【宇都宮市】オンライン体操教室の開催やデータを利活用した効果の見える化による介護予防推進プロジェクトを栃木県宇都宮市で実施します。

 

スマートシティの実現に向けた官民連携コンソーシアムである「Ｕスマート推進協議会」が中心となって取り組む実証実験のうち，県内初となる「高齢者向けオンライン体操教室」を開催し，コロナの状況下においても高齢者の介護予防の取組の継続や，女性に比べて参加者が少ない男性の参加拡大による健康増進効果を検証します。

併せて，一部の介護予防教室などの「通いの場」においても，参加者の体力測定データ等を活用することにより，介護予防事業の効果の「見える化」を進め，効果的に介護予防を推進するための実証実験を開始します。

１．実施体制
Ｕスマート推進協議会の会員である株式会社NTTドコモ，株式会社三菱総合研究所及び宇都宮市が共同で実施します。

２．実証内容
（1）高齢者向けオンライン体操教室の開催　【県内初】

■期　　間：令和3年10月21日～令和4年1月20日

■対　　象：市内在住の65歳以上の高齢者40人

■実施内容：ウェブ会議ツール「ZOOM」を活用し，参加者の自宅と専門トレーナーをオンラインでつなぎ，週1回1時間程度の体操教室を開催します。実証実験参加前後での参加者の体力の変化等を測定し，効果を検証します。また，実証実験終了後も参加者同士が運動を継続できるよう，オンラインでの自主グループ活動の創出を支援します。

（2）「通いの場」の参加者の体力測定データ等を活用した事業効果の「見える化」

■期　　間：令和3年10月以降
（※新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら実施）

■対　　象：宇都宮市が開催する「介護予防教室」の参加者，市民が自主的に運動等の活動を行う「介護予防自主グループ」の参加者（計5か所）

■実施内容：事業の開始前，期間中，終了時に体力測定を実施し，各取組の効果を検証します。体力測定は，バンド型の端末を体に身に着けることで簡易かつ正確な測定と効果的なデータ分析が可能となるため，測定結果の参加者との共有，専門家等によるアドバイス等を行うことで，効果的な介護予防の取組につなげます。
（※新型コロナウイルス感染症の状況により内容を変更する可能性があります。）

（3）介護予防事業への参加状況と医療・介護給付費等のデータ分析

■期　　間：令和3年10月以降

■実施内容：過去の「通いの場」の参加者データ，国民健康保険や後期高齢者医療制度，介護保険のレセプトデータ等を横断的に分析し，介護予防の取組への参加の有無による医療・介護給付費の傾向，年齢別の変化等を把握します。

【事業イメージ】

 

３．その他
高齢者向けオンライン体操教室に関する詳細につきましては下記のウェブページに掲載しておりますので，是非ご覧ください。

 ■宇都宮市ホームページ
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/shisei/machi/1025730/1025731.html

４．問い合わせ
宇都宮市　保健福祉部　高齢福祉課　相談支援グループ（028-632-2358）