【日研トータルソーシング】名古屋に国内2カ所目となるIT研修センターを開設より広範囲のIT人材不足への対応を目指す

～地域企業の事情、ニーズに応じた人材育成を展開～

日研トータルソーシング

2025年6月26日 10時00分

　多様な人材を人的資本と捉え、人材ソリューションで可能性を創造する「人的資本創造企業」の日研トータルソーシング株式会社（本社：東京都大田区）は、昨今のIT業界の深刻な人材不足を背景として実施している「情報系・IT研修」の第２弾となる研修施設として、6月16日に「IT研修センター名古屋」（名古屋市西区）を開設しました。

■西日本地域のIT人材需要に、よりスムーズに対応

　当社は、これまで業界・領域横断で働く人が、新たな可能性を探索できるよう、全国規模で事業展開し、様々な領域の人材ニーズに対応してきました。また、職業訓練校として認定されている研修施設を全国に展開し、未経験者でも専門スキルが身につく研修施設とプログラムで働く人をサポート。製造、保全、ロボット・FA、研究・開発・設計、IT、化学・バイオ、フィールドサービス、建設、医療・介護・福祉まで、幅広い業界・領域で就業機会を提供してまいりました。

　昨今、企業のDX推進への対応が急務とされ、それに伴いIT人材の需要も拡大しています。経済産業省による調査では、2030年には、最大79万人程度のIT人材が不足すると予測されており（※1）、さらに、これを受けた他調査では、企業の経営者・人事担当者・技術者の約9割が実際に上記のIT人材不足の危機を実感・もしくは実感しそうだと回答しています（※2）。

　このような背景を踏まえ、業界におけるニーズに応えるべく、当社は2024年5月に「情報系・IT研修」を新設し、第1弾の研修施設として「IT研修センター」を東京都大田区に設置しました。開設から約1年が経過し、多くの研修生を受け入れ、当社の派遣先で就業いただいております。その一方で、東京のIT研修センターのみでは、中部・関西方面のIT人材需要に十分応えることができない、また地域によっては研修生の移動距離の負担といった課題がありました。

　こうした課題に対応するべく、2025年6月16日より、名古屋市内に当社として2カ所目のIT研修施設となる「IT研修センター名古屋」を開設します。これにより、中部・関西方面においても、東京同様にIT分野における基礎的な研修からプログラミング等の専門的な研修までを実施することが可能となり、年間を通してIT人材育成を目指してまいります。また、今後もニーズに応じて、IT研修センターの新設や体制を拡大し、IT人材不足という喫緊の課題の解決に貢献してまいります。

　※1）経済産業省発表「IT人材需給に関する調査」　より

　※2）参照：「IT人材不足の実感に関するアンケート」

　https://prorea.jp/programming/columns/user-survey-it-human-resources/

■IT研修センター　概要

　IT研修センターでは、IT業界の人材不足を補うべく、コンピューター基礎理論からデータベース、ネットワークにいたるまで、IT分野で必要となるさまざまな研修を実施しています。研修はIT業界で20年以上実務経験を積んだ講師陣が担当。ITエンジニアとしてキャリアを築くために必要なスキルを、約2カ月間の研修を通して身につけます。

　また、今回のIT研修センター名古屋の開設を機に、研修内容の一部をアップデートします。具体的には、C言語でのプログラミング演習に、組み込み系プログラミングの要素を追加することで、家電・自動車・産業機械など、幅広い分野における組み込み系エンジニアの人材ニーズに対応します。

　今後も当社では、地域企業のニーズに応じた人材育成を実施、また、技術の進化や産業のトレンドに対応するべく研修内容を定期的に見直し、常に最新の知識と技術を提供すべく努めます。同時に、研修施設として、研修生がスムーズにITエンジニアとしてのキャリアを築けるよう、各面からサポートしてまいります。