【柏ITS推進協議会】柏の葉地区で地域回遊性向上とビジネスモデルを検証する実証調査を採択しました
調査事業の背景
柏ITS推進協議会では、柏市をフィールドに2019年より自動運転バスの公道走行実証実験を実施しています。全国的に見ても例の少ない、長期に及ぶ公道での実証実験であり、今後も自動運転サービスの実現に向けた実証実験を展開していく予定です。長期的な自動運転による移動サービスの維持を考えた場合、技術的な実証だけではなく、周辺住民、利用者に対する交通需要調査や行動変容を可能にさせるサービスなども含めた、回遊性を踏まえてのビジネスモデルの検証が不可欠です。このため、ビジネスモデルを検証するための実証調査事業を募集しました。
調査事業の目的
今後展開される自動運転による移動サービスと一体となったまちづくりに関して、多様な関係者を包摂した新たな取り組みを実施していく際には、取り組みを通じて、実際にどのような行動変容が生じているのかを「見える化」していくことが不可欠であり、「見える化」におけるITS技術の活用が期待されます。そこで、R5年度では柏の葉地域を対象とした、地域回遊性に関する実証調査を実施します。
選出事業者
以下の事業者を選出いたしました。次項以降は選出事業者による提案となります。
■scheme verge株式会社(所在地:東京都文京区、代表:嶂南達貴)
同社HP:https://www.schemeverge.com/
実証調査の内容について
設定したスポット間での回遊実態の調査、スタンプラリー等の回遊促進施策による行動変容の把握実証調査を実施します。
【実証手法】スタンプラリー(交通と目的地連携のアプリによる回遊施策)
日程 | 11月30日頃から約1カ月~3カ月ほどの実施を想定 |
対象者 | 柏の葉近隣住民、周辺利用者など |
目的 | Horai上でスタンプラリー施策を実施し、行動履歴や人流等のデータを収集 |
【本実証実験の実施体制】
実施主体 | 柏ITS推進協議会 中心市街地活性化部会・公共交通部会 |
協力 | 三井不動産株式会社、東武バスセントラル株式会社、柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK) |
スタンプラリー実施予定施設 | 東武バス「柏の葉キャンパス〜柏の葉公園循環」バス停、KOIL 16 Gate、KOIL LINK GARAGE、柏の葉かけだし横丁、柏の葉公園など |
使用アプリについて
本実証調査では、柏ITS推進協議会の会員である東京大学発ベンチャー企業scheme verge(スキームヴァージ)の提供する交通・目的地連携型アプリ「Horai」を活用します。住民の多くが持つスマートフォン及び安価に構築可能なNFCによるタッチポイントを通じてスタンプラリー施策を構築します。利用者の行動履歴や人流データなどを収集し、交通利用と目的地利用の相関性や相互の送客効果などを分析することで、交通と目的地を一体化したビジネスモデル構築に役立てます。
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