~新工法CLTログハウスに注目集まる~ 富山県主催の 「木造公共建築講座勉強会」で、「CLTログハウスの大型保育園施設」が題材に

ログハウス構法での大型非住宅という新奇性と希少性とともに、木をふんだんに使った純木造建築事例として注目を集め、今回、富山県主催の「木造公共建築講座勉強会」の題材となりました。

株式会社アールシーコア

CLTログハウスとは? 直交する木材を組み合わせたCLT材を利用し、外壁・内壁に木を現わし利用する合理的なログハウス構法。高精度CLT(JAS)長尺材により、大型非住宅施設に対応するこれからの構法  ※2024年3月末竣工予定

 SDGs/脱炭素など環境配慮意識の高まりや、2019年建築基準法の一部改正に「木造建築の推進」が盛り込まれたこと等を背景に、「非住宅での木造建築」が増加し、先駆的な建築事例に注目が集まっています。2025年開催の大阪万博でもCLTを活用した個性豊かなパビリオン建築が進んでいます。

 ログハウスNO.1(※1)の「BESS」を主宰する株式会社アールシーコア(東京都渋谷区 代表取締役社長 二木浩三)は、この流れを受け、富山県富山市上滝にCLTパネルを使用したログハウス構法で大型保育園施設「上滝こどものもり」を建設中です。

 上滝こどものもりは、木材利用が低位であった都市部や非住宅分野において、木材利用を高めるための実証的な取り組み提案を行う、(一社)全国木材組合連合会「都市木材需要拡大事業」の採択を受けています。森林が人工林を主体に利用期を迎えている中、この豊富な森林資源を活かして木材需要の拡大による林業・木材産業の成長産業化を図っていくことを目指しています。CLT材を用いたログハウス構法の事例は全国で5例目(※2)と少なく(当該物件を含めて)、富山県では初。ログハウス構法での大型非住宅という新奇性と希少性とともに、木をふんだんに使った純木造建築事例として注目を集め、今回、富山県主催の「木造公共建築講座勉強会」の題材となりました

◆講座は、2/29(木)富山市大山会館で行われ、地元工務店や設計者、木造技術者など約30名が参加。竣工間近の希少な木造物件の見学とともに、これからの可能性を秘めたCLTログハウスについて、技術解説及び、木材表わしの魅力、材料供給・施工留意点、ログハウス構法の特長などが伝えられました。

◆講師:株式会社アールシーコア BESS事業本部 商品本部 池田 均 (一般社団法人日本ログハウス協会専務理事)(一般社団法人木のいえ一番協会 技術開発委員長)(日本CLT協会 委員会参加)

第一部 CLTログハウス 見学風景
第一部 CLTログハウス 見学風景
第二部 CLTログハウスの技術解説風景

木造建築の中で異彩を放つログハウス構法。これから、各種施設の木造建築需要

に木を現わしで使う「圧倒的な木質感」と「ハード性能」でアピールが可能になります。

<CLTログハウスについて>

● ログハウスは、直行する木材を組み合わせ、外壁・内壁に木を現わし利用する合理的な構法。

● 当該物件は、外壁に国産桧12㎝幅(3cm×4ピース)のCLT材を使用 。木材現わしならではの、圧倒的な木質感と温かみ、ハード性能が大きな魅力です。

● 木を組み合わせる単純な工法により、RC造、S造に比べ短工期、かつ、施工コストも低く抑えることができます。

● CLTログハウスは、SDGs、循環型社会の創造に貢献する新工法で、3階建てまでの大型施設にも対応し、保育園、学校、木造マンション、福祉施設など、木の雰囲気が喜ばれる施設において、今後の市場拡大に期待が持てます。

● CLTログハウスの技術解説については一般社団法人 日本CLT協会 の「CLTログハウス」解説ページをご参照ください。ログハウスの変遷から、CLTログハウスの可能性などがご確認いただけます。

https://clta.jp/document/detail/remodelingwg_loghouse_20231113/

<(株)アールシーコアについて>

  アールシーコアは、かつては山小屋や別荘の代名詞だったログハウスを、マシンカットの導入、防火認定の取得、告示の改正などの技術開発を進め、一般住宅に普及させる中核を担ってきており、CLTログハウスにおいてもその可能性を追求していきます。アールシーコアは、CLTを用いたログ材の特許権を有しています(※3)。 

※1)2021 年 4 月~2022 年 3 月国内シェア 57%、国土交通省「丸太組構法建築確認統計」より当社算出

※2)自社調べ :一般社団法人日本ログハウス協会 専務理事池田均氏にヒヤリング (2023年12月現在)

※3)「CLTを用いたログハウス用木材(特許7169690)」

  ※「CLTログハウス」及び「CLTログ」は、株式会社アールシーコアの登録商標です。

<問い合わせ>

(株)アールシーコア 特建事業室 河内・池松・松島

TEL: 03-5990-4082  メール:sp-business@rccore.co.jp

富山県農林水産部 森林政策課 木材利用推進係

TEL: 076-444-3388  メール:ashinrinseisaku@pref.toyama.lg.jp

<物件概要>

・建築地:富山県富山市上滝字南割502番3、外13筆

・敷地面積:1761.01㎡ (建ぺい率60%、容積率200%)

・延床面積:417.05㎡ (1F286.85㎡、2F130.00㎡)

・建物用途:保育園、地域集会所

・工法 :木造丸太組構法 (CLT利用)

・CLTログ材 :国産桧(外壁/間仕切り:幅120㎜×高さ400㎜)

・竣工:2024年3月 予定

・オーナー :社会福祉法人 大山保育会 (理事長 杉森 達朗様)

・設計/施工:株式会社アールシーコア

木の空間が広がるイベントホール

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会社概要

株式会社アールシーコア

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URL
https://www.rccore.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
東京都渋谷区猿楽町10‐1 マンサード代官山6F
電話番号
03-5990-4070
代表者名
壽松木 康晴
上場
東証スタンダード
資本金
-
設立
1985年08月