【クレジットカードのタッチ決済に関する調査】「タッチ決済非対応」が店舗の機会損失に直結。店舗側の「対応の質」による利用者の不満も明らかに

~タッチ決済の便利機能が未浸透。機能認知の有無がもたらす行動差~

株式会社エム・ピー・ソリューション

 “想い”に寄り添い、キャッシュレスで新たな価値を生み出す株式会社エム・ピー・ソリューション(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤栄治)は、東京都在住の20歳~69歳男女500人を対象に、「クレジットカードのタッチ決済利用」に関するアンケート調査を実施しました。なお、昨今利用者が急増しているQRコード決済と、徐々に利用が定着してきたクレジットカードのタッチ決済を比較し実態を探るため、日頃QRコード決済をメインに使用しており、クレジットカードのタッチ決済も使用したことがある人を調査対象者としました。

<調査結果のサマリー>

1. “QRコード派”の84%がクレジットカードのタッチ決済の利用経験あり

日常的にQRコード決済をメインで使う人のうち、84%がクレジットカードのタッチ決済も利用した経験があると回答。キャッシュレス手段の併用が常態化している実態が明らかに。

2. QRコード決済利用者の約7割が「不満」を抱えながら利用継続

最大の不満は「通信環境や電池残量に左右される」(43.8%)。一方で、こうした不安を感じている人の約3割が「クレジットカードのタッチ決済は通信環境が無くても使える」ことを知らないと回答し、代替手段の認知不足が浮き彫りに。

3. クレジットカード決済の壁は「財布を出す手間」。スマホ登録の認知拡大が利用拡大のカギ

QRコード決済をメインで利用する人の約半数(47.4%)が「財布からカードを出す手間」を不便と回答。一方で約3割がスマホへのカード登録機能(Apple Pay/Google Payへの登録)を知らず、認知拡大により利用シーンが広がる可能性。

4. QRコード派の7割以上に「タッチ決済」のニーズ。店舗側の環境整備が急務

QRコード決済をメインで利用する人の32.6%が「タッチ決済が使えるか」を店選びの基準にすると回答。「あったら便利」(44.2%)を含めると約75%にニーズあり。一方、利用者の不満の約7割は「店舗側の対応・環境」に起因しており、単なる導入にとどまらない環境整備が課題に。

事前調査 本調査の対象者を集めるため、20代~60代の男女2,000人に事前調査を行いました。

Q1.普段1,000円程度の買い物で最もよく利用している決済手段は何ですか。(複数回答)

QRコード決済の利用が38.3%。次点とは16ポイント差をつける結果に

 1,000円程度の買い物で最もよく利用する決済手段を聞いたところ、QRコード決済の利用者が最も多く38.3%でした。次いで現金が22.1%、クレジットカードが21.6%とほぼ同程度の結果となりました。

Q2. クレジットカードのタッチ決済を利用したことがありますか。(単一回答)

“QRコード派”の84%がタッチ決済経験者。クレジットカードは「物理カード」が中心

 事前調査Q1でQRコード決済を選んだ765人に、「クレジットカードのタッチ決済」を利用したことがあるか聞いたところ、84%が利用したことがあると回答しました。しかし、その利用形態は物理カード※によるものが最も多く、約4割を占めています。普段からスマホ決済を利用している層であっても、クレジットカードにおいては物理カードの利用率が高い実態が明らかになりました。

※財布に入れて持ち運ぶプラスチックや金属製のカードのこと

本調査  普段QRコード決済をメインで利用し、かつクレジットカードのタッチ決済の利用経験がある500人を対象に調査を行いました。

Q1.クレジットカード決済に比べてQRコード決済で不便な点はどこですか?(複数回答)

QRコード決済の利用者の約7割が不満を抱えながら利用。最大の悩みは「通信・電池」

 クレジットカード決済と比較したQRコード決済の不便な点について、「通信環境や電池残量に左右される」が43.8%と最多でした。次いで「アプリを立ち上げるのが手間」「残高を気にする必要がある」という回答が続きました。日常の小額決済において、QRコード決済(38.3%)が最も選ばれている一方で、ユーザーの約7割が何らかの不満を抱えていることがわかります。

約3割が「クレジットカードのタッチ決済では通信環境が不要なこと」を知らない

 Q1でQRコード決済は「通信環境等が不便」と回答した人に、クレジットカードのタッチ決済は通信環境が無くても利用できることを知っているか聞いたところ、29.4%は知らないと回答しました。

 クレジットカードのタッチ決済は、通信が不安定になりがちな地下の店舗やイベント会場などでも、スマートフォンの通信状況に左右されずに決済できます。この認知が広がることで、シーンに応じてQRコード決済との使い分けが進むと考えられます。

Q2.QRコード決済に比べてクレジットカード決済で不便な点はどこですか?(複数回答)

クレジットカード決済のネックは「財布を出す手間」

 QRコード決済と比較したクレジットカード決済の不便な点については、「財布からカードを出さなければならない」という回答が47.4%と最多となりました。その他、「QRコード決済のポイント還元の方が良い」が28.8%、「使いすぎてしまう」が18.6%、「使えるお店が少ない」は4.8%と続きました。

3割が「クレジットカードのスマホ登録機能」を知らない

 Q2で「財布からカードを出さなければならない」と回答した人に、Apple PayやGoogle Payに登録すれば、スマホでタッチ決済ができることを知っているかを尋ねると、32.1%が知らなかったと回答しました。

4割が「クレジットカードのPush通知機能」を知らない

 また、クレジットカードはチャージ式の決済と比較して、支払ったその場での利用実感や支出管理のしにくさを覚えるケースもあり、人によっては「使いすぎてしまう」と不安を感じやすい側面があります。こうした懸念を持つ層に対し、クレジットカード会社が提供する「Push通知機能」を知っているか聞いたところ、44.1%が知らなかったと回答しました。

「QRコード決済に満足している人」ほどタッチの機能を知らない傾向

 さらに、Q1で「QRコード決済に対する不満は特にない」と回答した144人を分析したところ、57.6%がクレジットカードの「スマホ登録」を知らず、69.4%が「Push通知機能」を知らないと回答しました。調査対象者全体(500人)では「スマホ登録機能」を知らない人が41.4%、「Push通知機能」を知らない人が52.6%となっており、QRコード決済に満足している人ほどタッチ決済の機能を知らない傾向があります。機能の認知が広まることで、今後さらにクレジットカードのタッチ決済の利用者が増えると考えられます。

 

<スマホ登録機能の認知度>

<Push通知機能の認知度>

Q3.クレジットカードの「タッチ決済」を利用する際、不便や不満を感じた点はどこですか(複数回答)

タッチ決済の不満は「機能」ではなく「店舗の環境」。不満の7割が店舗環境に起因

 タッチ決済の利用に際し、「特に不満を感じたことは無い」と回答した人が39.8%にのぼり、比較的満足度の高い決済方法であることが明らかになりました。

 一方で、不便や不満を感じた点としては、「差し込み式にしか対応していなかった」と答えた人が32.4%と最多の結果となりました。次いで、「タッチ決済のマークが見当たらず使えるかわからなかった」と回答した人が24.6%、「店員にタッチ決済が伝わらず差し込むよう促された」と回答した人が13.6%と続きました。タッチ決済の仕組みそのものに対する不満よりも、店舗側の対応に関する不満が多くの回答を占めました。

Q4. クレジットカードの「差し込み決済」だけではなく、「タッチ決済」も使えるかどうかは、今後のお店選びの基準の一つになりますか?(単一回答)

QRコード派の7割以上にタッチ決済のニーズあり。3割が「お店選びの基準にする」と回答

 「非常に重要視する」「やや重要視する」と回答した人が32.6%という結果になりました。また、「お店選びの基準にはしないが、あったら便利(44.2%)」と回答した人と合わせると、QR決済をメインで利用する層の約75%にタッチ決済のニーズがあるという結果となりました。利便性の認知拡大により、今後、「クレジットカードのタッチ決済」の利用意向もさらに高まっていくと考えられます。

<まとめ>

 今回の調査結果から、QRコード決済をメインで利用する層においても、クレジットカードのタッチ決済の利用ニーズが高く、「機能の認知向上」と「店舗側の環境整備」次第で、利用がさらに拡大する可能性が明らかになりました。

 

 日常の小額決済ではQRコード決済が最も選ばれている一方で、利用者の約7割は「通信トラブル」や「電池切れ」といった不満を抱えながら利用しています。しかし、これらの弱点を補えるクレジットカードのタッチ決済の利便性(通信環境に左右されない決済、スマホ登録による「財布いらず」の決済体験、家計管理を支援するPush通知機能など)は、まだ十分に消費者へ浸透していません。とりわけ、QRコード決済に満足している層ほどタッチ決済の便利機能を知らない傾向にあり、認知が広がることで、普段QRコード決済をメインに利用している層が、今後クレジットカードのタッチ決済を利用する動きが進む可能性が示唆されます。

 

 また、QRコード決済をメインに利用する層の約75%が「タッチ決済が使えること」に価値を感じており、約3割は店選びの基準にすると回答しました。一方で、クレジットカードのタッチ決済利用者の不満の多くは「差し込み式にしか対応していない」「タッチ決済のマークが見当たらない」「店員に伝わらない」など、店舗側の対応・運用に起因しています。これは、タッチ決済対応がもはや「あれば便利」ではなく、店舗にとって「機会損失を防ぐための重要要件」であることを示唆しています。店舗側に求められるのは、単なる端末の「導入」ではなく、消費者がストレスなくスムーズに決済できる環境の整備です。決済体験の質を高めることが、顧客満足度の向上と継続的な来店促進につながる有効な打ち手となります。

 

 エム・ピー・ソリューションは、引き続き多様なキャッシュレス決済サービスの提供を通じて、消費者と店舗の双方にとって安心・便利な決済環境の実現に貢献してまいります。

 

<調査概要>

・調査名:クレジットカードのタッチ決済に関する調査

・調査対象:東京都在住20歳~69歳男女 500人

・調査方法:インターネット調査

・調査期間:2026年4月15日~2026年4月23日

 

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■株式会社エム・ピー・ソリューションについて

エム・ピー・ソリューションは、NECグループと各電子マネー会社・クレジットカード会社と協力して提供する、無人機向けキャッシュレス決済サービス『JMMS』や、対面式キャッシュレス決済サービス『KAZAPi(かざっぴ)』などを中心として、決済インフラ導入支援、決済代行業務までを含んだソリューションを提供しています。また、2024年1月からは、自販機を活用したマーケティングサービス『ジハトク®』の提供も行っています。今後も、キャッシュレス決済サービスを軸とした取り組みで、安心・便利なユニバーサル社会の実現に貢献します。

※『ジハトク®』はTOPPANホールディングス株式会社の登録商標です。

 

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会社概要

URL
http://mp-solution.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-10-4 オークラプレステージタワー8F
電話番号
03-6229-3680
代表者名
佐藤栄治
上場
未上場
資本金
9091万円
設立
2006年09月