11/17「世界さい帯血の日」国内シェア99%の民間バンク・ステムセル研究所の最先端設備と東南アジアへの展開
全国対応で48時間以内に処理開始、設立以来無事故の堅牢な保管施設


2025年11月17日(月)は「世界さい帯血の日(World Cord Blood Day)」です※1。
この日は、米国の非営利団体Save the Cord Foundationが提唱する国際的な啓発デーで、公的・民間の両バンクを含め、さい帯血という貴重な医療資源の重要性を広く発信しています。株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:清水崇文、以下「当社」)は、この理念に賛同し、厚生労働省の特定細胞加工物等製造許可と国際認証AABBを取得した確かな品質管理体制のもと、民間のさい帯・さい帯血バンクとして25年以上にわたりご家族の未来を支えています。
※1 2025年は例外的に17日に設定されています。
世界90ヶ国以上で広がる、赤ちゃんとそのご家族のためのさい帯血保管
世界では90ヶ国以上※2で民間さい帯血バンクが運営されており、生まれてくる赤ちゃんとそのご家族のためのさい帯血保管がいまや一般的な選択肢となっています。当社は、日本における品質基盤を支える存在として、輸送・処理・保管のすべてで国際水準の体制を確立しています。
※2 Parent's Guide to Cord Blood HP「Family banking」より
【細胞輸送】全国どこからでも、確実に届けるために
採取したさい帯血は、全国どこからでも、48時間以内(自社基準)に、安全かつ確実に当社の細胞処理センターへ届け、処理を開始する体制を整えています。適切な温度を維持するために特別に設計された専用ボックスは、衝撃や温度変化から細胞を守り、輸送中の温度データをすべて記録。さらに天候や交通状況に応じて最適なルートを選定し、「命の可能性」を未来へつなぐための責任を一つ一つ丁寧に果たしています。

【細胞処理】国際基準に基づく、医療レベルの品質管理
当社の細胞処理センターは、厚生労働省の「特定細胞加工物等製造許可」を取得し、また、国際的に権威のある「AABB認証」を受けた施設です。処理工程は、医薬品等の製造で求められるGMP水準の清浄な環境で、無菌的操作によって実施されます。お子さまの大切な細胞は、訓練を受けた専門技術スタッフが世界基準の手順に沿って一つひとつ丁寧に処理。確かな技術と品質管理により、国内外の医療機関で活用できる水準を保っています。
■『動画①』
さい帯・さい帯血の採取から48時間に開始!細胞処理センターの様子

【細胞保管】24時間365日、命を見守る体制
当社の細胞保管センターは、地震や水害などあらゆる災害リスクを想定して設計されています。強固な地盤に建設され、津波区域外・海抜12mに位置する堅牢な構造の中で、細胞は液体窒素による−196℃の超低温で長期的に凍結保存されます。温度は二重の監視システムで常時モニタリングされ、警備システムや生体認証など多層セキュリティと連動。テクノロジーと人の目が連携し、24時間365日、設立以来無事故で細胞を守り続けています。
■『動画②』
最先端設備!さい帯・さい帯血を長期保管する細胞保管センターの様子

日本で築いた信頼を、東南アジアの未来へつなぐ
1999年の設立以来、当社は民間さい帯血バンクのパイオニアとして日本におけるさい帯血保管事業を牽引してきました。現在、国内シェア99%を誇り、2025年3月期には「さい帯」および「さい帯血」の累計保管実績が10万件を超えています。この数字は、長年にわたり多くのご家族から寄せられた信頼の証です。

こうした基盤をもとに、2024年にはシンガポール法人「STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.」を設立しました。シンガポールでは、出産を迎えるご家庭の約20%がさい帯血を保管しており、赤ちゃんと家族の将来を守るための新しい医療への備えとして、さい帯血保管が社会に根付いています。当社はこの高い認知と需要を持つ国を拠点に、インドネシア最大級のコングロマリット企業と戦略的合弁契約を締結。日本で培った輸送・処理・保管の品質管理体制をそのままに、シンガポールおよびインドネシアを中心とした東南アジア全域へ展開を進めています。これにより、アジアのご家族にも安心して利用いただけるサービスを提供し、さい帯血を活用した医療の可能性を広げるとともに、国際的な臨床研究や治療の発展に貢献してまいります。


さい帯血は、かけがえのない「いのちの資源」です。赤ちゃんが生まれた瞬間にしか採取できないこの貴重な細胞を、確かな技術と誠実な管理で未来へつなぐことが、私たちの使命です。当社は、国内で培った信頼と国際基準の品質をもとに、これからも日本から世界へその価値を広げ、「いのちの可能性を支える社会」を築いてまいります。
■ 会社概要
株式会社ステムセル研究所は「あたらしい命に、あたらしい医療の選択肢を。」をコーポレートスローガンに、産婦人科施設との強固なネットワークを活用し、再生医療・細胞治療を目的とした「さい帯」や「さい帯血」等の周産期組織由来の細胞バンク事業及びそれらの細胞等を利用した新たな治療法、製品の開発を行っております。そして、この事業基盤をベースとして再生医療やフェムテック等関連する領域での事業開発及び投資等によるサスティナブルな成長と社会への貢献を目指しております。
設立年月日 : 1999年8月5日(東証グロース上場:7096)
資本金 : 7億480万円
代表取締役社長 : 清水 崇文(しみず たかふみ)
本社 : 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ門ビル2階
TEL/ホームページ : 03-6811-3230 / https://www.stemcell.co.jp/corporate/
グループ会社 : STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD. 株式会社ミルケア
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