【大阪工業大学】未利用熱を有効活用「熱電発電」の新素材を開発
本学ホームページ連載「研究力」№2を配信 応用化学科 村田理尚准教授
1. 教 員:村田理尚准教授(むらた・みちひさ)
2. 所 属:工学部応用化学科
3. テ ー マ:未利用熱を有効活用「熱電発電」の新素材を開発
4. U R L:https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/pickup/2_K-murata.html
村田理尚准教授 村田研究室で開発したn型熱電フィルム
【研究の概要】
熱から電気を生み出す「熱電発電」は社会から出る排熱を有効活用できるため、カーボンニュートラルの実現に貢献すると関心を集めています。発電装置となる「熱電変換素子」にはn型半導体とp型半導体が使われており、効率よく発電するための素材開発が進められています。このうちn型半導体は、安定した品質で作ることが難しく、十分に研究が進んでいません。村田准教授は塗布・製膜できるタイプのn型半導体の開発に取り組み、世界的に注目される性質を示す新素材を生み出し、熱電フィルムを作製しました。インクのようにプリンターを使って半導体を製造できるので、従来に比べてコストを抑えることが期待できます。また、熱電フィルムという形態は人間の腕などに巻き付けて使えるため、体温を電源とするヘルスケア用品などへの利用も可能となります。
【WEB連載「研究力」】
● 会話形式の平易な文体に図や動画を多用し、先端の研究を分かりやすく説明
● 本学の200研究室から毎月1教員を紹介
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像