検温・遠隔有人対応サービスを開始、遠隔操作可能なロボットにAI画像認識技術を搭載
■本検温サービスの概要
本サービスは、AI画像認識技術(Nextremer開発)を搭載した遠隔操作ロボットによる検温(一次検温)を行い、発熱(例:37.5℃)が確認される場合は、Bluetooth®︎対応の皮膚赤外線体温計サーモフレーズ(日本精密測器開発)による二次検温を遠隔で有人対応しながら行うものです。AI画像認識技術による顔認証機能とカメラ付きサーモグラフィーを搭載したロボットが、歩行者の検温を行い、問題がなければロボットが双腕アームを動かして通行させます。発熱が確認される場合は、ロボットの双腕アームを上下動させて発熱者の入場制限を求めたり、遠隔地の係員を呼び出して体温計による精密な検温や一時待機などを促す仕組みとなっています。
本サービスを導入することで、食品工場の通用口、スポーツ/イベント施設、企業/オフィスの受付、大型商業施設、病院、福祉施設、図書館、レストラン、駅構内などの3密(密閉、密集、密接)回避が求められる施設において、社員・職員、来訪者の健康管理、ウイルス蔓延リスクの効率的軽減などが期待されます。
以下の写真は、遠隔操作可能な検温ロボット(左)とTHK本社内で本サービスの運用を行った様子(右)です。歩行者は検温ロボットの正面に立つことで、検温ロボット頭部に搭載された顔認証機能とカメラ付きサーモグラフィーが作動し検温が行われます。本AI画像認識技術では、マスクを着用したまま、検温を行うことが可能です。また、洗濯可能な人型サービスロボット用ウエア「エアリージャケット(ミズノ開発)」を着用させることで、ロボットの排熱性を高めました。
■遠隔・リモートでのロボット操作、有人対応
本サービスでは、一定基準(例:37.5℃)以上の検温対象者に対して、遠隔地からリモートでの有人対応をご提供することが可能です。
■サービス提供の背景
昨今、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、出社前の検温、リモートワークや交代勤務・分散出社・休憩による3密回避が行われており、withコロナに向けた体制変更を検討されている企業様が増えています。Nextremerは、AI画像認識技術、AI対話エンジン群を開発し、ロボット/サイネージ/タブレット等に組み込み、顧客問い合わせ窓口などにご提供することで、業務効率化や新たな顧客ニーズに対する気づきなどの導入効果を高く評価いただいております。dataremerでは、AI対話エンジン郡を組み込んだロボット/サイネージ/タブレット等の運用保守(有人での対応・コミュニケーション、オペレータ対応含む)を行ってきました。
これに加え各社の経験と知見を活かし、「AI画像認識技術を用いた検温」「ロボットの遠隔操作」「遠隔・リモートでの有人対応」、「エアリージャケット」、「Bluetooth®︎対応皮膚赤外線体温計サーモフレーズ」を組み合わせた検温・遠隔有人対応サービスを開始いたします。これにより、より効率的に職員やお客様の健康管理が可能となり、人手不足にお悩みの企業様を支援してまいります。
■ご協力先企業
■株式会社Nextremer(https://www.nextremer.com/)
東京、高知および金沢に拠点を置くAIの社会実装を推進するベンチャー企業です。AIをより社会に受け入れやすい形で製品化することで、より多くの人がテクノロジーの恩恵を受けられる世の中の実現を目指して、AI社会実装事業(AIエンジンライセンス、AIプロダクト)、AIシステム開発・研究開発を行っています。最近では”AIを地方にも、地方からもAIを”というメッセージを掲げ、AIを活用した地域課題の解決にも取り組んでいきます。さらには量子コンピュータ等の先進技術におけるアルゴリズムの研究開発、他企業との共同研究なども推進しています。
テクノロジーの社会実装を推進し、少子高齢化社会における代替労働力の維持向上を通じた、社会全体の生産性向上と持続可能な社会成長の実現を目指していきます。
■株式会社dataremer(https://www.dataremer.com/)
dataremerは「AI開発企業向けコンテンツ提供企業」として2016年8月に高知県南国市に設立、お客様の事業や業務におけるAI技術の活用促進をサポートしています。AIの社会実装を推進し、”地方にもAIを、地方からもAIを”のメッセージを掲げ、「人と、“テクノロジー”をつなぐ」をミッションに、AIを使うための“支援”にとどまらず、“テクノロジー”を道具として使いこなす人材を育て、“AIトレーナー”として新たな価値を提供し、人と、“テクノロジー”が協働する豊かな社会を実現します。
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