【慶應義塾】培養上清miRNAを用いた移植用心筋細胞の品質評価法を開発
-少量の培養液を調べるだけで細胞の状態を簡便に把握することが可能に-
慶應義塾大学医学部内科学教室(循環器)の遠山周吾専任講師、関根乙矢助教らの研究グループは、シスメックス株式会社およびHeartseed株式会社との共同研究で、培養上清中に分泌される様々な種類のmicro RNA(miRNA)を検出することにより、ヒト人工多能性幹(iPS)細胞から移植用の心筋細胞を作製する工程のモニタリング手法を確立しました。また、特徴的なmiRNA検出により、分化後に残存し、移植後に腫瘍化する可能性のある未分化幹細胞混入の有無を簡便に評価可能であることを示しました。本手法は心臓移植の代替医療として注目される、ヒトiPS細胞を用いた心臓再生医療の発展に寄与するものです。
本研究成果は2023年9月21日(米国東部時間)に、国際学術誌Stem Cell Reportsのオンライン版に掲載されました。
本研究成果は2023年9月21日(米国東部時間)に、国際学術誌Stem Cell Reportsのオンライン版に掲載されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/9/25/230925-1.pdf
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