<ダイキン『第26回 現代人の空気感調査』>コロナ禍で室内の空気質に対する関心が高まる 自宅での換気実施率は約8割/空気質が気になる3大スポットは「飲食店」「病院」「交通機関」

全国1,000人に聞いた、2020年コロナ禍の空気感調査

ダイキン工業株式会社は、このたび、全国の20代~60代の男女1,000人を対象に、「第26回 現代人の空気感調査」を実施しました。現代人の空気感調査は、“空気”に関する現代人の意識や課題を浮き彫りにし、日頃意識されにくい“空気”について多くの方々に興味と関心をもっていただくことを目的として、2002年から実施しています。

2020年は、“コロナ禍”という言葉に象徴されるように、新型コロナウイルスが世界的に大流行し、4月には全国47都道府県に緊急事態宣言が出されるなど、私たちの日常生活に大きな影響を与えました。

そのような中で、空気質に対する関心が高まり、「換気」の重要性が改めて注目されています。新型コロナウイルスの感染拡大につながる“3密”(密集・密接・密閉)のひとつ、「密閉」を回避する手段としての「換気」は、マスクの着用、小まめな手洗い・消毒などと並んで、with コロナ時代の新しい生活様式として定着しつつあります。

もともと換気は、生活空間の空気中に溜まった二酸化炭素(CO2)をはじめ、一酸化炭素(CO)、ホルムアルデヒド(HCHO)、ハウスダスト、花粉、細菌、ウイルスなどの有害物質を外に出すためのもので健康で快適な暮らしに欠かせないものです。近年は多くの住宅に24時間換気システムが設置されており、暮らしの中で換気を意識する機会は少ないかもしれませんが、コロナ禍で空気の質や換気の重要性に改めて気付かされたという人も多いのではないでしょうか。

そこで、26回目となる今回の調査では、2020年コロナ禍の空気感と換気の実態について調査を行いました。その結果、多くの人が以前よりも空気を重要な存在として認識しており、2002年に実施した過去の調査と比べて室内の空気を心配に感じる人の割合が大きく増えました。空気質が気になる場所の上位には「飲食店」「病院」「交通機関」が挙げられています。また、自宅における換気の実施率は約8割に達する一方で、十分な頻度で理想的な換気ができている人はまだ4人に1人にとどまっていることが分かりました。
本調査の主な結果は以下の通りです。

室内空気質への関心の高まりと換気の実態
●コロナ禍に伴い“空気”は以前よりも「重要になった」(63.3%)

コロナ禍という大きな潮流の中で、目に見えない“空気”に対する生活者の意識は変化しているのでしょうか。「コロナ禍で、空気の重要性に対する意識は以前と比べてどのように変わりましたか」と聞いたところ、約6割(63.3%)の人(「とても重要になった」(16.6%)、「どちらかといえば重要になった」(46.7%)の計)が、“空気”は以前よりも「重要になった」と認識していることが分かりました(図1)。

●屋外の空気よりも「室内の空気の方が心配」(69.9%)

以前より“空気”が「重要になった」と認識する中で、室内と屋外の空気の捉え方に違いはあるのでしょうか。「室内の空気と屋外の空気どちらが心配ですか」と聞いたところ、約7割(69.9%)の人が「室内の空気の方が心配」と回答し、「屋外の空気の方が心配」を大きく上回っています(図2)。2002年に実施した「第2回 現代人の空気感調査」*1でも同じ質問をしており、その時は「室内の空気の方が心配」が42.9%、「屋外の空気の方が心配」が50.3%で、室内より屋外の空気の方が心配と感じている人が多いという結果でした。「室内の空気の方が心配」という今回の結果は、“3密”(密集・密接・密閉)が気になるコロナ禍ならではの室内の空気質に対する関心の高さの表れといえそうです。
*1 「第2回 現代人の空気感調査」(https://www.daikin.co.jp/air/life/survey/data/Vol2.pdf


●空気質が気になる3大スポットは「飲食店」(45.9%)、「病院」(45.4%)、「交通機関」(32.9%)
空気質への関心が高まる中、実際にどのような場所の空気質が気になっているのでしょうか。「コロナ禍の暮らしが続く中で、空気の質が気になる場所はどこですか」と聞いたところ、最も多かったのは「飲食店」(45.9%)で、「病院」(45.4%)、「交通機関」(32.9%)、「自宅」(24.9%)、「オフィス」(20.4%)と続きます(図3)。中でも、マスクの着脱や会話も増える「飲食店」、混みあった待合スペースで長時間過ごすこともある「病院」、不特定多数の人と密な状態が続く「交通機関」が、空気質が気になる3大スポットといえそうです。一方、「公園」(1.4%)、「スタジアム」(1.2%)、「キャンプ場」(0.5%)など屋外の空気質が気になると回答した人は少数でした。

●コロナ禍の換気実施率は約8割(78.8%)
コロナ禍で注目が集まる「換気」ですが、実際にどのくらい実施されているのでしょうか。「あなたがお住まいの家では、現在換気をしていますか」と聞いたところ、「換気している」が約8割(78.8%)という結果になりました(図4)。コロナ禍の中でこの実施率を高いと見るか低いと見るかは議論が分かれるところですが、換気をすることで、新型コロナウイルスだけでなく、暮らしの中で溜まっていくさまざまな汚染物質(二酸化炭素、一酸化炭素、ホルムアルデヒド、花粉や細菌など)を外に出したり、薄めたりする効果が期待できるので、まだ換気をしていないという人は暮らしの中に換気を取り入れることをおすすめします。

●換気実践者のうち理想的な換気ができているのは4人に1人(24.8%)
コロナ禍の中、換気実施率は約8割に達していますが、その頻度はどれくらいでしょうか。換気をしている人を象に「あなたがお住まいの家では、現在、どれくらいの頻度で窓開け換気をしていますか」と聞いたところ、最も多かったのは「1日1回」(33.5%)で、理想的な換気の目安とされている1時間に2回しているという人は、(1 日中窓を開けている人を含めて)4人に1人(24.8%)でした(図5)。換気をすると暑くなったり、寒くなったりするため、季節によっては回数が少なくなりがちです。当社では、夏や冬でも効率的な換気をするための分かりやすい情報をまとめたWebコンテンツ「上手な換気の方法」*2を公開しています。ぜひ参考にしてください。
*2 「上手な換気の方法」(https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/

2020年コロナ禍における空気感の行方
●コロナ禍の空気感は、緊急事態宣言の1か月以上前(2月下旬)から始まっていた!?
100年に1度の危機ともいわれる2020年のコロナ禍。その空気感はいつ頃始まったのでしょうか。「2020年を振り返って、コロナ禍の空気感(雰囲気)が始まったと感じたのはどのタイミングですか」と聞いたところ、日本全国に緊急事態宣言が出された4月から遡ること1か月以上前の2月下旬、小中高の一斉休校が要請された頃には既に6割以上(62.1%)の人がコロナ禍の空気感を感じていたことが分かります(図6)。


コロナ禍の空気感は、この先1年以上続く!?(61.9%)
2020年はコロナ禍の1年でした。そこで「コロナ禍の空気感(雰囲気)はいつ頃まで続くと思いますか」と聞いたところ、最も多かったのは「1年後まで」(30.2%)で、「分からない」(27.5%)、「2年後まで」(21.0%)、「3年以上続く」(18.0%)が続きます。全体で見ると約6割(61.9%)の人がコロナ禍の空気感はこの先「1年以上続く」と考えているようです。

●コロナ禍を前向きに過ごすために取り入れたい生活様式は「マスク」「手洗い」「換気」
コロナ禍の空気感が続く今だからこそ前向きな日常を取り戻したいと考えている人は多いのではないでしょうか。そこで「コロナ禍でも前向きに過ごすためにあなたがしていきたいことは何ですか」と聞いたところ、上位に挙げられた生活様式は「マスク」(81.7%)、「手洗い」(80.7%)、「換気」(28.3%)でした(表1)。マスクは入手が難しい時期もありましたが、現在は機能性やデザイン性に優れたものも手に入れやすくなっており、生活シーンに合わせて選ぶ楽しみがあります。手洗いは、100円ショップなどに売っている手洗いブラシを使ってしっかり爪のすき間まで洗うのがおすすめです。洗面所に置いておき、手を洗うときにブラシを手に取れば、自然と爪に当てたくなるものです。換気は、室内に外気を入れることで気分の切り替えにもなるので、家事や仕事、勉強の合間に取り入れるのもよいでしょう。

【調査概要】
■表題 : 2020年コロナ禍の空気感調査
■調査主体 : ダイキン工業株式会社
■調査委託先 : 株式会社マクロミル
■調査方法 : アンケート調査(インターネット調査による) 
■調査期間 : 2020年10月30日(金)~11月2日(月) 
■調査対象 : 20~60歳代の男女/全国1,000名

■備考 : 図表の構成比は四捨五入しているため、構成比の和が100%にならない場合があります。 
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