『スポGOMI甲子園2025 福島県大会』を開催 激闘を制したのは平工業高校「☆GTO☆」チーム 当日は参加者全83人で、74.03kgのごみを収集!
2025年10月18日(土)JRいわき駅前にて開催
一般財団法人日本財団スポGOMI連盟は、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全28チームが、制限時間の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2025 福島県大会』を10月18日(土)に開催いたしました。
世界的に深刻化する海洋ごみの約8割は、陸(まち)から流出しているとされています。生活者一人ひとりが意識を持ち、行動に移すことが解決への大きな一歩となります。スポGOMI甲子園は、私たちの生活と海洋ごみ問題のつながりに気づくきっかけとなることを目指して開催しております。11月30日(日)に開催するスポGOMI甲子園全国大会は、未来を担う高校生たちが「高校生スポーツごみ拾い日本一!」を決める大会に位置付けられ、各県予選を勝ち進んだチームが出場します。

イベント概要
・日程:2025年10月18日(土)10時00分~12時30分
・開催場所:開会式会場…いわき駅前広場(イベント広場)
閉会式会場…大工町公園(〒970-8026 福島県いわき市平大工町8-3)
・参加人数:1チーム3名×28チーム=83人(うち、2名チームが1組)
・主催:一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
・運営:一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクト
・共催:日本財団
・協力団体:NPO法人タイラボ、BETTER DAYS、株式会社ダイナム
優勝は平工業高校の「☆GTO☆」!拾ったごみの総量は16.33kg!
全28チームが参加した福島県大会。3連覇中のいわき総合高校の優勝なるか?それとも他校が連覇を阻止するのか?!と注目が集まるなか、2024年から2回目の出場で同じくいわき市の平工業高校「☆GTO☆」チームが初優勝を果たしました。生徒会を引退したばかりの3年生で結成されたチームで、過去に会場となったいわき駅前での清掃に参加していたこともあり、ごみの多い場所を把握していたことが勝因となりました。特にポイントを稼いだのはビルの隙間に廃棄された10本以上の「ビニール傘」。準優勝チームのいわき総合高校「クリリンファイターズ」チームに373.5ポイントもの大差をつけての優勝となりました。いわき総合高校は1年生チームの「ピカピカマスター」がオリジナルアイテム賞も受賞。また、福島南高校の「茶道部」が吸い殻で高ポイントを取得し、3位という結果になりました。


約2,400本のたばこの吸い殻
会場となったいわき駅前には飲食店が多く週末の夜は賑わっており、土曜の朝、特に目立ったのが「たばこの吸い殻」です。今回は、過去の大会と比較にならないほどの量「1.4kg」、およそ2,400本もの吸い殻が集まりました。大人がポイ捨てしたたばこの吸い殻を高校生が1本1本拾い上げる様子からは、改めて大人がしっかりマナーを守る必要性を強く感じました。
多くのたばこのフィルターに使われているのはアセテート繊維という合成繊維で、合成樹脂プラスチックの一種です。そのためフィルターは生分解性が非常に低く、ポイ捨てされたたばこの吸い殻は排水溝や川を辿り、いずれマイクロプラスチックとして海の生態系を脅かす原因となるのです。実際にポイ捨てされたたばこの吸い殻は、雨水などにさらされてフィルター部分だけが残っているようなものも多く散見されます。
スポGOMI甲子園を通じてこのような現実を目の当たりにしたことで、海洋ごみの削減のために、こういった地域の課題解決にも取り組んで行く必要があると感じました。


優勝チーム「☆GTO☆」コメント
「普段いわき駅を使っていますが、自分たちが集めた傘以外にもたばこの吸い殻や瓶などを他のチームがたくさん集めていたので、まだまだ集めきれていないごみがたくさんあるんだと改めて思いました。これからも頑張って綺麗にしていきたいと思います」。
「今回は自分たちが優勝しましたが、他の学校でも優勝して全国大会に行くぞという気持ちを持っていたと思うので、その気持ちを背負って全国優勝を目指してがんばります!」
<団体概要>
一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
ごみ拾いをスポーツと捉え、競い合い汗を流しながらごみを拾うことで、健康な体づくりと子どもから大人までごみを捨てないリサイクル習慣を意識させ、きれいで暮らしやすいまちづくりに貢献します。また、スポーツと環境の融合を実現させ、スポーツの新たな魅力を提案することで、日本スポーツ界の発展に寄与することを目的としております。
一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクト
海洋ごみ問題の啓発・削減を目的とした取り組み

■日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、
人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/
※「スポGOMI甲子園」は、日本財団の助成事業です。

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