メシウスのノーコード開発・運用基盤『Forguncy』がROBON社のデータカタログサービス『Mashu』と連携

ノーコード活用が進むDX現場で煩雑化するテーブル定義を統合管理

メシウス株式会社

2025年7月16日 11時00分

業務システム周辺のIT課題を解決するノーコード開発・運用基盤「Forguncy（フォーガンシー）」を提供するメシウス株式会社（本社：宮城県仙台市、代表取締役社長：小野耕宏）は、株式会社ROBONが提供するクラウド型データカタログサービス「Mashu（マシュウ）」との連携を本日発表しました。

Forguncyは業務部門でも使いやすい操作性とIT部門の管理にも応える機能性を兼ね備えており、基幹系システムの情報活用を目的としたサブシステムをノーコードで開発・運用できる基盤として、業務現場の多様な課題解決を支援しています。今回のMashuとの連携により、Forguncyサーバー上で作成されたテーブル情報をMashu上でカタログ化し、他システムと一緒に一元管理できるようになります。

なお、本連携は7月16日から利用可能です。

Forguncy x Mashu 連携の背景と課題

DXの推進により、業務部門が主体となってアプリケーションを作成する機会が増えています。Forguncyはそのような現場において、Excelや紙ベースの業務をノーコードでアプリ化し、現場主導の業務改善を支援しています。

一方で、アプリの数が増えるにつれ、データベース上に作成されるテーブルも多数に及び、IT部門や管理者がその構造を把握・管理することが難しくなるケースも見られます。さらに複数のノーコード／ローコードツールを併用する企業も増えており、それぞれのプラットフォームで個別にテーブル定義を管理する必要があるなど、データ構造を横断的に可視化することが課題となっていました。

連携の概要

今回の連携により、Forguncyサーバーに作成された各アプリケーションのテーブル情報を、Mashuに取り込んでカタログ化することが可能となります。Mashuは、異なるデータベースやクラウドサービス上にあるデータソースを一元管理できるデータカタログサービスであり、今回の連携によりForguncyもその対象に加わります。

これにより、Forguncyを含むさまざまなツールで生成されるテーブル情報をMashu上で統合的に可視化・管理でき、DX推進を阻むことなく全社的なデータガバナンスの強化と運用負荷の軽減につながります。

Forguncy x Mashuで期待される効果

業務部門による自由なアプリ開発と、IT部門による統制を両立
データ構造の可視化による属人化の防止・内部統制強化
異なるノーコードツール間でも一元的なテーブル定義管理を実現
システム連携やデータ利活用の前提となるメタデータの整理が容易に

メシウス株式会社 Enterprise Solutions事業部事業部長　山崎顕由のコメント

※「崎」は正式には（たつさき）

業務部門が主体的にアプリケーションを作成する流れは、DX推進において不可欠な要素となっています。一方で、組織全体でのデータ構造の把握や統制といった運用面での課題も顕在化しています。今回のMashuとの連携は、そうした現場の創造性と組織全体の統治性の両立を支援する重要な取り組みです。Forguncyは基幹システムの情報活用を目的としたサブシステムをノーコードで構築できる開発・運用基盤として今後も企業の業務革新とデータ活用を支えてまいります。

■Mashuについて

Mashuは、株式会社ROBONが提供するクラウド型のデータカタログサービスです。各種データベースやSaaSのスキーマ情報を自動取得し、データの所在や構造を可視化。検索・タグ・リネージなどの機能を備え、データの利活用と統制の両立を支援します。

▶ 製品ページ：https://services.robon.co.jp/fabric/product/mashu/　

■Forguncyについて

メシウス株式会社が提供する業務システム周辺のIT課題を解決するノーコード開発・運用基盤です。

アプリの画面デザインはExcelとほぼ同じで、データベースはAccessライクに使えます。アプリ開発機能と開発したアプリを運用する環境を同時に提供しており、シンプルなアプリから、基幹システムと連携する中〜大規模サブシステムの開発まで幅広く利用できます。IT部門と業務部門が協力してIT課題を解決できるプラットフォームです。

▶ 製品サイト：https://www.forguncy.com/