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アーム株式会社
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Arm、VRのリアリティを向上させる最新のディスプレイ・プロセッサIP「Arm Mali-D77」を発表

アーム株式会社

※本資料は英Armが2019年5月15日に発表したニュースの抄訳です。

英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は、最新版の「Arm® Mali™-D77」ディスプレイ・プロセッサIPを発表しました。Mali-D77ディスプレイ・プロセッサは、ヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)のVR性能を向上、3D酔いを解消し、3K120への最適化を可能にします。これにより、デバイスによる拘束感のない、没入感あふれるVR体験の実現を支援します。

発表の概要:
  • 最新版「Arm Mali-D77」ディスプレイ・プロセッサIPが、ヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)のVR性能を向上、3D酔いを解消し、3K120への最適化を実現
  • 完全一新された固定機能ハードウェアが、システム帯域幅を40%以上節約、VRワークロードの消費電力を12%削減
  • HMDから標準的なプレミアムモバイル機器のディスプレイまでを対象に、より小型・軽量かつ快適で、拘束感のないVRデバイスの開発を実現

近年のイノベーションの進化にも関わらず、真の仮想現実(VR)体験が実現できているとはいえず、技術的な課題は依然として残っています。この分野に対する一般消費者の関心が高まり続ける中、VR技術への需要も高まっています。例えばデスクトップ・ソリューションはパフォーマンスの可能性を示してくれる一方、VRは未だに制約に縛られた体験に留まっています。一方、ユーザーが求めているのは、拘束感のない、より軽量なデバイスによる、よりスムーズで没入感あふれる体験です。しかし、パフォーマンスの需要に応えるハードウェアを開発しつつ、一般消費者の切望するVR体験に必要な効率性を維持することが引き続き課題となります。そして、こうした課題の中心にあるのがディスプレイであり、デバイス上のビジュアル品質からレイテンシー性能まで、VRの方向性を決定づけています。

全世界の数十億台ものデバイスでVRが一般的に体験できるようになることは、長期的な課題といえます。こうした課題に応えるためArmがこのたび発表した最新のArm Mali-D77ディスプレイ・プロセッシング・ユニット(DPU)は、ディスプレイの課題に真正面から取り組むことで、ワンランク上のVRを実現していきます。

完全に一新されたVR機能により、バーチャル感を抑え、リアリティを向上
ArmがMali-D77に追加した新登場のVRアクセラレーション機能は、他の市販ディスプレイ・プロセッサとは一線を画するものです。例えばMali-D77は、特定の演算機能をGPUからDPUにオフロードすることで、ビジュアル品質を向上するとともに3D酔いを解消し、より多くのGPUサイクルと、関連システムの帯域幅を解放します。上記以外にも、Mali-D77には、以下の機能が搭載されています。
  • レンズ歪み補正(LDC):レンズの歪み補正を画像に行い、あらゆるVRヘッドセットのレンズを通した視聴時に、適切で歪みのない画像表示を実現します。
  • 色収差補正(CAC):逆方向にカラーチャンネルを事前に分離し、VRヘッドセットのレンズ色収差によるにじみを無効化します。
  • 非同期タイムワープ(ATW):3D空間での最新の頭部の姿勢とヘッドセットの位置に基づき、仮想シーンを理解し再投影します。

帯域幅と消費電力を節約し、一般消費者が使いやすいデバイスを実現
一般消費者にとって使いやすく、より小型、軽量、快適で、拘束感のないVRデバイスを実現するのが、Mali-D77によるシステムの帯域幅と消費電力の低減です。
  •  Mali-D77でVRの画処理・画像合成を行った場合、一般的なVRのユースケースでは、帯域幅は最大40%削減されます。
  • VRワークロードでの妥協のない12%の低消費電力化により、より高品質のビジュアルを実現しつつ、GPUサイクルを解放できます。

汎用性の高いディスプレイ技術
VRヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)以外にも、汎用性に優れたMali-D77は、他のデバイスやディスプレイ、ユースケースにメリットをもたらします。例えば、既存の開発者エコシステムとともに共通SoCプラットフォームでMali-D77を統合することで、VR HMDから4KのHDR画面を表示可能な、大・小サイズのLCD/OLEDスクリーンまでのような様々なデバイスに切り替えることが可能です。これによりVRデバイスは、一般消費者にとって、より低コストで利用しやすい製品となります。

画期的なVRディスプレイ技術
デバイスによる拘束感のない、没入感あふれる真のVR体験への道のりにおいて、ディスプレイは最終の工程といえます。そのため、Mali-D77の設計時には、ハードウェアとソフトウェア両方の開発者がこの工程を加速することで一般消費者に可能性を示し、拘束感のないVRを、「あればいいもの」から「絶対に欲しいもの」へと変えることを目標としました。

Mali-D77に関するより詳細な技術情報は、Armのブログ記事(英文)(*1) をご覧ください。
*1) https://community.arm.com/developer/tools-software/graphics/b/blog/posts/introducing-the-arm-mali-d77-display-processor

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,300億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。© 1995-2019 Arm Group.

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神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12 新横浜スクエアビル17F
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代表者名
内海 弦
上場
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資本金
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設立
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