【AI技術の発展を止めてでも厳しく規制すべきだと思う?】男女500人アンケート調査
AI技術の発展への懸念に関する意識調査
株式会社 R&G(埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)は、全国の男女500人を対象に「AI技術の発展への懸念に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
AI技術は、私たちの暮らしや仕事のあり方を大きく変えつつあります。
便利さや効率の向上が期待される一方で、「本当に安全?」「ちょっと怖い」と不安を感じる人も少なくありません。
そこで今回、株式会社R&G( https://r-andg.jp/ )が運営するR&Gの特定技能外国人採用サポート( https://r-andg-saiyou.com/ )は、全国の男女500人に「AI技術の発展への懸念」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、メディアスケッチ株式会社代表取締役の伊本貴士氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社R&G」の公式サイトURL( https://r-andg.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:全国の男女
調査期間:2025年12月9日~18日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性302人/男性198人)
回答者の年代:20代 15.6%/30代 27.2%/40代 25.8%/50代 20.8%/60代以上 10.6%
【調査結果サマリー】
・AI技術は規制すべきだと思う人は73.6%
・AI技術は発展を止めてでも規制すべきと思う理由は「悪用を防ぎたい」
・AI技術はある程度規制すべきと思う理由は「ルールの下で発展させたい」
・AI技術は現状維持がいいと思う理由は「現状維持で大きな問題がない」
・AI技術は発展を優先すべきと思う理由は「プラス面が大きい」
・AI技術に関して不安なこと1位は「誤情報による混乱が起きる」
AI技術は規制すべきだと思う人は73.6%

全国の男女500人に「AI技術は規制すべきだと思うか」を聞きました。
その結果、「発展を止めてでも規制すべき(8.6%)」「ある程度規制すべき(65.0%)」と答えた人が合わせて73.6%にのぼりました。
全体としては、「AI技術に関しては何らかの規制が必要だ」と考える人が多数となっています。
<発展を止めてでも規制すべきと思う理由は「悪用を防ぎたい」>

発展を止めてでも規制すべきと思う43人に理由を聞いたところ、1位は「悪用を防ぎたい(23.3%)」でした。2位「AIを暴走させたくない(18.6%)」、3位「人間の能力を守る(11.6%)」が続きます。
・AI技術を活用した新たな犯罪が発生しているため、犯罪の道具にもなるAI技術は、発展を止めてでも厳しく規制するべきだと思うからです(40代 男性)
・AIの急速な普及で仕事が奪われ、人の判断や感情が軽視され、人間味が薄れる恐れもある。制御を失えば人間が支配される危険もある(40代 女性)
・今の時点で十分人類はAIで便利な暮らしをしています。今以上を求めると人類は考えることをやめて、AIに頼り切った生き物になってしまい、脳が衰退して人類の進化は止まると思います(30代 女性)
・雇用の機会が大幅に失われる。クリエイターの尊厳も保たれない(20代 女性)
全体的には「AIそのものが悪い」というよりも、急激に広がることで人間や社会が混乱してしまうことへの不安が強く表れています。AIは便利な一方、使い方次第で人を傷つけたり混乱を招いたりもできるので、心配する声が目立ちました。
一方「AIが暴走して人間の手に負えなくなり、混乱をもたらすのではないか(シンギュラリティが起こるのではないか)」という漠然とした不安をもつ人もいます。シンギュラリティについては、AI技術そのものに対する不安です。
<ある程度規制すべきと思う理由は「ルールの下で発展させたい」>

ある程度規制すべき(規制すべきだが発展は止めない)と思う325人に理由を聞いたところ、1位は「ルールの下で発展させたい(24.9%)」でした。僅差で2位「悪用を防ぎたい(24.3%)」が続きます。
・現状は法整備のないまま誰でも使えるものになっており便利だが、著作権侵害やプライバシー管理などに、一定の規制は必要と考えるので(40代 女性)
・AI技術は「医療」「環境問題」「効率の改善」など多くの課題を解決する可能性があるので、発展の勢いを完全に止めてしまうのはもったいないと思うからです。ただ兵器への転用やディープフェイクによる問題を防ぐための規制は必要だと思います(40代 男性)
・仕事でも私用でもAIは活用しており、どんどん発展はしてもらいたいです。懸念点がある場合には、懸念部分だけ規制すればいいと思います(60代以上 女性)
「役に立つから発展してほしいけど、懸念もあるから適度に規制したい」という声が多数。AIの利便性や可能性を前向きに評価しつつも、「無秩序な拡大には歯止めが必要だ」という意識が読み取れます。
安心安全と、技術発展・利便性のバランスをとりたいという感覚をもつ人が多いのですね。「発展そのものを止めるのではなく、明確なルールや法整備のもとで悪用を防ぎ、安心して活用できる環境を整えたい」という姿勢です。
<現状維持がいいと思う理由は「現状維持で大きな問題がない」>

現状維持がいいと思う理由のダントツは「現状維持で大きな問題がない(45.3%)」でした。2位は「プラス面が大きい(18.8%)」、3位は「規制以外で対応できる(10.9%)」となっています。
・現状で規制が必要なほど大きな問題は発生していないと感じていて、順調に発展している分野だと感じているので、現状くらいがいいのではないか(40代 男性)
・現段階ではデメリットよりもはるかにメリットのほうがあると思うから(50代 女性)
・民間人が「軍事行動」「地球環境破壊行動」などを行える可能性が高くなれば厳しく規制するべきとは思います。ただ現状はまだ至っていないと思うので、現状維持です(50代 男性)
・正直なところわからないので、現状維持を選びました(30代 女性)
現時点でAIに関して大きな問題を感じていない人からすれば、あえて変える必要はないという感覚になります。「仕事を奪われる」「個人情報が流出するかも」「悪用されるかも」といった懸念を感じていないのであれば、AIの技術はただただ便利です。
AIはすでに生活や仕事の中で役立っておりメリットが大きいと感じていて、かつ「深刻な被害や混乱はまだ身近に起きていない」という認識の人も多いとわかります。
また何かしらの問題が起きたとしても、モラルや使い方など技術に対する規制以外で対応できると考えている人もいました。
なお「現時点ではわからない」という声も複数あり、判断材料がなく、保留のようなかたちで現状維持を選んだ人もいます。
<発展を優先すべきと思う理由は「プラス面が大きい」>

発展を優先すべきと思う理由の圧倒的1位は「プラス面が大きい(51.5%)」で、半数以上から票を集めました。
・AIの発展はもう止められない。なくてはならないものとなるため、規制したとしても時代に取り残される可能性が高いため(30代 男性)
・新しい技術は、とにかくまず使ってみて、使いながら出てきた問題に後から対応していくものだと思っています。人間の作るルールはどうしても遅くて、倫理とか道徳とかを先に言い出すと、技術の進みが止まってしまいそう(50代 男性)
・とても便利で、使い方を間違えなければ今後とても役立つ(60代以上 女性)
AIのメリットを高く評価しているため、規制は必要ないと考えている人が多くなりました。AI技術の可能性に期待しているため、発展を止めてしまうのはもったいないと感じるのですね。
また今の社会や生活においてAIはなくてはならない存在になっており、発展を止めるのが現実的ではないという意見も。
「規制を強めすぎると時代や競争から取り残されてしまうのでは」という現実的な危機感も見られました。
AI技術に関して不安なこと1位は「誤情報による混乱が起きる」

「AI技術に関して不安なこと」の1位は「誤情報による混乱が起きる(36.8%)」でした。2位「安全性が気になる(26.8%)」も20%以上で多くなっています。3位「雇用が減る(15.0%)」、4位「依存する人が出てくる(13.8%)」が続きます。
AI技術そのものへの拒否感というより、使われ方に対する不安が中心となっています。
<1位 誤情報による混乱が起きる>
・AIが誤ったことを学習したことによる誤情報の出力と、誤情報を信じたユーザーによる拡散(20代 男性)
・本物とAIの区別がつかなくなること。ニュースやドラマの中でも、フェイク画像やフェイク動画を見かけるようになり、何が本当で何が嘘なのかわからなくなってしまうほど、AIの技術は発展してきていると思います。本当なのか嘘なのかが全然わからなくなるとしたら、とても恐ろしいと感じます(40代 女性)
・海外政治家の偽AI動画が出回ったりしていて、影響力のある人物が偽動画で言っていたことを信じてしまうのは危険。娯楽にしても、何が本当か信じられなくなる。YouTubeなどで生成AIによる「クマが人に懐く動画」があった。信じてしまったら、クマを手懐けようとして被害にあうことも起こりえる(50代 女性)
「AIが生み出したものと本物の区別がつかなくなってきた」という経験をして、誤情報の広がりに不安をもつ人も多くなりました。
誤った情報が、人の生死や信条、差別、偏見などに関わるようなものだと、生命の危機や争いにつながりかねません。「嘘を信じてしまう」と同時に、「真実を信じられなくなる」という問題も起こります。
誤情報による混乱を防ぐためには、「AI側で生成物を明示する」「AI生成物の検知技術を向上させる」といった対策が望まれます。同時にユーザー側が、ネットやSNSの情報を疑い、慎重に確認するという姿勢をもつことも重要です。
<2位 安全性が気になる>
・個人情報が知らないうちに学習されて、他の利用者に伝わってしまうことが怖いなと思います(20代 女性)
・AI技術によって、個人の居住やパーソナルな情報が漏洩しないか心配している。先日「AIに一般人の名前を提供し、住所を探すよう指示したところ、半分以上の割合で現住所や過去住所を特定した」というネットニュースを見た。予期せぬ情報漏洩が起こるリスクを認識する必要があると感じた(30代 女性)
・「学習されない」と指定をしても、システムはブラックスボックスなので、営業情報などの漏洩を懸念している。そのため機密情報は入力しないよう注意している(40代 男性)
とくに個人情報や機密情報の扱いについて、不安を感じている人が多くなりました。
現在の生成AIでは「入力した情報を学習しない」という設定ができます。しかし、見えないところで使われているのではないかという疑いを捨てきれない人もいます。
ニュースを通じて、AIが想像以上に個人を特定できた事例を知って、不安になった例もありました。ユーザーとしては、自衛のために個人情報・機密情報を入力しないよう注意する必要があります。
<3位 雇用が減る>
・仕事の喪失。イラストについては、「実際に紙に描かれたもの」でないと、価値を失うのではないかと思ってしまう(30代 女性)
・AI技術が急速な発展をすることで、生身の人間の必要性が失われることを懸念します。仕事がなくなるという点が重要な懸念材料だと思います(40代 男性)
AIが便利になるほど、ビジネスにおいて人が不要になるのではないかという不安も強くなります。
すでにAIを導入して人員削減したり、イラストレーターへの依頼をやめて生成AIでイラストを作ったりする企業もあります。そのため雇用喪失や仕事の減少を、現実的な不安として捉えている人も多くなりました。
回答からは、仕事そのものだけでなく、「人が担ってきた役割や意味が失われるのでは」という感覚も見られました。
<4位 依存する人が出てくる>
・便利すぎて、自分の頭で考えられなくなりそうなこと。自分はすでに依存しかけていると感じるときがあります(50代 女性)
・依存だと思います。AIで全て完結できる世の中にはなってきておりますが、考えることをやめてしまうため、とくに若い子はダメだと思います(40代 男性)
AIに仕事を任せたり相談したりすることで、AIへの依存度が高まっていると実感している人もいます。
具体的には「AIに頼りすぎて、自分で考えることをしなくなった」「AIと結婚するのは、精神的な依存のひとつ」などの回答が寄せられています。便利さゆえに判断や思考を委ねてしまい、主導権がどちらにあるのかわからなくなったり、自分の力が衰えていったりする感覚が、危機感につながっています。
学生や子どもなど若い世代への影響を心配する声もあり、幼いころからAIの利用が習慣化することへの危惧も見られました。
<5位 悪用される可能性がある>
・悪用すると簡単に人間が人間をだませる時代だから、小さな詐欺だけでなく、スケールの大きな詐欺被害も出てくると思うと恐ろしいです(40代 女性)
・AIを使った、巧妙で大量の人が被害にあうような犯罪が起きること(50代 男性)
生成AIによる画像や動画は、エンタメではなく詐欺などに悪用されることもあります。例えば、有名人が詐欺まがいの投資を勧める動画などが作られ、動画広告などで再生されることがありますね。
詐欺やなりすましが巧妙化し、被害の規模が一気に広がるのではないかという不安をもっている人も多くなりました。技術がハイレベルであるほど、悪用を前提にした安全設計が求められます。
<6位 倫理面での問題がある>
・「AIなのにAI設定せずに投稿」などのモラル崩壊(30代 男性)
・「AIの行動が倫理的に正しいか」の検証が難しくなっていくこと。「人権など守られるべきことをAIが遵守しているか」「誤った価値観のAIがある場合、正しく検証できるのか」は問題になるだろう(50代 男性)
ユーザー側の倫理観における問題としては「悪用」はもちろん、「AI生成なのにウォーターマークやタグをつけない」といった行動も含まれます。AIで作ったものを隠す行為や、責任の所在が曖昧になる状況が、問題だと感じているのですね。
ユーザーの倫理観への不安が多く寄せられた一方、開発者の倫理観について不安を抱いている人もいました。価値観の偏ったAIを作成することも技術的には可能なので、開発者側の倫理観も問われています。
<7位 権利が侵害される>
・著作権がからむ音楽や画像生成の分野で、我が物顔する人が増えること(30代 女性)
・クリエイターが作ったものを勝手にちょうだいしてるので、著作権的に問題かなって思います。しっかり許可を得てから使用するか、引用元に報酬を分配すべきです(50代 男性)
とくにクリエイターの権利が侵害されることについて、強い懸念を抱いている人もいました。クリエイターがアイデアやスキルや時間をつぎこんで完成させた作品でも、やろうと思えば生成AIによっていとも簡単に学習され、似たような作品が吐き出されてしまうからです。
学習元になったことに対する対価も発生せず、権利が侵害されていると感じているクリエイターは少なくありません。ユーザーの配慮だけでは解決が難しいため、開発者側がデータの出どころや報酬の仕組みを明確にすることが欠かせません。
まとめ
AI技術に対する考え方は一様ではなく、立場や感じているリスクによって異なることがわかりました。
規制を求める声の背景には、「誤情報や悪用による社会の混乱」「雇用への影響」といった不安があります。一方で「AIの利便性や今後の発展可能性への期待」「過度な規制によって発展が遅くなることへの懸念」も寄せられています。
規制を求める声はあっても、AIを全面的に排除すべきという声は少なく、安心して使いたいという思いが見えました。
■伊本貴士氏の考察
AIはツールであり、良い影響を与えるか悪い影響を与えるかは、利用する人間次第だという面があります。すでにフェイクニュースやフェイク画像の問題が多く発生しているため、社会全体である程度のルールは必要だと私も思います。
一方で、行きすぎた規制はAIによる産業発展の足かせになりかねないという懸念もあり、国際的にさまざまな問題に直面しながら、長い年月をかけて試行錯誤しつつ、規制と発展の適切なバランスを探していくと思われます。これはインターネットやSNSなどの登場時にも発生したことであり、現代社会は慣れている部分もあるので、アンケート結果を見ても、皆さんは冷静にAIについて捉えていると思います。
また、アンケート結果では雇用に関する不安もありますが、人は未知のものに本能的に恐れを抱くので、それを解消するためにはAIを利用しながら、AIについて知ることが大事だと思います。その上で、将来におけるAIと人とのあるべき役割分担が見えてくると思います。
▼監修者紹介

伊本 貴士
メディアスケッチ株式会社 代表取締役、サイバー大学 客員准教授
NECソフト株式会社(現 NECソリューションイノベータ株式会社)、フューチャーアーキテクト株式会社を経て、メディアスケッチ株式会社を設立。
企業のDX支援を主軸として、IoTデバイスやAI開発に関する戦略策定、研究開発支援、人材育成支援などを展開。
また、地方自治体への支援にも積極的に取り組み、地方版IoT推進ラボメンターやふくい産業支援センターDX戦略アドバイザーなどを歴任。
デジタル技術の伝道師として、フジテレビの『ホンマでっか!?TV』など、テレビやラジオなどの番組にも出演。
全国各地でDX、AI、サイバーセキュリティに関する講演活動を行っている。
著書
ビジネスの構築から最新技術までを網羅 AIの教科書( https://amzn.asia/d/fPjtgCn )
IoTの全てを網羅した決定版 IoTの教科書( https://amzn.asia/d/4DE2Tgi )
Webサイト
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■株式会社R&Gについて
株式会社R&Gは埼玉県大宮を拠点に製造業、物流業、通訳、機械系エンジニア等に特化した人材派遣サービスを提供しています。一般の派遣会社と違い留学生等の外国人派遣でご案内しております。あわせて外国人の生活を来日から就職・その先まで一貫したサポートも行っています。
※事業内容の詳細はこちら
https://r-andg.jp/business.php
■会社概要
社名 : 株式会社 R&G
所在地 : 〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-51-1 三石ビル4F
代表者 : 吉田 忠義
創業 : 2015年9月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・人材紹介事業・コンサルティング業
URL : https://r-andg.jp/company.php
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