ポール・スミスの50周年を記念した、カプセルコレクションが発売
2020年、ポール・スミスは50周年を迎えます。この記念すべき年を祝し、アーカイブプリントを再解釈したメンズとウィメンズのカプセルコレクションを10月21日(水)より発売します。
1980年代、ポールは初めてメンズウェアにフォトグラフィックプリントを取り入れたデザイナーの一人であり、プリントデザインにおけるパイオニアとしての評判を確立しました。そして、今回のカプセルコレクションでは、ポール・スミスのアーカイブからグラフィックを復活させ再加工することにより、その伝統に敬意を表しています。
これらのアーカイブグラフィックは、1988年から2002年の間に発表されたもので、カラフルで写実的、時にシュールなポールのプリントデザインにおけるアプローチをそのまま映し出します。カプセルコレクションのキープリントは1994年秋冬コレクションで発表されたスパゲティプリントです。
1980年代に東京を訪れていたポールが食品サンプル専門店で見つけたプラスティック製のスパゲティプレートからインスピレーションを得ています。そのほかには、光沢のある青リンゴやバラなどのフローラルプリントも登場します。これらのグラフィックは、メンズとウィメンズのカジュアルジャージ、ボンバージャケット、シャツなどにあしらわれます。また、スニーカー、バッグ、革小物などのスモールアクセサリーも加わりコレクションは完成します。
カプセルコレクションの中心となるスポーツウェアからインスピレーションを得たカジュアルなアイテムに、絶妙なバランスを加えるのはデヴォレのベルベットスーツで、これはテーラリングにおけるポールの専門性を強調する一方で、手の込んだ手仕事への審美眼を示しています。この赤いデヴォレのベルベットスーツは、ジャケットとトラウザーズに複雑な花の模様が描かれています。またジャケットの内側には鮮やかなレインボーストライプのライニングがあしらわれ、ポール・スミスのデザインシグネチャーともいえるライニング使いは健在です。
カプセルコレクションのアイテムには、アール・デコ調のグラフィックとレトラセットのモダンなフォントでデザインされたポール・スミスのネームが取り付けられています。これは1970年にデザインされた、ポール・スミスの最初のロゴです。
ポール・スミス 50周年アニバーサリーカプセルコレクションは、ポール・スミス公式オンラインショップ、ポール・スミス メンズショップ、ウィメンズショップおよび、一部主要百貨店のイベントスペースにて10月21日(水)より順次展開します。
<ポール・スミス公式ウェブサイト>
https://www.paulsmith.co.jp/stories/aw20/50th-anniversary-capsule-collection
<ポール・スミス 50周年アニバーサリーカプセルコレクション メンズポップアップショップ一覧>
2020年10月21日(水)~11月3日(火) 大阪タカシマヤ1F グッドショックプレイス
2020年10月21日(水)~11月3日(火) 大丸京都店 1F 店内ご案内所前特設会場
2020年10月24日(土)~11月4日(水) 渋谷パルコ 1F POP UP SPACE ‘GATE’
2020年10月28日(水)~11月10日(火) ジェイアール名古屋タカシマヤ 7F ローズパティオ
※ 休業日や営業時間は各施設に準じます。
※ ポップアップショップではメンズアイテムのみ販売します。
<SPAGHETTI (スパゲティ)>
1994年秋冬コレクションで発表。1980年代、東京を訪れたポールはスパゲティの食品サンプルを見つけ、瞬く間に魅了されました。ポールには食品サンプルが、サルバドール・ダリのシュルレアリスムの作品に見えたのです。スパゲティの食品サンプルは、その後フォトグラフィックプリントの手法を用いキッチュなシャツ地となりました。
<APPLE(アップル)>
1990年春夏コレクションで発表。かねてから、バウハウスやル・コルビュジエのシンプルでミニマルなデザインに関心があったポールは、余計なものを除くシンプルなアプローチ‘less is more’のスピリットを自身のプリントデザインで表現しています。
<SEED PACKET (シードパケット)>
1988年春夏コレクションで発表。ロンドンのコベント・ガーデンにあった老舗園芸店で購入した花の種のパッケージがインスピレーションとなったプリントで、上品な小花柄が主流であった当時、鮮やかでヴィヴィッドなメンズのためのフローラルプリントはかなり斬新なものでした。
<MANOR HOUSE (マナーハウス)>
2002年春夏コレクションで発表。チョコレートボックスや壁紙などにみられる野暮ったくてキッチュなプリントに心惹かれていたポールは、おばあちゃんの英国カントリーハウスの壁紙をイメージしてデザインしました。このプリントは当時メンズとウィメンズコレクションで登場し、非常に高い評価を受けました。
<ROSE (ローズ)>
1989年春夏コレクションで発表。子供のころから花のある暮らしに親しんだポールにとって、花をデザインソースとすることは自然なことでした。フローラルプリントは、ポール・スミスにとって現在でも欠かすことのできない重要なモチーフです。
<DEVORE VELVET (デヴォレ・ベルベット)>
1998年春夏コレクションで発表。60年代後半、ベルベットは主に女性のイヴニングウェアに用いられていた素材で、メンズウェアで用いることは当時皆無でした。男性のトラウザーズとしての耐久性に不安があったものの、スーツとして仕立てることができました。これはダンディズムへの回帰だったと考えています。(日本ではウィメンズのみ展開)
<ORIGINAL LOGO (オリジナルロゴ)>
1970年にデザインしたブランド最初のロゴ。初めて開いたショップで、当時キャッシュレジスターとして使用していた、アンティークのシガレットケースのデザインがインスピレーション源となっています。このオリジナルロゴは、カプセルコレクションのネームに加え、アーカイブモデルを特別カラーで復刻したメンズウォッチ、「Archives (アーカイヴス)」の裏蓋に刻印されています。
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