都立高入試活用3年目のESAT-J。対策教材のパイオニア、アイードが最新情報をレポート
アイード株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:窪田優希、以下「アイード」)は、令和6年11月24日に行われた、東京都 中学校英語スピーキングテスト「ESAT-J YEAR 3」について、最新情報レポートを公開いたします。
アイードは、ESAT-J開始前年度の令和3年より、株式会社ジージー(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:平田利行、以下「ジージー」)と共同開発した学習塾向けテスト型教材「スピーキングテスト for ESAT-J(STE®︎)」や模擬テストを提供しています。今年度までの4年間、毎年多くの生徒のESAT-J対策にお役立ていただいています。
■ESAT-Jとは
東京都「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」は、中学校で学んだ英語で、どのくらい話せるようになったか、というスピーキング力を測るためのアチーブメントテストです。令和4年度から、都内公立中学校3年生を対象にした「ESAT-J」の実施が始まり、令和5年度からは、中学校1年生対象の「ESAT-J YEAR 1」、2年生対象の「ESAT-J YEAR 2」も開始。令和6年度からは、3年生対象のテスト名称が「ESAT-J YEAR 3」に変更されました。「ESAT-J YEAR 3」については、その結果が都立高等学校入学者選抜に活用されています。
「ESAT-J YEAR 3」は今年度より実施事業者がブリティッシュ・カウンシルに変わり、実施形式や試験内容が一部変更されました。自分の考えや理由を述べる自由解答式の問題が増え、より実践的なスピーキング力が求められています。
(参考)令和6年度 ESAT-J YEAR 3問題及び解答例
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/r6_y3-pdf
令和7年度の実施時期についても本試日:令和7年11月23日、予備日:令和7年12月14日と発表されています。
■ESAT-Jの最新データと経年推移
「令和6年度中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)の実施状況について」が令和6年2月4日に公開されましたので最新情報をレポートいたします。
平均スコアは年々上昇
令和6年度の平均スコアは68.3とこれまでで最も高く、前年度比で3.1ポイント上昇しています。
GRADE A,Bの比率も上昇
スコアに応じたA〜Fの6段階評価でも、GRADE A評価(100~80)の比率が前年度比6ポイント増の31.3%、GRADE B(79~65)が前年度比2.4ポイント増の31.6%と、スコア上位層であるGRADE A,Bの比率が上昇しています。
・東京都の中学3年生のスピーキング力全体が向上していると言える
ESAT-Jがアチーブメントテストである性質上、平均スコアやスコア上位層比率の上昇は、受験者のスピーキング力が向上していることを表します。東京都 令和6年度英語教育改善プランにおける中学校の目標:【即興的で簡単な会話ができ、相手の話すことの要点が理解できる英語力の育成】に対する取り組みとして授業での言語活動の時間を増やしていることなどの成果が表われていると考えられます。
東京都より無料で公開されているオンライン英語学習教材もあり、先生方による学校での特別な対策が必要なく学習できる環境が整っていることも、ESAT-Jの結果から見えるスピーキング力向上に繋がっているのかもしれません。
(参考)令和6年度 中学校英語 スピーキングテスト(ESAT-J)のお知らせ【学習編】(令和6年7月)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/03_r6_leaflet_study
■入試としてのESAT-J YEAR 3
ESAT-Jは都立高入試への活用開始から3年度目となり、学習塾での対策体制や、個人で受験できる模擬試験などが定着してきており、確実に高スコアを狙う動きが年々盛んになっていると感じられます。上記の通り、GRADE A,Bのスコア上位層比率が上昇していることもあり、ESAT-J YEAR 3の結果で差がつかないよう、高スコアを取るための準備に対する意識が高まっているのでしょう。
弊社が提供するESAT-J YEAR 3対策テストの結果を見ると、春〜夏の時点でGRADE A程度の成績の生徒もいますが、その時点でスコアが低い生徒も、対策をすることで11月の受験時にはスコアが伸びているケースが多く見られました。ESAT-J本番で着実に高得点を取るため、自身のレベルを知る・本番形式の環境で発話回答することに慣れる目的での、テスト型教材や模擬試験の利用は効果的と考えられます。
【出典】
・中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J) 令和 4 年度実施状況及び令和 5 年度実施について(令和5年4月13日)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/besshi_70
・令和5年度 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の実施状況について(令和6年2月15日)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2024/02/2024021507
・令和6年度 東京都英語教育改善プラン(令和6年7月22日)
https://www.mext.go.jp/content/20240722-mxt_kyoiku01-000037197_13.pdf
・令和6年度中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)の実施状況について(令和7年2月4日)
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/02/2025020402
■STE®︎について
STE®︎【 https://ste-j.com/】 は、ESAT-J YEAR3に完全準拠した、本番形式で手軽に受験できるスピーキングテスト型教材です。AI×人によるダブル採点で高品質な採点を実現しています。学習塾様向けに提供し、生徒の実力試しや入試本番に向けた模擬演習、スコア予測にご活用いただいております。スコア予測については、延べ数万人への提供実績があるSTE®︎ならではの特徴的な機能です。
ご導入いただいた学習塾様からのご意見や、取得した統計的なデータ、東京都教育庁からの発表などを基にアップグレードし続けています。
■企業情報
【アイード株式会社】
グローバルで1,000社超が導入する英語スピーキング評価AI「CHIVOX®️」を展開するEdTechベンチャー。「EdTechのコア技術で“未来の学び”をすべての人に」をMISSIONに、幼児から法人向け英語学習教材まで幅広く英語教育業界にテクノロジーソリューションを提供。
・会社名:アイード株式会社(https://aied.jp/)
・代表者:代表取締役 窪田 優希
・本社所在地:東京都新宿区津久戸町1-8 神楽坂AKビル 8階
・事業内容:英語スピーキング評価AI「CHIVOX®︎」を活用したビジネスデベロップメント、英語スピーキングテストの開発及び提供等
※HOUSEI株式会社(東証グロース)のグループ
【本件に関するお問い合わせ先】
アイード株式会社 担当:與那嶺
Email:info@aied.jp
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