【導入事例】商店街の情報伝達をデジタル回覧板でより迅速かつ正確に

商店街と加盟店舗双方向のコミュニケーションの活性化にも期待

スパイラル株式会社

デジタルで未来最適をリードするスパイラル株式会社(東京都港区、代表取締役CEO 佐谷 宣昭、以下「スパイラル」)のまちおこしDXカンパニーは、下北沢商店連合会(東京都世田谷区、会長 大木 弘人)へ、主力製品のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」を基盤に構築した「デジタル回覧板システム」を提供しました。同連合会に所属する加盟店への情報伝達手段である回覧板のデジタル化により、紙での運用と比較して、より迅速かつ正確な情報伝達が可能になりました。また、アンケートや問い合わせ窓口を設けたことで、新たなコミュニケーションの活性化にも貢献しています。
  • 導入の経緯

下北沢駅周辺の6つの商店街(下北沢一番街商店街振興組合、下北沢南口商店街振興組合、しもきた商店街振興組合、下北沢東会、代沢通り共栄会、下北沢南口ピュアロード新栄商店会)で構成される下北沢商店連合会では、760 店舗にものぼる加盟店店舗への情報伝達において、紙面の回覧板やチラシの投函などを実施していました。そうしたなか、「紙面の作成、印刷、配布にかかる手間や時間と確実な伝達方法」、「回覧状況の把握」、「コロナ禍による情報のスピード伝達と非接触回覧の必要性」という、3つの課題を解決すべく、2023年3月に「SPIRAL ver.1」を導入し、デジタル回覧板システムを構築しました。


  • デジタル回覧板システムの概要

本システムは、加盟店の住所やメールアドレスのほか、所属する商店街や委員会などの情報を各加盟店舗から収集し、データベースで一元管理しています。商店街事務局は、登録済みの加盟店に対して回覧板の情報を一斉メール配信で案内でき、メールを受信した加盟店はメール文中のURLからデジタル回覧板の画面にアクセスし、内容を確認することができます。加盟店が、内容を確認後に画面上の「確認した」ボタンを押すと、閲覧日時がデータベースに記録され、商店街事務局は、リアルタイムで回覧状況を把握することができます。

なお、当導入事例は、東京都産業労働局の「令和4年度商店街デジタル化推進事業」の取り組み事例として取り上げられました。

▼東京都産業労働局「令和4年度 商店街デジタル化推進事業 取組事例集」

https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/chushou/502312fe8e6d66c0ab7c3379300bb95e_1.pdf


    ▼デジタル回覧板 画面イメージ        ▼回覧板の詳細確認画面イメージ


  • 「SPIRAL ver.1」導入効果

(1)商店街の加盟店舗情報を集約・一元管理し、一斉配信による迅速な情報伝達を実現

下北沢商店連合会の加盟店情報をデータベースで集約し、一元管理することで、情報の取りまとめが可能となりました。また、加盟店宛ての一斉配信や商店街単位や委員会単位などの属性情報に応じたセグメント配信も可能となり、情報伝達の迅速化を実現しました。


(2)スマホ・PC対応でいつでもどこでも回覧板を閲覧可能に

加盟店の担当者がスマートフォンやPCで「いつでも、どこでも」回覧板を閲覧できるようになったことに加え、過去の回覧板内容の閲覧も可能になったことで加盟店の利便性が向上しました。また、紙でお知らせを受け取っていた際に多発していた、多忙による放置や、情報伝達の滞りなどの問題が解消されました。


(3)加盟店の閲覧状況の把握や問い合わせへの迅速な対応が可能に

商店街事務局は、デジタル回覧板の閲覧者のクリック有無で回覧状況を把握できるようになったことで、より確実な情報伝達が可能となりました。また、本システムに問い合わせフォームが常設されているため、加盟店の担当者から商店街事務局への問い合わせをスムーズにおこなうことが可能となり、加盟店からの回答についても即時回答できる環境を整備しました。


(4)商店街と加盟店の新たな双方向のコミュニケーションを創出

従前は、商店街事務局から加盟店へと一方通行になりがちだったコミュニケーションも、本システムの導入で加盟店の反応を把握できるようになり、イベントやキャンペーンなど、様々な商店街活動への意見や要望も寄せられるようになるなど、双方向のコミュニケーションへと変化しました。また、アンケートも容易に実施できるため、イベント、キャンペーンなど商店街の活動に対して、商店街の加盟店からの声を集め、商店街運営やイベント企画に生かすことが可能になりました。


  • 今後の展望

現在、回覧板での情報伝達をすべてデジタルに切り替えることは難しく、紙での情報伝達を併用しておこなっていますが、徐々に紙の配布数は減少しており、完全なデジタル化に向けた取り組みや加盟店への支援を進めてまいります。また、同様の課題を抱える他の商店街への展開を進めていく予定です。


スパイラルは今後も、お客様の業務課題の解決に「SPIRAL」をご活用いただくことはもちろん、お客様の顧客接点DXの強化を実現するための高セキュリティなデータ利活用環境を追求し、業務効率化、開発生産性向上に寄与できる安全・安心な開発プラットフォームの提供と、お客様に寄り添った課題解決型サービスの提供に努めてまいります。


  • 「SPIRAL ver.1」とは

官公庁、金融、医療、不動産、教育機関など、のべ13,000社以上(2023年10月末時点)の幅広い業種・業態のお客様にご利用いただいている国内最大規模のローコード開発プラットフォームです。販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、重要情報資産をクラウド上で安全に管理し、情報活用のためのWebアプリケーションを手軽に開発できます。

URL: https://www.pi-pe.co.jp/spiral-series/spiral-suite/


  • まちおこしDXカンパニーとは

スパイラルは、2023年6月の組織再編において、まちおこしDXカンパニーの前身である株式会社アイラブを含む7社と合併し、社内カンパニーとしてまちおこしDXカンパニーを設置いたしました。まちおこしDXカンパニーは地域密着型Webサイト・アプリ「I LOVE下北沢」の提供や、下北沢 カレーフェスティバル、古着マーケットなどイベントの運営を通じて得たノウハウを活かし、タウンマネジメントのDX推進業務を実施しています。


  • 下北沢商店連合会 概要

【組織名】  下北沢商店連合会(下北沢一番街商店街振興組合、下北沢南口商店街振興組合、
       しもきた商店街振興組合、、下北沢東会、代沢通り共栄会、下北沢南口ピュアロード新栄商店会)
【所在地】  東京都世田谷区北沢2-37-17
【代表者】  会長 大木 弘人
【事業内容】 研修会、視察及び講習会等、会員の資質向上に寄与する事業
       会員相互の親睦、交流に関する事業
       地域文化の継承、又その街づくり及び発展に伴う事業
       その他、本連合会の目的を達成するため必要な事業


  • スパイラル株式会社 概要

【会社名】  スパイラル株式会社
【所在地】  東京都港区赤坂2-9-11 オリックス赤坂2丁目ビル
【代表者】  代表取締役CEO 佐谷 宣昭
【事業内容】 ローコード開発プラットフォーム事業、SaaS事業、ECソリューション事業
       コールセンター支援事業、美容業界向けDX事業、
       行政・自治体向けDX事業、メディア事業、タウンマネジメントのDX推進事業
【Webサイト】 https://www.spiral-platform.co.jp/

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会社概要

スパイラル株式会社

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URL
https://www.spiral-platform.co.jp/company/outline/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル(受付2F)
電話番号
03-5575-6601
代表者名
佐谷宣昭
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2000年04月