エクイニクス、ジャカルタに高密度エコシステムを備えた同社初のAI対応データセンターを開設
地域のコネクティビティを牽引し、インドネシアの主要デジタル経済拠点としての地位を強化
インドネシア、ジャカルタ-2025年5月15日-グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業であるエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役社長 小川 久仁子、以下「エクイニクス」)は、インドネシアの急成長するデジタル機会に貢献するため、PT Astra International Tbk(以下、アストラ)との合弁事業を通じて、ジャカルタにおいて初のInternational Business Exchange™ (IBX®) データセンターを開設したことを発表しました。このハイパフォーマンスデータセンター「JK1」は、50以上のグローバルおよびローカルのネットワークサービスプロバイダやインターネットエクスチェンジへのアクセスを提供し、インドネシアで事業を拡大する企業をサポートする強固なエコシステムを形成します。

インドネシアのデジタル経済は2025年までに1,300億米ドル規模に達すると予測されており※1、コネクティビティを強化し、AIのような新しいテクノロジーをサポートするための基盤となるデジタルインフラストラクチャの整備が必要です。エクイニクスのクラウド集積度の高いセキュアなプラットフォームを活用することで、インドネシアの企業は、グローバルな展開力と広範なデジタルエコシステムを活かし、データネットワークとサービスを迅速かつ大規模に展開することが可能です。エクイニクスは、堅牢なデジタル基盤の提供を通じて、ローカルおよびグローバル企業の成長、革新、そして相互接続を支える強固なデジタル基盤を提供できる体制を整えています。
インドネシア 通信デジタル省(KOMDIGI) ムトヤ・ハフィド大臣のコメント
エクイニクスにとってインドネシア初のデータセンターとなるJK1は、グローバルなテクノロジー企業やスタートアップがインドネシアでの投資を拡大するための戦略的なゲートウェイとしての役割を果たすことが期待されています。インドネシアには、十分な水供給と、再生可能エネルギーの大きな可能性を含む競争力のあるエネルギーアクセスという利点があり、これらはデータセンターの運用効率において重要な要素です。JK1の存在は、大企業から中小企業まで、国内企業との連携の機会も創出し、グローバルに接続されたデジタルエコシステムの強化に貢献するでしょう。
インドネシア 投資省/インドネシア投資調整庁(BKPM) リッキー・クスマヤディ投資情報技術担当副大臣のコメント
エクイニクスによるインドネシア初のデータセンターの開設は、長期的なデジタル投資先としてのインドネシアの魅力が高まっていることを明確に示しています。グローバルパートナーとローカルパートナー間のこの協業力は、インドネシアを地域のデジタルハブとして位置付けるという我々のビジョンを後押しするものです。インドネシアのデータセンター業界での機会を探求し、強力で持続可能なデジタルインフラの構築に参画してくださる投資家の皆様を歓迎します。また、事業や社会全体に永続的な価値をもたらす、堅牢で包括的なデータセンターエコシステムの開発に取り組む人々も歓迎します。
エクイニクス アジア太平洋 プレジデント サイラス・アダグラのコメント
東南アジアはエクイニクスにとって戦略的な市場であり、JK1の開設時にすでにご契約いただいている素晴らしいお客様のラインナップが示すように、当社のグローバルのお客様にとっても同様です。過去数年間、エクイニクスはこの活気ある地域全体で当社の拠点を拡大し、お客様の高まるデジタルニーズに応えることに専念してきました。インドネシアにおける当社の初のデータセンターの開業により、この地域で成長を目指す企業へのサポートを強化するとともに、グローバル市場での躍進を目指すローカル企業を力強く支援できることを大変嬉しく思います。
エクイニクス インドネシア担当マネージングディレクター ハリス・イズミーのコメント
Eコマースは依然としてインドネシアのデジタル経済における最大のセクターであり、2025年には1,200億米ドルに達する可能性があるとされています。この成長は、クラウド導入の著しい拡大によってさらに加速しており、堅牢なコネクティビティとスケーラブルで高性能なデジタルインフラストラクチャへの需要を牽引しています。さらに、インドネシアが『インドネシア・エマス2045』のビジョンに向けて準備を進める中で、アジアにおける主要なデジタルハブとしての地位を確立することは、長期的な経済変革にとって極めて重要となります。JK1の開設はエクイニクスにとって大きな節目であり、インドネシアの持続的な経済成長という広範な目標を引き続き支援していきます。
PT Astra International Tbk(アストラ) サントサ取締役のコメント
アストラは、お客様やコミュニティが場所や時間に制約されることなくアクセスできるデジタルサービスの提供範囲と品質を最適化するために、デジタル化の推進に引き続き注力しています。エクイニクスのデジタルインフラストラクチャにおける専門性と、インドネシア市場におけるアストラの豊富な経験の融合により、今回新たに開設されたInternational Business Exchange (IBX) データセンターであるJK1が、インドネシアの企業ニーズをローカルおよび国際的に応える包括的なソリューションを提供できることが期待されています。
ハイライト/主な特徴:
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JK1はジャカルタの中心業務地区(CBD)に位置し、この地域の主要なインターネットエクスチェンジに近接しているため、インドネシア企業はグローバルに高度に接続されたIBXの豊富なネットワークにアクセスすることが可能です。
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JK1は8階建ての施設で、第1フェーズでは550キャビネットを提供し、全面稼働時には合計1,600キャビネット、5,300平方メートルのコロケーションスペースを提供する予定です。この施設は、Equinix Fabric®やEquinix Internet Access®などのインターコネクションサービスを提供し、インドネシア企業が独自のエコシステムを構築し、デジタル機会を活用できるようにします。
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JK1は設計に最新のサステナビリティ環境を取り入れており、クーリングアレイや液体冷却技術などの革新的なテクノロジーを活用して、AIなどの高密度・高性能コンピューターワークロードの効率的な熱管理を実現しています。
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JK1は、全負荷時に平均電力使用効率(PUE)1.41を達成するように設計されています。この施設は、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)のA1A基準の国際的に認められた範囲内で効率的に運用されます。
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エクイニクスのインドネシアのデータセンターは、再生可能エネルギー証書(REC)の購入を通じて、100%再生可能エネルギーで運用されます。2024年には、エクイニクスはグローバルで96%の再生可能エネルギーカバー率を達成しました。エクイニクスは引き続き、グローバルな事業運営の脱炭素化とポートフォリオ全体の効率最適化に注力しています。
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エクイニクスのデータセンターは、業界をリードする高い平均アップタイム実績(グローバルで99.999%超)を誇ります。
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現在、Platform Equinix®のグローバル拠点は、35カ国75都市圏に270のデータセンターを展開しています。アジア太平洋地域では、エクイニクスは現在、オーストラリア、中国*、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、シンガポールの16の主要都市圏で60のデータセンターを運営しています。昨年には、フィリピンとタイへの市場参入も発表しました。
*エクイニクスは戦略的パートナーシップを通じて上海で5つのデータセンターを運営しています。
参考資料:
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エクイニクス、7400万ドルのデータセンター投資でインドネシアに進出 [英語プレスリリース]
[1] https://www.trade.gov/country-commercial-guides/indonesia-digital-economy
エクイニクスについて
エクイニクス(Nasdaq:EQIX)は、グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業です。先進的な企業や組織であるデジタルリーダーは自社の成功に向けて、信頼できるプラットフォームとしてエクイニクスを選定し、基盤となるインフラストラクチャをソフトウエアレベルのスピードで集約し、相互接続しています。エクイニクスは、お客様が競争優位性を向上させる上で必要とする適切な場所、パートナー、可能性のすべてにアクセスできるよう支援します。エクイニクスの利用により、ワールドクラスの体験に加え、俊敏な拡張、デジタルサービスの迅速な立ち上げと共に、サステナビリティの目標をサポートすることで、ビジネス価値の増大が可能になります。
Forward Looking Statements
This press release contains forward-looking statements that involve risks and uncertainties. Actual results may differ materially from expectations discussed in such forward-looking statements. Factors that might cause such differences include, but are not limited to, risks to our business and operating results related to the current inflationary environment; foreign currency exchange rate fluctuations; increased costs to procure power and the general volatility in the global energy market; the challenges of acquiring, operating and constructing IBX and xScale® data centers and developing, deploying and delivering Equinix products and solutions; unanticipated costs or difficulties relating to the integration of companies we have acquired or will acquire into Equinix; a failure to receive significant revenues from customers in recently built out or acquired data centers; failure to complete any financing arrangements contemplated from time to time; competition from existing and new competitors; the ability to generate sufficient cash flow or otherwise obtain funds to repay new or outstanding indebtedness; the loss or decline in business from our key customers; risks related to our taxation as a REIT and other risks described from time to time in Equinix filings with the Securities and Exchange Commission. In particular, see recent and upcoming Equinix quarterly and annual reports filed with the Securities and Exchange Commission, copies of which are available upon request from Equinix. Equinix does not assume any obligation to update the forward-looking information contained in this press release.
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