2025大阪・関西万博や2040大阪ブルーオーシャンビジョン達成に向け、関西を代表する淀川流域の更なる清掃活動促進を目指し、エフピコ環境基金助成事業を活用し「淀川水系ごみ拾い見える化ページ」を導入
関西の生活や文化を支えてきた淀川流域の自然回復を産官学民一体で目指す
関西を代表する河川、淀川は琵琶湖を水源とし、大阪湾に流れ込む一級河川で、古くから関西の生活や文化を支えてきました。琵琶湖に直結する上流域の滋賀県内では「瀬田川」、京都府内では「宇治川」、また大阪に入り河口に近づくと道頓堀川、木津川などと分岐をしながら大阪湾へと繋がります。その流域人口は約1,180万人と国内屈指です。
この度、2025年開催の大阪・関西万博を見据え、淀川にて産官学民が一体に取り組む仕組み構築とともに、河川/海洋ごみ問題の解決に資する活動を広げるべく、エフピコ環境基金助成事業を活用し、ピリカ企業・団体版見える化ページ「淀川水系ごみ拾い見える化ページ」を活用していくこととなりました。
ピリカ企業・団体版見える化ページ「淀川水系ごみ拾い見える化ページ」
https://fpco-yodogawa.pages.pirika.org/
都市河川荒川で25年以上活動を続けてきた荒川クリーンエイド・フォーラムのノウハウを移転。京都超SDGsコンソーシアムと連携し、関西での基盤強化。
この度、荒川クリーンエイド・フォーラムは2023年のエフピコ環境基金の助成を受け、ピリカ「淀川水系ごみ拾い見える化ページ」を運用開始します。
また京都市をフィールドに産学公が連携しSDGsの社会実装を目指す京都超SDGsコンソーシアムとも連携し展開してまいります。また、京都超SDGsコンソーシアムが主催する、大阪・関西万博のTEAM EXPO 2025プログラム/「ごみゼロ共創ネットワーク」は2025年大阪・関西万博開催に向けたレガシーづくりの一環として、ごみゼロに向け、多様なプレイヤーを巻き込んだ共創のためのプラットフォームです。全国のクリーンアップ活動の優良事例の共有や効果の可視化、学術・技術分野との連携によるブレークスルー、上流対策を含む提言等を目指します。個々で保有するには「もったいない」熱意やノウハウを、ネットワーク化することで、大阪ブルー・オーシャン・ビジョン達成に向けた大きなムーブメントにつなげます。
淀川水系における清掃活動の取り組みを見える化ページにより可視化するとともに、地域の活動で回収されているごみの量を把握し、地元企業などとの連携拡大とともに、持続可能な活動体制構築を目指します。
5/26から開催される「第2回Beyondカンファレンス2023」にて本プロジェクトについて発表
また、5月26日、27日には、NPO法人ETIC.と京都市、京都超SDGsコンソーシアムと共催で「第2回Beyondカンファレンス2023」を京都里山SDGsラボ「ことす」(京都市右京区京北)にて開催されます。27日には、「ごみゼロ&サーキュラーエコノミーの共創 ~万博&その先のレガシーへ!」というテーマで、京都大学の浅利美鈴教授をはじめ、荒川クリーンエイド・フォーラム事務局長の今村和志やピリカ コンサルティングチームの土村萌等総勢8名で登壇します。
SNSピリカでのごみ拾い参加方法、淀川水系におけるごみ拾いイベント、またこの度の淀川水系ごみ拾い見える化ページについても発表、説明する予定です。
<開催概要>
タイトル:第2回Beyond カンファレンス2023「舞台に上がって、ええじゃないか!」
主催:and Beyondカンパニー(事務局 NPO法人ETIC.)
共催:京都超SDGsコンソーシアム
日時:5月26日(金)13:00~18:10
5月27日(土)10:00~16:30
10:30-11:50「ごみゼロ&サーキュラーエコノミーの共創 ~万博&その先のレガシーへ!」
場所:京都里山SDGsラボ「ことす」
(京都市右京区京北周山町下寺田11 元京北第一小学校内)
※一部オンライン視聴可
定員:リアル/100名程度(先着順)、オンライン/100名程度(先着順)
WEBサイトURL:https://andbeyondcompany.com/bc2023/
特定非営利活動法人荒川クリーンエイド・フォーラムとは
荒川クリーンエイド・フォーラムは、荒川のごみを調べながら拾うことを通じて、自然環境の回復と荒川に集い思いを寄せる人々の交流を作り出してきました。活動は1994年から始まり、過去25年間に延べ20万人を超える参加者が参加し、川に対する関心が広がっています。気候変動と生物多様性の危機が国際問題となる中で、荒川の自然回復は誰でも参加できる身近な環境問題として注目されています。こうした功績が認められ、2019年海ごみゼロアワードでは、最優秀賞を受賞しました。
京都超SDGsコンソーシアムとは
SDGs先進都市である京都市をフィールドに産学公が連携し、SDGs達成に向けともに考え、行動・発信することでサステナビリティの社会実装を目指す。京都大学における資源循環や省エネ・創エネに関する取り組み、人口が減少する中山間地域の維持、持続可能性・SDGsをテーマに教育プログラム開発やシンポジウム、博覧会等による発信・情報交換を行っています。
<参加団体(順不同、21団体 2023年3月末時点)>
京都大学、京都市、リコー、安田産業、JT、ソフトバンク、ECOMMIT、三洋化成、セブン&アイ・ホールディングス、マクドナルド、エフピコ、国中環境開発、大和リース、MIRARTHホールディングス、ミツカン、象印、Adecco Group、トーカイグループ、ワコール、エコーるど京大、いきもの倶楽部KONOMI
https://eco.kyoto-u.ac.jp/sdgs/kyoto-times/op/
■株式会社ピリカについて
科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指し、2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化。様々な環境問題の中でまず第一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力しています。
ごみ拾いSNS「ピリカ」は2011年にリリースし、現在118の国と地域から累計3億個のごみが拾われています(2023年5月25日現在)。累計ありがとう数は約3,000万、ごみ拾い活動を通じて多くのコミュニケーションが生まれています。自治体や企業による清掃活動の可視化と促進を目指す「見える化ページ」等の導入も拡大しています。
また、流出ごみを計測する共通基準を生み出すべく、路上ごみの量や分布を定量的に計測する方法として「タカノメ」、さらに独自のマイクロプラスチック流出量を調査する「アルバトロス」を開発。アルバトロス調査により、海洋・陸のごみの流出状況をオープンデータで発表し、課題発見と解決に向けた協業・連携を展開しています。流出ごみ対策や資源化などのコンサルティングも新たに開始し、科学技術の力であらゆる環境問題解決を目指すべく、様々な連携・パートナーシップを通じて事業を展開しています。
2021年第1回環境スタートアップ大賞にて「環境大臣賞」受賞。2023年第6回日経ソーシャルビジネスコンテストにて「大賞」受賞。
会社概要
社名:株式会社ピリカ(英名 Pirika, Inc.)
※ピリカはアイヌ語で「美しい」という意味の言葉です。
所在地:東京都渋谷区宇田川町2−1渋谷ホームズ1308
事業内容:ごみ拾い促進プラットフォーム「ピリカ」/ごみ分布調査サービス 「タカノメ」/マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」の開発、運営
設立年月日:2011年11月21日
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