「カルティ ロープレ」、データで"見える"人材育成を実現するダッシュボード機能を正式リリース

〜育成状況を可視化し、現場に根ざしたフィードバックと成長支援を実現〜

株式会社Sapeet

株式会社Sapeet(本社:東京都港区、代表取締役社長:築山 英治、以下Sapeet)は、生成AIを活用したロールプレイングシステム「カルティ ロープレ」に、ロープレの実施状況や成果を可視化するダッシュボード機能を新たにリリースしました。本機能では、各メンバーのトレーニング状況や変化の兆しを数字として捉えることができ、現場に即した育成判断や個別フォローのきっかけをつくります。属人的になりがちな育成プロセスに、一定の基準と振り返りの視点を取り入れることで、組織全体での育成の質を高めやすくなります。

背景と目的

近年、人材育成における「成果の可視化」や「育成の属人化解消」は、多くの現場で共通のテーマとなっています。

特に営業や接客など、実践的な場面でのスキルや経験が成果を大きく左右する職種においては、トレーニングの質やその結果が個々に委ねられてしまいがちで、組織として育成の成果をどう捉えるかが難しい状況がありました。

Sapeetでは、AIアバターとの対話型ロープレが可能な「カルティ ロープレ」を通じて、時間や場所に縛られず、実践的なトレーニングを提供してきました。今回リリースしたダッシュボード機能は、その積み重ねを数字として蓄積・振り返るための仕組みです。各メンバーのロープレ実施状況と結果を分析・可視化し、そのデータをもとに効果的な教育方針を立てることができます。これにより、人材育成を「勘と経験」から「データに基づく科学的なアプローチ」へと進化させ、企業の成長を支援します。

ダッシュボード機能の特徴

1. ロープレ実施状況の可視化と活用傾向の把握

部門・チーム・個人といった単位でロープレの実施状況を確認できます。月ごとの実施回数や利用時間、全体の活用度の推移を可視化することで、育成の進捗を把握しやすくなります。従来は見えづらかった「どのシーンのロープレがどれだけ取り組まれているか」が明確になり、教育リソースの配分や改善の検討に役立ちます。

2. スコアと成長傾向の可視化

各シーンのスコアや変化量を視覚的に把握できるため、メンバーごとの習熟度や成長傾向が明確になります。その情報をもとに、伸び率の高いメンバーやハイパフォーマーの兆しを早期に見つけやすくなり、成果を出している人の対応パターンを共有することで、育成の再現性も高まります。また、苦手な場面や対応力のばらつきも見えるため、一人ひとりに合わせた育成方針を立てやすくなります。

3. ロープレ記録・AIによるフィードバックの確認

ダッシュボードから気になるロープレの文字起こしや動画、AIによるフィードバックを確認できるので、改善された箇所や苦手分野が明確になり、限られた時間でも効果的な育成が可能になります。

4. 実施状況の変化の検知

実施頻度やスコアの増減など、行動変化の兆しを定点的に確認できます。継続的な取り組み状況やその変化傾向を継続的に観察できるため、行動パターンの変化を捉える材料として活用できます。

5. シナリオ別傾向とスキル項目の整理

よく使用されているシナリオやスコアが高い・低い場面を可視化することで、現場で重点的に使われている対応パターンやトレーニング内容が整理されます。こうしたデータは、研修内容の見直しや、顧客満足・売上向上との関連性を捉える際にも活用でき、人材育成が経営にどう貢献しているかを具体的に示す材料となります。

導入効果

すでに「カルティ ロープレ」を導入している企業からは、育成の効率化や教育内容の標準化といった点で、ポジティブな声が寄せられています。実際に、ある企業では導入後に売上が前期比160%に増加したという報告もありました。

今回のダッシュボード機能の追加により、以下のようなさらなる効果が見込まれています。

教育工数の削減・人的介入の質向上

管理者が研修の実施状況やスキルの習得状況を手作業で確認する必要がなくなり、基本的なフィードバックもAIが担うことで、本来注力すべき指導やフォローに専念できます。

育成評価の客観性向上・研修品質の平準化

感覚に頼らず、トレーニングデータをもとに進捗を確認できるため、評価やフィードバックの透明性が高まります。担当者や実施タイミングによるばらつきも抑えられ、安定した研修品質の実現につながります。

従業員ケアの強化・離職リスクの早期把握

日々の行動データの変化を通じてメンバーのモチベーションや状態の変化を早期に察知しやすくなります。必要なタイミングでのフォローや声かけにつなげることで、離職リスクの低減や組織の安定的な運営に寄与します。

今後の展望

今回のダッシュボード機能は、ロープレの実施状況を数字で振り返ることを可能にする仕組みですが、単なる分析ツールにとどまるものではありません。組織全体で育成の成果を見つめ直し、それぞれの強みや課題に向き合うための「共通言語」として活用されることを意図しています。

Sapeetでは、「カルティ ロープレ」を単なるロープレ代替ツールではなく、育成現場の可能性を広げる基盤と捉えています。AIが一定の品質で基本的な教育タスクを担うことで、育成担当者が創造的・戦略的な業務に集中できる環境を整え、現場のスピードや柔軟性を支えます。また、成長の兆しや苦手な傾向が数値やログとして現れることで、より的確なフォローのきっかけも生まれやすくなっています。

今後は、予測分析や業界別の分析モデルの開発を進め、各業界の特性に即した育成支援の実現を目指します。加えて、表情や感情といった非言語情報にも注目し、言葉では捉えきれない現場での反応を明らかにすることで、深い育成支援の実現を目指します。多言語対応も視野に入れながら、さまざまな現場や国・地域で活用されるプロダクトとして、今後も進化を続けてまいります。

株式会社Sapeetについて

Sapeetは、AIで企業独自のベテラン知見を解析し、競争優位性につながるコア業務の価値を増幅・拡張するExpert AI事業を運営する、東京大学発のベンチャー企業です。AI身体分析技術や生成AI技術など、独自の技術をわかりやすく使いやすいシステムとして提供し、幅広い事業者様のAIと人間の協業体制構築をトータルでご支援します。

 会社名:株式会社Sapeet
 所在地:東京都港区芝五丁目13番18号 いちご三田ビル8階
 代表者:代表取締役社長 築山 英治
 URL:https://sapeet.com/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝5-13-18 いちご三田ビル8階
電話番号
-
代表者名
築山英治
上場
東証グロース
資本金
2億3200万円
設立
2016年03月