代の1日の「自由な時間」は1〜3時間が多数。
アンケートで「毎日、“自由な時間”は充分にとれていますか?」と尋ねたところ43.6%が「充分とれている」と回答。一方で51.5%が「あまりとれていない」と回答し、意見が分かれました。また「現在、どのくらい“自由な時間”がありますか?」という質問では、「1時間以上2時間未満」が最も多く、次いで「2時間以上3時間未満」という結果になりました。
座談会で『はたらきかたラボ』メンバーに同様の質問をしたところ、6人中2人が「充分とれている」と回答。理由を尋ねると、「毎日1〜2時間くらい自分の好きな時間や、好きなことに使える時間がある」(26歳・社会人3年目・女性)とのことでした。また「全然とれていない」と回答した座談会メンバーについては「自由な時間が3〜5時間くらいほしいが、実際は忙しくて2時間程度しかない」(24歳・社会人3年目・男性)といった、毎日自由な時間が全くないわけではないが理想的ではないという意見も出ました。
さらに、“自由な時間”の定義について座談会メンバーに尋ねてみると「ご飯を食べたりシャワーを浴びる生活のための時間とは別の、映画を見たり小説を読んだりする時間」(25歳・社会人4年目・女性)や「何も考えずに過ごせる時間=自由な時間」(24歳・社会人3年目・男性)とのことでした。
TOPICS②:自由な時間は「動画をながら見」して過ごすのが一般的
「1日の“自由な時間”の中で、どんなことに一番時間を使っていますか? 」という質問を自由回答で聞いたところ、「YouTubeやNetflixを見る」といった動画系のサービスを利用しているという意見に加えて、「インスタを始めとしたSNSのチェックをする」「友達と連絡を取る」「メイクの練習をする」といった意見がありました。友人とコミュニケーションを取る人もいれば、1人の時間を大切にする人もいるなど、人それぞれ自由な時間の過ごし方については違いが見られました。
座談会でも6人中5人が自由な時間は「Youtubeや映画を見ている」と回答。さらに深掘りして聞いてみると「バックグラウンド再生機能を活用してYouTube見ながらネットニュースを読んだり、野球速報の経過を見たり複数のことを並行しながら過ごしている」(25歳・社会人3年目・男性)と、動画を見ながら他のことをして過ごすという意見もありました。
また「友人と電話をする」という意見も多く、直接会わずに電話をするのはどうしてなのかを尋ねると「移動時間などの会う労力を考えると、直接1時間話して解散するよりも2~3時間電話で話す方が良い」(25歳・社会人3年目・男性)や「平日は時間があまりないので、会うより電話でコミュニケーションを取ることの方が多い。仕事終わりに電話して寝落ちしてしまい、そのまま朝まで繋げっぱなしということがよくある」(24歳・社会人3年目・女性)など無料の通話アプリが普及していることもあってか、時間のない中でも友人との仲を深める手段として電話が選ばれている印象でした。
TOPICS③:仕事もプライベートも両立させたいZ世代
さらにアンケートで「仕事(バイト・学業含む)とプライベートの理想のバランスを教えてください。(仕事:プライベートの順番で回答)」という質問では、「4:6」と「5:5」が20.2%と最も多く、Z世代は仕事もプライベートもどちらも同じくらい充実させたい傾向が強いことがわかりました。
『はたらきかたラボ』メンバーにも仕事とプライベートの理想のバランスを聞いてみると、「0:10」でプライベート最優先の人も中にはいたものの「6:4」や「4:6」という意見が大半を占めました。「やりたい仕事ができているから楽しいけれど、忙しい日が続くと疲れてしまう。仕事が嫌になるというより、バランスを取った方が体調面や精神的に良いと感じるので4:6が理想的なバランス」(23歳・社会人2年目・女性)や「毎日定時とまではいかなくとも、なるべく早く帰って仕事もプライベートも充実させたい」(24歳・社会人3年目・男性)、「自分は絶対にプライベート重視派。趣味を充実させるために仕事を頑張っている。」(26歳・社会人3年目・女性)など、人それぞれ何を重視するかについて意見は分かれたものの、仕事とプライベートを両立させたいと感じている人が多く見られました。
TOPICS④:自己肯定感が上がることで仕事の満足度も高まる
最後に『はたらきかたラボ』メンバーに「仕事で充実感を持つのはどんな時ですか?」と尋ねてみると、「数字として成果が出た時や面談で上司からいい評価をもらえた時」(24歳・社会人3年目・女性)や、「会社の人に褒められたり、サポートをした営業社員からいい報告を受けた時。自分の仕事に価値が生まれた瞬間はすごく充実感がある」(25歳・社会人3年目・男性)など、人から認められることが仕事の充実感に繋がっていることが分かりました。
反対に「充実感を感じられないのはどんな時か?」についても聞いてみると、「仕事量が多くなり、限られた時間でこなすことで精一杯になってしまう時は達成感や充実感を感じられなくなる」(26歳・社会人3年目・女性)や「何もやることがない状況や、誰にでもできる仕事しかやれていない時」(22歳・社会人2年目・女性)など日々の業務に追われていたり、自分の存在価値を感じられないと、充実感を得にくいことが分かりました。
総括:Z世代の「時間×働き方」とは
「若い世代はプライベートを重視派が多い」というような先行調査もありますが、今回の調査では、仕事とプライベートの理想のバランスは「4:6」と「5:5」が最も多く、どちらかの時間を犠牲にすることなく両方を充実させたい人が比較的多いことが分かりました。また、その根底には「プライベートの充実がいい仕事にも繋がる」といった考えがあることも分かりました。
さらに、友人と電話でコミュニケーションを取ったり、動画を流しながら他のことをして過ごす“ながら見”をするなど、仕事とプライベートどちらも重視しているからこそ、決められた時間を有効に活用する姿勢もみられました。
今後もはたらきかたラボでは、Z世代の志向や意識を様々な角度から調査し、理想の働き方や生き方を紐解くべく、活動を続けてまいります。
■「はたらきかたラボ」メンバー
「Z総研」は、株式会社N.D.Promotion(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:金丸雄一 以下「N.D.Promotion」)、株式会社オールブルー(本社:東京都港区 代表取締役CEO:助野太祐 以下「オールブルー」)ならびに、株式会社マテリアル(本社:東京都港区 代表取締役社長:青﨑 曹 以下「マテリアル」)が運営する、国内初のZ世代を対象としたシンクタンク組織です。"ジェネレーションZ"をターゲットとしたすべての企業、商品にとって最良のマーケティングパートナーとなり、ナレッジ・コンサルティングの提供をすることはもちろん、企画・コンテンツのプロデュース、クリエイティブを通じたソリューションの実施までワンストップで提供させていただきます。
URL:https://www.zet.tokyo/
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https://tenshoku.mynavi.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
はたらきかたラボ 運営事務局(Z総研内)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-27-8 エムズ原宿3F(N.D.Promotion内)
MAIL:info@zet.tokyo
担当:道満
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