「わがまちのための総合事業」を描き直す
-市町村と共創する「総合事業のReデザイン支援プロジェクト」が始動!-

「素敵な役割のあふれる日常を創る」をビジョンに掲げ、令和4年度に厚生労働省の老人保健事業「都道府県による市町村支援に活用するための支援パッケージ策定に係る調査研究」に取り組み、全国の市町村のwell-beingな地域づくりを後押しする「地域づくり支援ハンドブックvol.1.0」を作成するなどwell-beingデザインを通じて人々、組織、地域に新たな可能性や価値を提供してい株式会社TRAPE(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:鎌田大啓)は、この度令和6年度に引き続き令和7年度も和歌山県「地域支援事業に係る市町村伴走支援業務」における業務委託契約を和歌山県様と締結して、和歌山県内の市町村ごとの現状と課題に応じたオーダーメイドの伴走支援事業を実施することとなりました。
【令和7年度和歌山県 地域支援事業に係る市町村伴走支援事業の目的・背景】
和歌山県では、「わかやま長寿プラン」において「高齢者が安心して、いきいきと暮らすことができる和歌山」を基本理念に掲げ、高齢者の自立と尊厳が確保され、適切な支援のもとで安全・安心に暮らすことのできる社会、高齢者が健康で元気に、自分らしくいきいきと生活を送ることのできる社会、地域の担い手や社会の一員として生きがいを持って高齢者が活躍できる社会の実現を目指して、地域包括ケアシステムの深化・推進に取り組んでいます。
現在、地域支援事業への取り組みが一定程度充実してきた一方で、地域ごとに状況が異なる中でより効果的に地域包括ケアシステムの深化を図るためには、市町村への個別的な支援が必要な段階に至っています。
そこで本事業では、令和6年度に引き続き、市町村が新たな価値を創出できるように、従来の枠組みを超えた新しい視点を交え、地域の実情に最適化した形にリデザインします。また、本業務終了後も市町村が自走できる体制を構築し、その事例を発信することによって和歌山県の地域包括ケアシステムの深化を加速することを目的としています。そのために必要となる伴走支援や情報発信等を行います。
【事業概要】
事業名 :令和7年度和歌山県「地域支援事業に係る市町村伴走支援業務」
事業主 :和歌山県
受託事業者 :株式会社TRAPE
時期 :令和7年5月〜令和8年3月
実施内容 :モデル市町村への伴走支援(2市町村)
成果発表会の実施
報告書作成
【事業内容】
地域づくりや介護予防について、多くの市町村から以下のような悩みや課題をお聞きしています。
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「わがまちの介護予防はうまくいっていない。住民に予防への意識がない」
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「総合事業の担い手が不足しており、事業所も人手不足で撤退しつつある」 など
一方で、どの市町村も本来は「わがまちの高齢者が、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられること」を目指しています。
このような現状と目指す姿とのギャップを埋めていくために、本事業では、伴走支援アドバイザーが定期的な戦略会議(現地・オンライン)を通じて、課題の整理、ロードマップの策定、そしてスモールステップでの取り組みを支援します。
これにより、市町村の課題解決を図り、地域づくりや介護予防の取組を、より良い事業へと見直すことができるよう伴走支援を実施します。

【本事業におけるTRAPEの役割】
課題整理
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事前アンケートをもとに市町村との対話を開始し、現状を定量・定性の両面から把握します。
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これまで市町村が取り組んできた内容を対話を通じて整理・集約し、現状の課題がなぜ生じているのかを深掘りして明らかにします。
ロードマップ策定と取り組みの後押し
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課題解決を通じて目指すビジョンを明確にし、市町村と共有します。
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そのうえで短期的な目標(マイルストーン)を設定します。大きなPDCAサイクルではなく、小さなステップ(スモールステップ)を積み重ねることで、ビジョン達成を目指します。
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各ステップの振り返りを通じて、経験学習サイクルを促進し、伴走支援終了後も自走できる体制づくりを支援します。
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取り組みの中で生じる疑問や不安に対しては、その都度伴に考え、解決に向けた支援を行います。
横展開
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モデル市町村として、県内市町村に展開することで、和歌山県全体の地域包括ケアシステムの深化を加速することを目指します。
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伴走支援終了後には成果発表会を実施し、県内の他の市町村への普及啓発を進めます。


【和歌山県様からのコメント】

和歌山県福祉保健部保健政策局
長寿社会課 地域包括ケア推進班
主査 山田 遼太様
【都道府県・市町村のご担当者の皆様へ】
株式会社TRAPEは、「素敵な役割のあふれる日常を創る」をビジョンに掲げ、人・組織・地域の可能性を引き出す“well-beingデザイン”を軸に、様々な自治体・省庁と協働してきました。私たちは、自治体の皆様や地域の関係者の皆様とともに新たな価値を創造していくパートナーです。
◆ 主な実績(一部抜粋)
■ 2018年度(平成30年度)
寝屋川市にて、日本初の「リ・エイブルメント」モデル事業を実施しました。
本モデル事業は、「セルフマネジメント力の向上」「通所のない日の過ごし方に着目」、「対話を重視」を柱とし、短期間で効果的に支援する短期集中型の通所サービスを開発・実施しました。
さらに、日本の介護予防分野で初めてランダム化比較試験(RCT)を用いて、サービスの有効性を検証。セルフマネジメントシートなども開発し、科学的根拠に基づく成果が示されました。
▶ 詳細:寝屋川市プロジェクト
■ 2022年度(令和4年度)
厚生労働省 老健事業「市町村支援に活用するための支援パッケージ策定調査研究」に参画しました。
自治体の実務に役立つ『地域づくり支援ハンドブックvol.1』を作成しました。
※現在の『地域づくり支援ハンドブックvol.2』はこのvol.1が土台となって作成されています。
▶ ダウンロード:地域づくり支援ハンドブックvol.1
厚生労働省 令和4年度「地域づくり加速化事業 -アドバイザー派遣-」に弊社鎌田がアドバイザーとして、観音寺市、隠岐広域連合(隠岐の島町、海士町、西ノ島町)
■ 2022〜2024年度(令和4〜6年度)
山形市にて、介護予防の地域支援事業を一体的に再構築するモデル事業の設計・実施を担当。これまでの事業成果や課題をもとに、複数の施策を整理・統合し、持続可能な地域モデルづくりに取り組んでいます。
https://trape.jp/news/we-have-concluded-a-comprehensive-partnership-agreement-with-yamagata-city/
■ 2023〜2024年度(令和5〜6年度)
岡山県「市町村支援アドバイザー派遣事業」において、市町村の介護予防推進を専門的にサポート。県内各地で伴走型支援を行い、地域に応じた実践の設計と展開に取り組んでいます。
▶ 詳細:岡山県アドバイザー派遣事業
https://trape.jp/works/project/r6-okayama-sougoujigyou/
【株式会社TRAPE(トラピ)について】
代表:鎌⽥⼤啓
本社:⼤阪市淀川区⻄中島5-11-9 新⼤阪中⾥ビル3F
設⽴:2015年9⽉
事業内容:
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「生産性向上くん」
介護事業所の生産性向上において一番重要な「準備8割」を実現するためのチームを作り、現場の課題を「見える化」し、分析・解釈まで行える委員会機能を備えた、完全無料の業務改善サポートオン
ラインツール
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「Sociwell ソシウェル」
「生産性向上」「働きがい向上」「リーダー育成」の3つを一度に実現することができる
生産性向上 伴走支援サービス
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「介護経営者クラブ」
組織の枠を超えて経営者が対話し合い知見をシェアできる会員制コミュニティ
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「厚生労働省・自治体関連事業」
高齢者支援セクションが安心して頼れる一気通関の事業パートナー
【お問合せ・ご質問・取材のお申込みはこちら】
株式会社TRAPE 広報担当 宛
E-mail:info@trape.jp
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