マークレビンソンが提案するデジタルとアナログの融合 ニュー・デュアルモノラル・プリアンプ「No526」「No523」新発売

ハーマンインターナショナル株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:仲井一雄)は、ハイエンド・オーディオという新しいジャンルを確立した米国を代表するオーディオブランドMark Levinsonから、デュアルモノラル・プリアンプ「No526」「No523」を9月下旬より発売予定です。
「Mark Levinson(マークレビンソン)」は、1972 年の創業以来、ハイエンド・オーディオの先駆者として音楽の本質を追求するという基本理念のもと、一切の妥協なくサウンド技術を追求してきました。今回発売する「No526/523」は、その伝統と技術から生み出されたデュアルモノラル・プリアンプで、従来のアナログ入力に加え、デジタル入力(No526のみ)を備え、驚異的なサウンドクオリティ、最新鋭のインダストリアルデザインも兼ね備えています。独自のフルバランス・オペレーション技術をベースに、各回路を細部にわたり徹底的に見直し、最新パーツを投入。音の細部までさらに磨き上げたデュアルモノラル・プリアンプのニューモデルです。

【特長】
●ピュアパス・ディスクリート、ダイレクトカップリング、フルバランス設計回路
●15bit R-2Rラダー電子ボリュームにより、正確な動作と最高レベルの音質を保証
●「ピュア フォノ」 A級動作フォノアンプを標準搭載
●ゲインステージには折り畳みカスコード回路を採用
●マークレビンソン・プレシジョンリンクDAC搭載(No526のみ)
●HARMAN独自の圧縮オーディオ再生技術、Clari-Fi™搭載(No526のみ)
●入力から出力までシンメトリーに徹した、ミラー対称設計
●マークレビンソン初搭載となるヘッドホンジャックを前面パネルに配置
●システムコントロール;イーサネット、RS232、IR(赤外線入力)、12Vトリガー入力および出力

卓越したアナログ性能: 折り畳みカスコードアンプ
元々は真空管アンプの帯域拡張のために考案されたカスコード接続回路を、マークレビンソンの技術陣はこれを発展させ、周波数帯域とリニアリティの両方を飛躍的に向上させたアンプを開発しました。
カスコード接続は2つのトランジスターをあたかも一つのトランジスターかのように機能させることで、不要な成分を徹底的に排除できるという利点を持っています。
マークレビンソンのエンジニアはこれをプリアンプの増幅段に、デュアルJFETと組み合わせて使用することで、高効率でノイズの少ない回路を開発しました。
JFETはそれだけでは非直線性を伴うため、極めて低い入力インピーダンス、且つ、極めて高い出力インピーダンス特性を持つBJTをカスコード接続回路に組み込むことで、それぞれのトランジスターの利点を生かした回路を組み上げました。
このカスコード接続回路を畳み込むことで、高出力、低ノイズ、広帯域ときわめて優れたリニアリティを得ることに成功しました。

ピュア フォノ:A級動作フォノアンプ
マークレビンソンは今、改めてアナログ音源の高性能化に取り組んでいます。CDをはじめとするデジタル音源化の波に押されていたアナログ音源ですが、その良さを最大限まで引き出すため、No526及びNo523のどちらにも標準搭載された「ピュア フォノ」を新規開発しました。
オペアンプを使用しないディスクリート設計によるA級動作フォノアンプ。
このためにミリタリーグレードの窒化タンタル薄膜チップ抵抗や、低損失ポリプロピレンフィルムコンデンサなど高品質部品を惜しげもなく投入しています。
言うまでも無く、「ピュア フォノ」は左右チャンネルの完全独立、バランス設計を採用しています。
MMカートリッジは入力ゲインは固定、キャパシタ負荷は5種類から選択可能です。
MCカートリッジにおいては、3段階の入力ゲイン調整に加え、10種類の抵抗負荷を選択可能です。
レコードの反りなどから発生する、可聴帯域以下のノイズを低減する為に15Hz以下をカットする2ndオーダーのハイパスフィルターも備えています。

最高レベルのシグナルパス
No526/523は5系統のラインレベルアナログ入力を搭載しています。
2系統のバランス(XLR)入力、3系統のアンバランス(RCA)に加え、標準でフォノ入力(RCA及びGND)を搭載しています。
さらに、マークレビンソンでは初となるヘッドホン出力端子(1/4インチ(6.3mm)フォノ)を前面パネルに搭載。
しかもこのヘッドホン出力は、ヘッドホンアンプを搭載せずに、プリアンプのメイン回路をそのまま使用しています。ヘッドホン端子が接続されたことを認識すると背面の出力をカットし、出力段にバイアスをかけることでA級動作する贅沢なヘッドホンアンプとして機能します。インピーダンス32Ωまでのヘッドホンが接続可能です。
シングルまたはデュアルサブウーファーとの組み合わせに最適な80Hzのハイパスフィルター(4thオーダー)も設定可能です。
また、サラウンドプロセッサーとの接続時に入出力ゲインを固定して信号出力するSSPモードも搭載しています。

デジタルオーディオ回路部
インテグレーテッドアンプNo585に初めて採用され、数々の賞を受賞したマークレビンソン プレシジョンリンクDACをNo526にも採用しています。
ESS 製 Sabre 32bit DAコンバーターとマークレビンソン独自のジッターフリー回路と組み合わせ、空気感までも再現しています。完全バランス設計のディスクリート構成I/V サーキットがデジタルオーディオ・プロセッシングステージの心臓部を構成しています。1系統のAES/EBU入力、2系統のコアキシャル入力、2系統のオプチカル入力に加え、高解像度のDSD(5.6MHz)と最高192kHz/32bitのPCM信号のアシンクロナスデータの変換を可能にするUSBオーディオプロセッサーを含む、6系統のデジタルオーディオ入力が用意されています。低解像度のオーディオフォーマットのために、独自のClari-Fi™ シグナルプロセッシングが圧縮ファイルフォーマットにより失われた情報や帯域幅を再構築し、より高い忠実度に復元させます。

【製品イメージ】

正面正面

背面背面








 

内部構造内部構造

















【主な仕様】
製品名:No526
タイプ:デュアルモノラル・プリアンプ
アナログ入力端子:XLR バランス ×2 ペア、RCA アンバランス ×3 ペア、フォノ入力 ×1 ペア
デジタル入力端子:XLR バランス ×1 ペア、RCA コアキシャル ×2、オプティカル(Toslink) ×2、USB-B (アシンクロナス)×1
出力端子:XLR バランス ×1 ペア、RCA アンバランス ×1 ペア、ヘッドホン(6.3mm フォノ)×1 ペア
入力 ゲイン:13.5dB/7.5dB (バランス/アンバランス)
入力インピーダンス:45kΩ以上
出力インピーダンス:80Ω以下/160Ω以下 (アンバランス/バランス)
周波数レスポンス:20Hz~20kHz ポンス以下 B 0.4Hz~370kHz +0.1/-3dB
歪(THD+N):0.003%以下 (@1kHz 4Vrms バランス/2Vrms アンバランス 出力)
SN比:115dB以上 (@1kHz 4Vrms バランス/2Vrms アンバランス 出力)
クロストーク:-107dB 以下(@1kHz)
チャンネルセパレーション:115dB以上 (@1kHz)
最大出力レベル:22Vrms 以上/11Vrms 以上 (バランス/アンバランス)
ヘッドホン出力インピーダンス:3Ω以下 もしくは 75Ω 選択可能
ヘッドホン最大出力:Vrms以上 (30Ω、0.3W ; 20Hz~20kHz THD 0.1%以下)、9Vrms以上 (300Ω ; 20Hz~20kHz THD 0.1%以下)
ヘッドホン出力歪(THD+N):0.03%以下 (@30Ω 20Hz~20kHz、2Vrms)、0.01%以下 (@300Ω 20Hz~20kHz、2Vrms)
フォノ入力
RIAAフィルター周波数帯域:20Hz~20kHz、±0.3dB
インフラソニックフィルター:15Hz、2次フィルター (ON/OFF可能)
MMカートリッジ
抵抗負荷:47kΩ
容量負荷:50、100、150、200または680pF から選択可能
ゲイン:40dB @1kHz
歪(THD+N):0.03%以下 (20Hz~20kHz 2Vrms出力時)
MCカートリッジ
抵抗負荷:20、33、50、66、100、200、330、500、1000または47kΩから選択可能
容量負荷:50pF
ゲイン:40dB/60dB/70dB @1kHzから選択可能
歪(THD+N):0.02%以下 (ゲイン50dBまたは60dB時 20Hz~20kHz 2Vrms出力)、0.04%以下 (ゲイン70dB時 20Hz~20kHz 2Vrms出力)
デジタル部
DAC 出力電圧:3.7Vrms (0dBFS)
PCMサンプルレート、ビットレート:32, 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4または192kHz; 最大32ビット
DSD:ネイティブDoP、2.8Mまたは5.6MHz
電源:AC100V(50Hz/60Hz)
消費電力:75W(電源ON時)
待機消費電力:0.4W(Green、出荷時設定)、5W(パワーセーブ)、72W(ノーマル)
外形寸法:438(W)×102(H 足部含む)×457(D)mm
重量:18.6kg
発売日:9月下旬予定
価格:¥2,150,000(税抜)/1台

製品名:No523
タイプ:デュアルモノラル・プリアンプ(DAC非搭載)
アナログ入力端子:XLR バランス ×2 ペア、RCA アンバランス ×3 ペア、フォノ入力 ×1 ペア
出力端子:XLR バランス ×1 ペア、RCA アンバランス ×1 ペア、ヘッドホン(6.3mm フォノ)×1 ペア
入力 ゲイン:13.5dB/7.5dB (バランス/アンバランス)
入力インピーダンス:45kΩ以上
出力インピーダンス:80Ω以下/160Ω以下 (アンバランス/バランス)
周波数レスポンス:20Hz~20kHz ポンス以下 B 0.4Hz~370kHz +0.1/-3dB
歪(THD+N):0.003%以下 (@1kHz 4Vrms バランス/2Vrms アンバランス 出力)
SN比:115dB以上 (@1kHz 4Vrms バランス/2Vrms アンバランス 出力)
クロストーク:-107dB 以下(@1kHz)
チャンネルセパレーション:115dB以上 (@1kHz)
最大出力レベル:22Vrms 以上/11Vrms 以上 (バランス/アンバランス)
ヘッドホン出力インピーダンス:3Ω以下 もしくは 75Ω 選択可能
ヘッドホン最大出力:Vrms以上 (30Ω、0.3W ; 20Hz~20kHz THD 0.1%以下)、9Vrms以上 (300Ω ; 20Hz~20kHz THD 0.1%以下)
ヘッドホン出力歪(THD+N):0.03%以下 (@30Ω 20Hz~20kHz、2Vrms)、0.01%以下 (@300Ω 20Hz~20kHz、2Vrms)
フォノ入力
RIAAフィルター周波数帯域:20Hz~20kHz、±0.3dB
インフラソニックフィルター:15Hz、2次フィルター (ON/OFF可能)
MMカートリッジ
抵抗負荷:47kΩ
容量負荷:50、100、150、200または680pF から選択可能
ゲイン:40dB @1kHz
歪(THD+N):0.03%以下 (20Hz~20kHz 2Vrms出力時)
MCカートリッジ
抵抗負荷:20、33、50、66、100、200、330、500、1000または47kΩから選択可能
容量負荷:50pF
ゲイン:40dB/60dB/70dB @1kHzから選択可能
歪(THD+N):0.02%以下 (ゲイン50dBまたは60dB時 20Hz~20kHz 2Vrms出力)、0.04%以下 (ゲイン70dB時 20Hz~20kHz 2Vrms出力)
電源:AC100V(50Hz/60Hz)
消費電力:75W(電源ON時)
待機消費電力:0.4W(Green、出荷時設定)、5W(パワーセーブ)、72W(ノーマル)
外形寸法:438(W)×102(H 足部含む)×457(D)mm
重量:17.7kg
発売日:9月下旬予定
価格:¥1,750,000(税抜)/1台

<Mark Levinson(マークレビンソン)について>
ハイエンド・オーディオという新しいジャンルを確立した米国を代表するブランド「マークレビンソン」。その歴史ある設計思想は、現在も脈々と受け継がれ、常にエポックメイキングな製品を産み出し、世界中のオーディオファンからリファレンスシステムとして高い評価を受け続けています。

<ハーマンインターナショナル(米国本社/Harman International Industries, Incorporated)について>
ハーマンインターナショナルは、プレミアム・オーディオ、ビジュアル、コネクテッド・カーと、それらを統合したソリューションを、自動車、消費者、プロフェッショナルの市場に向けて、設計・製造・販売しています。弊社のAKG®、Harman Kardon®、Infinity®、 JBL®、 Lexicon®、Mark Levinson®を含む主要ブランドは、オーディオ愛好家やアーティスト、イベント/コンサート会場などで多く利用され、称賛を受けています。また今日では、弊社のオーディオやインフォテイメント・システムが装備された自動車が世界で2,500万台以上走っています。
ハーマンインターナショナルは全世界に25,000名の社員が在籍、2015年3月末までの12か月で59億米ドルの売上を報告しています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
AV機器音楽
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.harman.com/japan
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区神田練塀町300番地 住友不動産秋葉原駅前ビル 14階
電話番号
-
代表者名
桑原拓磨
上場
未上場
資本金
-
設立
1991年06月