【Duolingo JAPAN Report】子供の英語学習に関する不安と家庭学習の実態についてアンケート調査を実施
小学3年生の親の約8割が子供の英語学習に不安、家庭学習サポートの重要性が浮き彫りに
世界で最も人気のある語学学習アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo, Inc.(本社所在地:米国ペンシルベニア州ピッツバーグ、以下Duolingo)は、2025年4月に小学校3年生を迎える親1,101人を対象に、子どもの英語学習に関するアンケート調査を実施いたしました。

2020年度からは、小学校3年生より「外国語活動」が必修化されており、新たな学年のスタートを前に、子どもの英語学習に対する保護者の不安や関心が一層高まっていることが考えられます。
本調査では、そうした不安の実態や家庭での学習状況に焦点を当てました。その結果、新しく小学校3年生になる子どもを持つ親の約8割が英語学習に対して不安を感じていること、すでに6割以上が義務教育外で英語学習に取り組んでいること、そして親自身の英語力や学習経験が、子どもの英語への関心や学習スタイルに大きく影響を与えていることなどが明らかになりました。
特に、小学校低学年の段階では、「英語を楽しく学べること」や「継続的に学べること」が家庭学習において重視されており、約8割の保護者が「子どもと一緒に英語を学びたい」と回答するなど、親子で一緒に学べる環境へのニーズが高まっています。
<調査概要>
調査実施:2025年3月14日〜3月16日
調査方法:インターネット調査
サンプル数:1101人
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【語学学習アプリ「Duolingo」調べ】と明記ください。
<調査対象>
2025年4月に小学校3年生を迎える親
<調査結果>
4月に小学校3年生を迎える親の約8割が「子供の英語学習に不安」と回答
小学3年生から「外国語活動」として英語が導入されることに伴い、約8割の親が不安を感じていることがわかりました。「学校の英語授業についていけるか不安」という意見が最も多く(38.7%)、ついで「学校の授業だけで十分か不安(36.7%)」、「子供が英語に苦手意識を持たないか不安(36.2%)」といった声が挙がりました。

3人に1人の親が、学校の授業だけでは十分ではないかもしれないと感じており、自宅での補助的な学習や、子どもが楽しみながら英語に親しめる環境づくりの重要性を感じていることがうかがえます。
英語の必修化より前から、義務教育以外での英語学習に取り組む親は約6割
こうした不安からか、「外国語活動(英語)が必修化される前から、義務教育以外での英語学習に取り組んでいますか?」という質問では、61%が「現在取り組んでいる」と回答。過去に取り組んでいた人も含めると7割以上(75.7%)が英語学習に取り組んだ経験があるという結果になりました。

「取り組んだことはない」と回答した人の中で、70.4%の親は「自分自身も学校の授業のみで英語を学んだ」と回答しており、親世代の学習経験が現在の子どもの英語学習に対する考え方に影響していることがうかがえます。学校教育を土台にしながら、より多様な学びのスタイルが求められていることが見えてきました。
現在すでに英語学習に取り組んでいる子どもを持つ親に対して、学習方法を聞いたところ、最も人気なのが「学習塾(KUMONなど)・英会話スクール」で37.6%、ついで「英語学習アプリ」が33.6%、「市販の英語ドリル・教材」が32.7%となりました。

回答選択肢の中から平均2.4種類を併用していることがわかり、親が子どもの英語学習を多角的にサポートしている実態が浮かび上がります。
世帯年収が高い層ほど複数の学習方法を併用している傾向が顕著で、年収1500万円以上の世帯では平均4.2個の学習手段を取り入れているのに対し、年収400万円未満では平均1.9個にとどまっています。
特に、学習塾の利用率は、年収2000万円以上の世帯では63.6%、1500万〜2000万円未満の世帯で43.8%と高く、200万円未満(34.6%)や200万〜400万円未満(25.3%)の世帯では下がる結果となりました。同様に、家庭教師の利用率も年収が上がるにつれて高まる傾向があり2000万円以上で39.4%、1500万〜2000万円未満で43.8%と高水準である一方、200万円未満では19.2%、200万〜400万円未満では21.3%にとどまっています。
このように、家庭の経済状況が子どもたちの学習環境に影響を及ぼしている現状が浮かび上がっており、誰もが平等に英語学習の機会を持てる環境づくりが求められています。
親が求める家庭での英語学習支援方法、約6割が「学校以外での追加学習」を検討
本調査では、小学3年生から「外国語活動(英語)」が必修化された後の学習についても質問を行いました。学校の授業・宿題以外での追加学習を検討しているか(複数回答)を尋ねたところ、35.5%が「英語の学習塾・英会話スクールに通うことを検討している」、32.1%が「家庭学習(市販の教材やアプリ・YouTubeなどを含む)」を検討していると回答しました。
「検討していない」および「決めていない」と回答した層を除くと、何らかの形で追加学習を検討している家庭は全体の57%にのぼり、過半数を超える結果となりました。

また、これまでに英語学習に取り組んだことのない家庭では、必修化後の追加学習を検討している割合は20%にとどまったのに対し、現在すでに英語学習に取り組んでいる家庭では71.7%が何らかの追加学習を検討していることがわかりました。既に学習を進めている家庭では、今後も継続・強化していきたいという意向が強いことがうかがえます。
また、親の英語レベルが高い層ほど、家庭学習や英会話スクールといった具体的な追加学習手段を検討している割合が高い傾向も見られました。
たとえば、「家庭学習(市販の教材やアプリ、YouTubeなどを含む)」を検討している割合は、親の英語力が初心者の場合22.6%にとどまりましたが、上級者では52.6%。同様に、「英語の学習塾・英会話スクール」に通うことを検討している割合も、初心者の27.7%に対し、上級者では52.6%と約2倍の差が見られました。英語学習に対する理解や関心が高い親ほど、早い段階から子どもへのサポートに前向きである様子がうかがえます。
「楽しく学べる学習法」が親たちの最優先事項
「あなたのお子様が英語を学ぶ上で、どのような力を身につけてほしいですか?(複数回答)」という質問をしたところ、「英語を好きになってほしい」が最も多く(44.3%)、ついで「学校の授業についていけるようにしたい(42.1%)」となりました。

「受験や進学に役立つ英語力を身につけてほしい」「英検・TOEFLなどの資格を取得させたい」「将来のキャリアに役立つ英語力を身につけてほしい」「ネイティブレベルに近づけたい」は低い割合にとどまっており、低学年での英語の向き合い方として英語に対するポジティブな態度や興味を持つことが最も重要視されているようです
しかしながら、全体的な傾向に大きな差はないものの、親の英語レベルによって、子どもに求める英語力の水準や目的には違いが見られました。たとえば、「将来のキャリアに役立つ英語力を身につけてほしい」と回答した割合は、初心者で10.8%、中級初心者で13.7%にとどまる一方、中級上級者では45.0%、上級者では31.6%と大きく上昇しています。
また、「英検・TOEFLなどの資格を取得させたい」と回答した割合も、初心者(15.3%)、中級初心者(19.4%)に対し、中級上級者では52.5%、上級者では31.6%と、英語力の高い親ほど、実用的・資格志向のニーズが高い傾向が見られました。
約8割の親が「子供と一緒に英語を学びたい」と回答。親子で学べる環境のニーズの増加
次に、小学3年生からの外国語活動の必修化に伴う親の意識について尋ねました。
「お子様の英語学習に対して、あなた自身はどれくらい積極的ですか?」という質問に対しては82.1%の親が「かなり積極的にサポートしたい」「ある程度サポートしたい」と回答しました。この結果には親自身の英語力の差も影響していることがわかりました。親の英語力が高くなるほど「かなり積極的にサポートしたい」と答える割合が増え、初心者では31.2%だったのに対し、上級者では73.7%と大きな差が見られました。
また、「お子様の英語学習において、あなた自身も一緒に学びたいですか?」という質問には、76.3%の親が「一緒に学びたい」「できれば一緒に学びたい」と回答しており、親子で英語を学べる環境へのニーズが高いことがわかりました。

特に、学校の授業以外で英語を学んだ経験のある親ほど、この傾向が強く表れました。たとえば、英語を「学校の授業のみで学んだ」と答えた親のうち、「一緒に学びたい」と回答したのは58.5%でしたが、「塾・英会話スクール・オンライン英会話で学んだ」では89.3%、「海外留学・海外在住」では92.2%、「独学で学んだ」では86.7%と、多様な学習経験を持つ親ほど、子どもと共に学びたいという意欲が高い傾向にあることがわかりました。
4月に小学校3年生を迎える子供の約7割はDuolingoを英語学習で利用中
最後に、本調査では回答者全体に対し、「あなたはお子様の英語学習に『Duolingo』を使わせてみたいと思いますか?」と尋ねたところ、66.9%の親がすでにDuolingoを利用中であり、29.2%の親がDuolingoに興味を持っていると回答しました。

「あなたのお子様が学校授業以外の英語学習を行う上で、どのような点が最も重要だと考えますか?」という質問では、「英語が楽しく学べること」が最も多く42.1%、「継続的に学習を続けられること」が37.2%となっており、これらの結果から親が小学校低学年の子供の英語学習において「楽しさ」と「継続生」を重視していることがわかります。
本調査を通じて、小学3年生から始まる外国語活動の必修化に対し、多くの親が「授業についていけるか」「学校の授業だけで十分か」といった不安を抱えていることが明らかになりました。実際に、すでに多くの家庭が英語学習をスタートしており、「楽しく学べること」「継続できること」といった要素が家庭学習の中で強く求められていることも浮き彫りとなりました。
Duolingoでは、親子で一緒に使える「ファミリープラン」の提供や、Duolingo Maxプランに含まれる「リリーとビデオ通話」を通した気軽な英会話練習など、楽しみながら継続できる仕組みを多く提供しています。
こうした学習体験は、保護者が重視する「楽しさ」や「継続性」といったニーズと一致しており、家庭での英語学習をサポートする手段として多くの家庭に選ばれています。
Duolingoについて
Duolingoは、世界中の誰もが楽しくアクセスできるように設計された無料のオンライン学習プラットフォーム。科学的に証明されたひとくちサイズのレッスンで、英語だけでなく、中国語、スペイン語、フランス語など、42言語、合計100種類以上のコースを提供しています。日本版では英語、中国語、韓国語、フランス語の4か国語を提供しており、今後学習可能な言語数を増やしていく予定です。
世界で最も人気のある語学アプリです。学習者同士で競い合う、ポイントを獲得してレベルアップなど、ゲーム感覚で学習できるように設計されています。また、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング練習すべてを含む1セットを約5分程度で受講できるため、外出先や忙しい人でも気軽に継続できる設計になっています。
さらに、Duolingo English Testを開発し、世界で5,500以上の教育機関で受け入れられている言語資格の認定オプションを、学習者が手ごろで便利に受験できる方法で提供しています。
Duolingo Official Website:https://ja.duolingo.com/info
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