株式会社digglue、東京都社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」【コンセプト検証支援】第3期採択企業に選定

株式会社digglue(本社:東京都新宿区、代表者:原英之)は、東京都が主催する社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」の【コンセプト検証支援】第3期〈環境・サステナビリティ(GX/CE)分野〉において、当社の「Mirror Loop Project ~硝子鏡端材のスマート回収と資源循環プラットフォーム構築~」が採択されたことをお知らせいたします。
◆採択プロジェクト概要
本プロジェクトは、工場から大量に廃棄・埋立されている硝子鏡の端材を対象に、digglueが提供する資源循環デジタルプラットフォーム「MateRe(マテリ)」を活用した、スマート資源回収モデルの構築・実証を目指すものです。
最初の対象拠点として、東京都近郊で硝子鏡を用いた加工製品を製造している中小企業「西尾硝子鏡工業所」を選定。今後の展開に向けたモデルケースとして位置付けています。
各工場から排出される端材の重量は、IoTセンサーにより計測され、そのデータは地図上でリアルタイムに可視化されます。蓄積量が一定に達すると関係者に自動で通知が送られます。この仕組みにより、最適なタイミングで複数拠点の一括回収が可能となり、オペレーションの省人化と物流コスト削減を実現します。
さらに、蓄積・回収データを活用することで、CO₂排出削減効果やコスト削減効果を数値で「見える化」。複数拠点での運用実証を通じて、業界全体への横展開を視野に入れた、持続可能な資源循環型IoTモデルの構築を目指します。
◆ 資源循環デジタルプラットフォーム MateRe(マテリ)について
「MateRe(マテリ)」は、企業の排出物管理や再資源化の取り組みを支援する、クラウド型の資源循環プラットフォームです。企業などから排出される廃棄物やリサイクル資源、関連するCO₂排出量などをデジタル上で一元管理し、リアルタイムで可視化・分析することができます。これにより、現場ごとの排出傾向や課題を素早く把握し、改善アクションにつなげることが可能です。さらに、digglueの資源循環コンサルティングサービスと一体で活用することで、これまで廃棄に回していた排出物を「資源」として活用する仕組みづくりを支援。現場に即した柔軟な設計と運用支援により、持続可能な循環型社会の実現を後押しします。
〈 MateReの特徴 〉
・サーキュラーエコノミーの実践成果を、社内外にカンタン発信
・IoT連携で、現場の入力作業をミニマムに
・廃棄物と再利用先のマッチング支援で、資源価値を最大化
・余剰な建材・資材のリユースを促進し、他現場での活用をサポート

◆社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」とは

東京都は、革新的な技術やサービスを持つスタートアップと企業・団体との連携を通じて、社会課題の解決に挑む社会課題解決型スタートアップ支援事業「Tokyo Co-inNovators」を2024年度より開始しました。
本事業では、スタートアップと企業等の協業を促進するため、マッチング支援やピッチイベントの開催、さらには実証費用を含む伴走支援を行うことで、優れたコンセプトの社会実装を支援しています。
今回、株式会社digglueが提案する「Mirror Loop Project ~硝子鏡端材のスマート回収と資源循環プラットフォーム構築~」は、環境サステナビリティ(GX・CE)分野における課題解決を目指す取り組みとして、本事業の【コンセプト検証支援】第3期に採択されました。
また、本プロジェクトにおいては、西尾硝子鏡工業所と株式会社digglueの連携が、東京都によるマッチング支援を通じて実現したものであり、公的支援による共創の成果でもあります。
「Tokyo Co-inNovators」 公式サイト:https://shakaikadai.metro.tokyo.lg.jp/
〈digglueについて〉
「テクノロジーで持続可能な世界を実装する」をパーパスとするスタートアップ。
IoTやブロックチェーンなどの最新テクノロジーを駆使し、サーキュラーエコノミーを実現するためのプラットフォームを展開しています。「MateRe Visualization」「MateRe Traceability」「CiReta!」の3つのプロダクトを通じて、企業間の情報連携や消費者の行動変容を促進し、持続可能な社会の実現に寄与しています。
所在地:東京都新宿区天神町6 Mビル8F
代表者:代表取締役CEO 原 英之、代表取締役COO 中谷 元
設立:2018年6月
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