【MUFG】MUFG工芸プロジェクト本格スタート~パリ・京都での巡回展や若手作家を応援
「MUFG工芸プロジェクト」は、パーパス「世界が進むチカラになる。」の実現に向けた取り組みの一環として、日本の伝統的な工芸の文化や技術の継承に寄り添い、そこから変化の時代に必要なイノベーションを学び発信することを目的に展開しているプロジェクトです。
巡回展の様子と今後の展開予定
本企画展は8月の東京を皮切りに、パリ、京都など、国内外の都市で開催されました。
今後は、工芸アートフェア金沢や、MUFGの大阪ビル・名古屋ビルなどでも開催していく予定です。
<今後の開催情報>
・工芸アートフェア金沢:2023年12月1日~12月3日
・MUFG大阪ビル:2024年1月18日~1月26日(予定)
・MUFG名古屋ビル:2024年2月19日~2024年3月1日(予定)
Forbes JAPAN 30 UNDER 30 MUFG特別賞
本プロジェクトでは、伝統的な工芸技法を用いながら、新しい価値を生み出そうとしている若手作家を応援しています。2023年8月にForbes Japan主催の、世界を変える30歳未満の日本人を表彰する企画「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」と協働しMUFG特別賞として若手工芸作家を表彰しました。[1]
受賞者は、吹きガラスの技法を用いる田中里姫氏、ガラスに蒔絵を描く藤田和氏、溶解させた金属を用いる外山和洋氏の3名です。
日仏フォーラム2023に参加
日仏フォーラム(日本経済新聞社主催/2023年9月26日開催)は、日本・フランスの両国から政財界人、学識経験者、文化人などが集い、ビジネス分野の交流を促進し、文化の相互理解を深めるイベントです。
MUFGはそのキーセッションの一つとして、「MUFG工芸プロジェクト『ものづくりの伝統と革新-ビジネスのヒント』」というトークセッションを開催しました。
セッションでは、秋元雄史氏(東京藝術大学名誉教授、ベネッセアートサイト直島元アーティスティック・ディレクター)、細尾真孝氏(株式会社細尾代表取締役社長)、Hélène de Buhren氏(19M/CHANEL開発ディレクター)、Aska Yamashita氏(Montex/19M/CHANELアートディレクター)によるパネルディスカッションを行い、三菱UFJ銀行パリ支店副支店長の塚田章之が進行役を務めました。
ディスカッションでは、工芸の伝統、現代美術やものづくりにおける工芸の位置づけ、革新の必要性、日本とフランスの工芸技術の類似点などについて意見が交わされました。
特に熱い議論を呼んだのは、芸術と工芸(ものづくり)の未来に関する話題です。秋元氏は、「職人気質が日本人の思想の根幹にいかに深く関わっているか」を説明し、工芸の衰退に歯止めをかけるには、古いものと新しいものの矛盾を受け入れながら創造的イノベーションを起こし、新しい市場を生み出す必要があると語りました。
続いて塚田が、「伝統と革新」 についてビジネスの視点からの解説を行い、現代的な市場に対する工芸の変革からビジネスにも応用可能な教訓を得ることができると述べてディスカッションを締めくくりました。
本プロジェクトでは、今後も国内外で巡回展を開催するほか、作り手の方々が伝統を守りながら革新・挑戦するための機会の創出や工芸文化や技術の保存・継承に取り組む団体への寄付・協賛などを通して、工芸の継承と発展を支援していきます。
[1] 「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」MUFG特別賞 受賞者インタビュ-:
「若手作家が見据える工芸の革新と可能性」
https://forbesjapan.com/articles/detail/65320?s=ns
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