2023年3月期 第3四半期決算を発表
昨年11月に上方修正した計画値に対し、順調な進捗で推移
関西ペイント株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:毛利 訓士)は、2023年3月期の第3四半期決算を確定しましたので、お知らせいたします。
- 第3四半期決算のポイント
・価格転嫁率が上期120%から125%と更に上昇。第3四半期期間では135%。
・営業利益は対前年同期比で増益(日本、インド、アジア、アフリカ)も持分法利益や為替差益の減少で経常利益は減益。
・インドは自動車を軸に収益拡大。通期計画値に対して、順調に推移。
・欧州でボルトオン型M&A(粉体塗料大手)を実施、日本でも粉体塗料分野の取り組みを強化。
- 連結業績概要
経常利益は、持分法投資利益の減少が影響し、288億円(前年比4.8%減)となりました。
当期純利益は、従来から推進している政策保有株の縮減を今期も実施し、投資有価証券売却益を計上した結果、168億円(前年比5.0%減)となりました。
- 通期計画および進捗状況
第3四半期の進捗率は、上方修正した通期計画に対し、売上高、各利益ともに概ね順調に推移しています。
- 地域別業績
【日本】
・自動車分野の売上が大幅に増加(前年比+10.1%)
・価格転嫁効果もあり、汎用、工業でも前年を上回る。
・営業利益ベースも増益に転じ、経常利益でも8億円の増益。
【インド】
・自動車分野が好調に推移(前年比+65.4%)。
・建築、工業も価格転嫁が進んでおり前年を大幅に上回る。
・経常利益も価格転嫁効果が全分野で効いており増益。(前年比+35.4%)
【欧州】
・為替影響による売上高の減少はあったものの、価格転嫁が堅調に推移し、全事業分野で増収を達成。
・工業向けで増収も、経常利益では大幅な減益(―39億円)。トルコにおけるハイパーインフレーションの影響は、約18億円。この他エネルギーコストや人件費およびロジスティックス費用の高騰などが主要因。
【アジア】
・円安効果や自動車分野の売上が回復し増収。(前年比+21.6%)
・3Q期間で盛り返したものの、2Q期間の中国でのロックダウン影響が響き、経常利益は約4億円の減益。
【アフリカ】
・売上高は為替影響や価格転嫁により増収。(前年比+17.8%)
・経常利益は2億円の減益だが、USD建て借入金の為替換算評価損を約17億円計上している影響が大きい。構造改革が進んだことで、営業利益ベースでは大幅な改善がなされている。
詳細は、本日発表の「2023年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」「2022年度 第3四半期決算説明資料」をご覧ください。
・2023年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4613/tdnet/2233042/00.pdf
・2022年度 第3四半期決算説明資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4613/ir_material_for_fiscal_ym/130723/00.pdf
・関西ペイント株式会社 IRサイト
https://www.kansai.co.jp/ir/
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