食糧危機はいつか必ず起きる。ではなくもう既に始まっていた! 食料品の値上がりどころではない「買いたくても買えない」という深刻な危機がすぐそこに!
予約殺到につき発売前重版が決定! ベストセラー『世界で最初に飢えるのは日本』の著者 東京大学大学院教授 鈴木宣弘 原作・監修の『マンガでわかる日本の食の危機』(方丈社)が7月4日に発売!
食糧危機はいつか必ず起きる。ではなくもう既に始まっています。食料品の値上がりどころではない「買いたくても買えない」という深刻な危機がすぐそこまで迫っているのです。「クワトロ・ショック(※)」により、外国から食料を買いたくても「 いくらお金を出しても買えない」という厳しい状況が起きています。日本の食料自給率は先進国中(G7)最低です。日本の食料自給率は37%と言われていますが、タネや肥料のほとんどを輸入に頼っているため、有事などが起きて輸入が止まった場合、実質自給率は10%程度になってしまいます。防衛予算を増やすより先に、強固な食の基盤を再構築することが急務なのではないでしょうか。
※クワトロ・ショック ➀コロナ禍での物流停滞 ➁中国による食料の爆買い ➂異常気象による食料生産の不安定化 ➃ウクライナ戦争による食料・生産資材の供給事情の悪化
食の危機は「量」だけではありません。「質」の危機も深刻です。他国からの干渉により農薬の残留基準値は緩和され、遺伝子組み換え・ゲノム編集作物に対する規制も輸入品に関してはザル同然になっています。酪農でも成長ホルモン規制が緩和されており、EU圏では安全基準を満たしていないために禁輸措置がとられているような肉などが輸入されています。表示義務も無効化され、みなが気づかないうちに食べてしまっている現実があります。
『マンガでわかる日本の食の危機』は日本が直面している食料安全保障の危機を少しでもわかりやすく伝えたいと、食の危機に関する様々な問題を9話のマンガと、鈴木教授とキャラクターのやりとりによる解説で補足する構成になっています。苦しんでいる酪農家への取材も行い、日本が直面している食の「質」と「量」の危機に対する課題をリアルに伝える一冊となっています。
予約段階でAmazon 農業ビジネス部門で1位を獲得!(2023.6.26-29)
予約殺到につき発売前重版が決定! 7月10日重版出来! 絶賛予約受付中です。
【書籍概要】
書名:マンガでわかる日本の食の危機
迫る飢餓・・・・・・「質」も「量」も崖っぷちの現実から大切な命を守るために
原作/監修:鈴木宣弘
マンガ:マンガデザイナーズラボ
発売日:2023年7月4日発売
体裁:四六判並製 248頁
定価:1,500円+税
ISBN:978-4-910818-08-5
刊行:方丈社
HP:https://hojosha.co.jp/menu/1003408
Amazon:https://amzn.asia/d/7obuzjW
■原作/監修:鈴木宣弘(すずき・のぶひろ)
1958年三重県志摩市生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科教授。1982年東京大学農学部農業経済学科卒業後、農林水産省に入省。九州大学大学院教授などを経て、2006年より現職。コーネル大学客員教授、食料・農業・農村政策審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員、国際学会誌Agribusiness編集委員などを歴任。食料安全保障推進財団・理事長。
著書は2022年食農資源経済学会学会賞を受賞した『協同組合と農業経済学 共生システムの経済理論』(東京大学出版会)、一般書としては『食の戦争』(文春新書)、『農業消滅』(平凡社新書)、『世界で最初に飢えるのは日本』(講談社+α新書)など多数。
マンガ:マンガデザイナーズラボ
マンガとグラフィックデザインを組み合わせた「マンガデザイン🄬」という日本オリジナルの表現手法で、官公庁や国内外の企業の広告・広報・ブランディングを手がけています。「笑顔をプロデュース」を理念に掲げ、発想力と企画力で、デザイン・映像・WEBサイト・ストーリーマンガ制作・オリジナルサイト運営などを提供するプロデュース集団です。
■ 目次
はじめに
主な登場人物
第1章 不安
もう始まっている食料危機
鈴木教授の特別講義1
日本の本当の食料自給率は、現時点でも10%程度?
「クワトロ・ショック」で世界食料危機のスイッチが入った
食料自給率の低い国では、自国民を守れない
第2章 「量」も「質」も危ない
誰も知らなかった日本の食の現実
鈴木教授の特別講義2
「日本の食は美味しくて安全」は、幻想だった?
遺伝子組み換え大豆ができるまで
世界中で使用禁止の農薬を、日本だけ規制緩和する謎
第3章 悪い夢
コオロギ食と野菜嫌い
鈴木教授の特別講義3
食品・食料品価格高騰より大きな「本当の問題」とは?
「減反せよ」「牛乳捨てろ」の一方で昆虫食推進とは?
日本の農業に関して信じ込まされてきた「ウソ」とは?
日本が食料を自給できなくなったのは、なぜ?
第4章 安全か利益か
農家が直面している現実
鈴木教授の特別講義4
「日本の農業は甘やかされている」というウソ
食管法廃止
――1993年ガット(GATT)ウルグアイ・ラウンドと平成米騒動の不幸な影響
世界一過酷な条件下で戦っているのが日本農業の本当の姿
第5章 気づき
ホンモノの味と出合うこと
鈴木教授の特別講義5
日本の「農」を潰そうとする者の正体
なぜ、農協改革という名の解体を目論むのか
「危険なものは日本人に食べさせておけばいい」とは?
第6章 安全幻想の終わり
標的にされていた日本の食卓
鈴木教授の特別講義6
狙われている日本の食卓……コオロギ、GMO、成長ホルモン
日本人はなぜ長い歴史の中でコオロギを食用にしなかったのか?
「昆虫食推進」を仕掛けたのは誰で、その狙いは?
コオロギ食にきちんと抗うイタリア政府の見事さ
遺伝子組み換えとゲノム編集の違いは?
第7章 酪農、ヤバいです!!!
今日も続く過酷すぎる現実
鈴木教授の特別講義7
日本は安全でない食品の最終処分場?
――知らずに食べさせられている成長ホルモン牛の危険性
世界中は「NO!」なのに日本の輸入はザル?
世界の消費者は戦っている、でも日本は?
日本を取り戻さない限り、未来はない
第8章 転機
「本当のこと」を知ったとき、何が見えてくるか?
鈴木教授の特別講義8
「牛たちは生きてるんです。モノじゃないんです!」
――霞が関に響いた魂の叫び 千葉の酪農家・金谷雅史さんへのインタビュー
金谷牧場の原点とは――
「牛たちは生きている。逃げるわけにいかない」酪農を継いだ決断の日
祖父、父から受け継いだ魂を次に伝える。だから負けない
第9章 笑顔のある明日へ
自分が動けば、変えられる
鈴木教授の特別講義9
光に向けて――日本の食と農業を救う道
「失われた30年」の間に急解体された日本の農業
未知のゲノム編集を野放しで解禁にした意味――日本人は実験台?
「安い食べ物」には理わ由けがある
タネ=未来を取り戻すことの重要性
最優先で農家・酪農家の危機を救うべき
地産地消の循環農法をめざす
おわりに
一般財団法人 食料安全保障推進財団について
参考文献
【本件に関するお問い合わせ先】
(株)方丈社 営業部 山村・田中
〒101-0051 東京都千代田区神保町1-32星野ビル2F
TEL:03-3518-2272(受付時間 10:00~17:00)
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