AIと人で最適な審査ワークフローを実現 - 審査ポリシー管理SaaS 「DaiPro」がサービス開始
〜 マッチングアプリ・ライブ配信サービス運営で培ったノウハウを製品化 〜
株式会社Diverse(本社:東京都品川区)は、AIと人のHuman-in-the-Loop方式を採用した、審査ポリシー管理SaaS「DaiPro(ダイプロ)」のサービスを開始いたしました。

■ 開発の背景 - コンテンツ審査の3Mという課題解決
マッチングアプリ、SNS、ゲーム、ライブ配信サービスなど、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を扱うプラットフォーム運営者は、コンテンツ審査における「3M(ムリ・ムダ・ムラ)」の課題に直面しています。
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ムリ: 増え続ける審査量に対して、人力での対応には物理的な限界があります。24時間365日、リアルタイムでの審査が求められる中、人員配置や労務管理が困難になっています。
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ムダ:明らかに問題のないコンテンツも全て人の目で確認するため、本来注力すべき微妙な判断が必要なケースに時間を割けません。
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ムラ:審査担当者によって判断基準にばらつきが生じやすく、ユーザーからの不公平感につながることもあります。
■ DaiProが実現するソリューション
審査ポリシーをプロンプトで管理
DaiProの特徴は、審査ポリシーをプロンプトとして管理できる点です。これにより、CS部門が開発者に依頼することなく、自律的に審査基準を調整できます。
AIと人の協働によるコスト削減
AIによる一次スクリーニングと、人間による高度な判断を組み合わせることで、審査コストの大幅削減を実現します。明らかに安全なコンテンツはAIが即座に承認し、グレーゾーンや高リスクなコンテンツのみ人間の審査に回す仕組み(Human-in-the-Loop方式)です。
コンテンツ審査の3M解消
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ムリの解消:AIによる自動処理で人的リソースの制約から解放
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ムダの削減:明確に問題ないコンテンツはAIが処理、人間は付加価値の高い業務に専念
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ムラの改善:バージョン管理機能で審査ポリシーを明文化、一貫性のある審査を実現
■ 自社サービス「YYC」の活用実績
マッチングアプリ「YYC」での活用
当社が運営するマッチングアプリ「YYC」では、DaiProを活用し以下の成果を達成しています。
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テキスト系・画像系コンテンツの7〜8割をAIで審査完了
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YYCの機能が増加しても、CS人員を増やさずに対応中
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CSだけで審査ポリシーの調整や管理業務が可能に
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安全な検証環境で事前にポリシー変更の影響をシミュレーション
導入事例記事
導入の背景や活用状況はインタビュー記事も合わせてご覧ください。
https://daipro.jp/cases/diverse/

■ 主要機能
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プロンプトの編集:審査ポリシーをプロンプトとして編集、保存が可能
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プロンプトのバージョン管理:プロンプトごとの変更履歴、変更差分、OpenAIのモデルを選択可能
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プロンプトのデプロイ:AWS S3にプロンプトを送信してサービスから参照可能
株式会社Diverseは、マッチングアプリやライブ配信サービスの運営で培ったノウハウを活かし、DaiProを通じてより多くのプラットフォーム事業者のコンテンツモデレーションの課題解決に貢献してまいります。
<DaiProに関するお問い合わせ先>
<会社概要>
会社名:株式会社Diverse
本社所在地:東京都品川区上大崎2丁目15番19号MG目黒駅前8階
代表者:津元 啓史
事業内容:マッチングアプリ・ライブ配信サービスの運営、AIコンテンツモデレーション支援サービス
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