PalantirとDataRobot、新たなパートナーシップにより需要予測モデル作成の高速化と敏捷性を実現

AIのリーダーがパートナーシップを締結し、包括的なリアルタイムのソリューションを小売業界に提供

DataRobot, Inc.

小売業者にとって、需要予測ほど複雑で重要な課題はありません。AIのパイオニアであるDataRobotとPalantir Technologies Inc.(NYSE: PLTR)(https://www.palantir.com/japan/)は本日、新たなパートナーシップを締結したことを発表しました。両社はアジャイルかつリアルタイムの独自ソリューションを構築し、需要予測における最も差し迫った問題の解決を支援していきます。
需要予測モデルの多くは時代遅れで柔軟性に乏しく、急速な変化に対応できないことが明らかになっています。昨年、サプライチェーンや消費者需要、輸送ロジスティクスなどが急速に変化したことで、企業は将来の需要予測に関するアプローチについて、再考を余儀なくされました。この課題に小売業者が取り組むことを支援するため、DataRobotとPalantirはパートナーシップを締結し、新たにカスタムフレームワークを開発しました。このフレームワークにより、企業は一段と敏捷性に優れた需要予測戦略を実行することが可能になり、手作業によるデータクリーニングや1回限りのモデル作成にかかる時間とリソースを削減できます。このフレームワークはPalantir FoundryとDataRobotが誇るモデル開発機能の最大の強みを結集させたもので、小売業者は容易に更新可能なデータドリブンの予測モデルを単一のプラットフォームから数カ月という単位ではなく、わずか数分で作成し、テストすることが可能になります。これにより、小売におけるエコシステムを包括的に把握できるようになるため、企業はこれまでの盲点を回避し、より優れた影響力の大きいビジネス上の意思決定を行うことが可能になります。

IDCのWW AI and Automation Research PracticeプログラムのバイスプレジデントであるRitu Jyoti氏は次のように述べています。

「当社の2021年BuyerView調査によると、AI導入の障壁として、企業の35%がAIの専門知識不足、33%がデータの複雑さとサイロ化を挙げています。ビジネスや外部ソースから生成されるデータ量の増加にともない、従来の需要予測モデルは時代遅れになりつつあります。豊富なデータセットを活用し、最新の機械学習アルゴリズムをサプライチェーンマネジメントに導入することで、企業は予測結果の精度を高め、商品の補充計画を最適化できます。今回の新たなパートナーシップによって補完的なソリューションが統合され、小売業界のお客様はAIの変革的な力を十分に活用できるようになるのです。例えば、需要予測の精度向上は在庫切れによる売上機会の損失を低減させ、倉庫管理コストの削減につながるでしょう」

このソリューションでは、まず、Palantir FoundryのSoftware Defined Data Integration(ソフトウェア定義データ統合)を活用して、複数ある膨大な既存データセットを統合し、高品質のデータアセットを迅速に作成します。その後、統合されたデータアセットをDataRobotのAugmented Intelligence(拡張知能)(https://www.datarobot.com/jp/platform/)テクノロジーに連携することで、データサイエンティストがたった1つのモデルを作成している間に、何百という予測モデルを学習させ、作成することが可能となります。時系列モデルを作成し、複数のデータ型をモデル開発に組み入れるDataRobot独自の技術により、需要予測機能が劇的に向上します。

そして、最適なモデルをFoundryに送り返し、オペレーションワークフローに取り込むことで、ビジネスユーザーに膨大なデータとAIモデルを提供します。こうしたモデルは、常にDataRobotによってアップデートと学習が継続的に行われるため、関連性が維持されたまま組織の統合データアセットに戻されます。その後のプロジェクトは、Foundryのデータアセットと以前のモデリング結果を活用できることから、将来のモデル作成をさらに加速します。

Palantir TechnologiesのCOOであるShyam Sankar氏は、次のように述べています。
「今回のパートナーシップによって両社が持つ最大の強みが統合されます。お客様がこの新たなソリューションを活用し、どのようなことを実現できるのか、非常に楽しみにしています。Palantirでは、ソフトウェアをアップグレードすると、ビジネスもアップグレードするとお客様にお伝えしていますが、今回のパートナーシップはその事実を深く物語っています。需要予測をアップグレードすることで、在庫計画、価格設定、プロモーション、物流、生産の面などもアップグレードされます。

DataRobotのCEOであるDan Wrightは、次のように語っています。
「パンデミックの結果、お客様がこれまで行ってきた需要予測は根底から覆されてしまいました。当社がPalantirとパートナーを組んだ理由はこの点にあります。このパートナーシップによって、お客様は今後も確実に、正確性と実効性のあるAIモデルを作成できるようになります。DataRobotのAugmented IntelligenceプラットフォームとPalantirの機能との組み合わせにより、両社のお客様は長期にわたり利用することのできる柔性軟に優れたAIソリューションを手に入れ、企業価値を大きく高めることができるでしょう」

■Palantir Technologies Inc.について (https://www.palantir.com/japan/)
PALANTIRは、データ駆動型の事業運営と意思決定を可能とする先進的プラットフォームを構築する世界的なソフトウェア企業です。弊社は 、多くの政府機関、民間企業、非営利組織を顧客とし、そのミッションを達成する方法を大きく変革するために取り組んでいます。

■DataRobot, Inc.について(https://www.datarobot.com/jp/
DataRobotはエンタープライズ向け人工知能(AI)のリーディングカンパニーであり、AIイノベーションを競うグローバル企業に信頼性の高いAI技術と投資利益率(ROI)を実現するサービスの提供を行っています。DataRobotのエンタープライズAIプラットフォームは、機械学習モデルの構築、デプロイ、管理を自動化によってエンドツーエンドで提供しデータサイエンスの民主化を実現します。AIを大規模に提供し、継続的にパフォーマンスを最適化することで、ビジネス価値の最大化をサポートします。DataRobotの最先端のソフトウェアと世界最高クラスのAI実装、トレーニング、サポート、サクセスサービスが、組織の規模や業種を問わず、あらゆる組織においてビジネスの成果を高めています。
Forbes が選ぶ2020年の「クラウド100(世界の優良非公開クラウド企業100社)」、2019年および2020年の「AI 50(最も有望なAI企業50社)」にも選出され、IDCのレポート「IDC MarketScape: Worldwide Advanced Machine Learning Software Platforms Vendor Assessment(IDC MarketScape:世界の高度機械学習ソフトウェアプラットフォームベンダー評価)」では、リーダーに選ばれました。詳細についてはwww.datarobot.comをご覧ください。

■ 商標関連
・「DataRobot」はDataRobot, Inc.の登録商標です。
・その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の登録商標または商標です。

本リリースは、2021 年6月24日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

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会社概要

DataRobot, Inc.

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URL
https://www.datarobot.com/jp/
業種
製造業
本社所在地
225 Franklin Street, 13th Floor, Boston, MA 02110
電話番号
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代表者名
Debanjan Saha
上場
未上場
資本金
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設立
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