8の字構造の“織り”に着目した最新アッパーテクノロジー 「FLEXWEAVE™(フレックスウィーブ)」を開発

2018年3月1日(木)FLEXWEAVE™採用モデルが登場

​グローバルフィットネス ライフスタイルブランドのリーボック(所在地:東京都港区六本木一丁目9番10号)は、8の字構造の“織り”に着目した、新たなアッパーテクノロジー「Flexweave™(フレックスウィーブ)」を開発しました。このリーボック最新のアッパーテクノロジー「Flexweave™」を採用したシューズは、2018年春夏シーズンより登場します。

■リーボックの挑戦
リーボックは、これまで「Instapump Fury(インスタポンプフューリー)」に代表される“The Pump テクノロジー”や、「DMX RUN 10」に搭載された“DMX Moving Air Technology(ディエムエックス・ムービング・エア・テクノロジー)”、宇宙用ブーツにも採用されるクッショニング素材“Floatride Foam(フロートライドフォーム)”など、数多くのユニーク、かつ独自のテクノロジーを世に送り出してきたブランドです。そして、2018年、リーボックが新たなテクノロジーとして発表するのが「Flexweave™」です。

  一般的なシューズは、40ほどのパーツで構成されていると言われています。特に、アッパー部分には、通気性や柔軟性、強度やサポート性など、さまざまな機能を持たせるために、いくつもの布地やパーツを組み合わせているため、シューズ作りは軽量性との戦いでもあります。近年のリーボックは、この従来のシューズ作りを根本から見直し、“Less is More”=“シンプルな構造でありながら、機能性を確保する”という考え方のもと、シューズの開発に力を入れています。これまでの複数のパーツを組み合わせてアッパーを作っていた構造から、シームレス構造や一枚布構造でのアプローチに注力しています。 

しかし、“Less is More”という考え方には、必ずしもアスリートが求めるパフォーマンスやさまざまなニーズに的確に対応できない、という課題もありました。例えば、一枚布構造のニット素材は、柔軟性、ストレッチ性、通気性がある一方、縦、横の激しい動きが求められる運動ではサポート性に欠けるため、他の部材でアッパーを補強する必要があります。パーツが増えることは、軽量性の観点で課題が増えることになります。リーボックは、この“Less is More”のコンセプトのもと、一枚布構造でありながら、アスリートの求める用途に応じたサポート性の実現とアッパーの柔軟性、通気性、軽量性を両立させた「Flexweave™」を開発しました。

■織りの技術「Flexweave™」とは?    
ニットに代表される「編み」は、1種の繊維・1本の糸から成ります。よって、その1つの繊維の特徴しか持つことができません。対する「Flexweave™」は、「織り」の技術です。「織り」は縦糸と横糸から成り、構造的に編みより強く、異なる繊維を組み合わせることを可能とします。結果、異なる特性を併せ持った多機能な一枚布を作ることができます。「Flexweave™」は、「8の字織り」構造を採用し、そこに最新のプログラミング技術を導入することで、一枚布構造でありながら、シューズの部位によって自由自在に柔軟性、通気性、強度やサポート性を変えることに成功しました。例えば、柔軟性が必要とされる前足部には横糸に柔らかい繊維を用い、織り目の密度も大きくすることで足指を動かしやすくし、一方で、中足部やヒール部分にかけては横糸を丈夫な繊維に変え、織り目も高密度にすることで、サポート性や耐久性を高めています。このように、シューズの部位によってどのような繊維を用いるか、織り目の密度をどうするかは、トレーニングのニーズにあわせてプログラミングされています*。こうして生まれた、一枚布構造でありながら、柔軟性、通気性、強度やサポート性を併せ持ったマルチパフォーマンスなアッパーテクノロジー、それが「Flexweave™」なのです。

*前後左右に激しく体重移動や方向転換をするトレーニング、前方向に一定のペースで走るトレーニング、重たいバーベルをあげるトレーニングなど、トレーニングの種類によってシューズのニーズは異なるため、それぞれのニーズに最適なアッパーを開発します。  

■「Flexweave™」詳細  

【Flexweave™素材構造について】


 

■今後の展開
このアッパーテクノロジー「Flexweave™」を採用したリーボックの最新シューズモデルは、2018年3月1日(木)に全世界一斉に発売となります。また、これを皮切りに、リーボックのさまざまなシューズにおいて採用される予定です。今後の「Flexweave™」に関する情報は、スペシャルサイト(http://reebok.jp/flexweave)にて公開します。 

■120年の伝統を受け継ぐ、日本の織物工場も認めた“織り”の技術
 

『「Flexweave™」に使用されている8の字織りは、我々の世界では“絡み織り”と呼ばれている技法です。この織り技法は、着物に良く使われる織り方で、通気性が高く、夏物の服でもよく使われます。通常の織り方よりも、“撚り”にくく、使う繊維によって耐久性も高められます。「Flexweave™」は、この昔からある織り技法に、現代における最新のプログラミング技術が導入されていることが伺い知れます。シューズのアッパー素材に活用するという点も、非常に面白い発想だと思います。』 


<澤井織物工場当主 澤井伸氏>
120年以上続く、「澤井織物工場」の4代目当主。最新のウェアラブルデバイスを開発するIT企業に技術提供するなど、幅広く活躍。八王子市で有名な、伝統的工芸品「多摩織」の普及・保存を広めるべく、さまざまな活動を行っている。

■世界の老舗テイラーも認めた“織り”の技術

 

「Flexweave™」の可能性を探るため、リーボックは1849年創業のイギリス老舗テイラーブランド「Huntsman & Sons(ハンツマン&ソンズ)」とコラボレーションし、「Flexweave™」を使用したスーツを制作しています。(2018年2月完成予定)
 

『「Flexweave™」のような伝統の殻を破った新素材を使ってオーダーメイドのスーツを作るというのは、我々にとってもエキサイティングなチャレンジです。完璧なスーツとはフィット感、快適さ、そしてスタイルの融合を意味します。「Flexweave™」と我々のコラボレーションを通じて、こうした不可欠の要素をひとつずつ確立していく作業は、私たちにとっても大いに楽しみであり、実験的な試みとなります。』
<Huntsman & Sons>
Huntsman & Sonsは、1849年に創業されたイギリスの老舗テイラーブランド。1865年にプリンス・オブ・ウェールズの御用達となって以来、各国王室の御用達テイラーとしてその地位を確立している。
        
【読者、一般のお客様からのお問い合わせ先】
リーボック アディダスグループお客様窓口
0570-033-033 (電話受付 平日9:30~18:00)
http://reebok.jp/

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会社概要

アディダス ジャパン株式会社

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URL
http://adidas-group.jp/company/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区六本木一丁目9番10号 アークヒルズ仙石山森タワー
電話番号
03-6872-3000
代表者名
ポール・ハーディスティ
上場
未上場
資本金
4兆9900億円
設立
1998年02月