IBM、モダナイゼーションの加速に専念するハイブリッドクラウド・ビルド・チームを発表
専任チームがパートナーと先進的なソリューションを共同開発し、ソフトウェアにAIを組み込み、ワークロードのモダナイズとマイグレーションを支援
[米国ニューヨーク州アーモンク - 2021年2月4日(現地時間)発]
IBMは本日、オープン・ハイブリッドクラウド環境でパートナーの製品、サービス、その他のオファリングのマイグレーションとモダナイゼーションをサポートするため、専門性の高いハイブリッドクラウド・ビルド・チームの結成を発表しました。いずれもAIに注力しているIBMデータサイエンス/AIエリート・チームのモデルの成功と最近結成されたIBM AIOpsエリート・チームに続いて、ハイブリットクラウド・ビルド・チームは、オンプレミス、クラウド、またはパートナーが選択する環境で導入されるワークロードの更新においてパートナーを支援することに専念します。
複数の業界にわたる、世界5,000名以上のエグゼクティブの回答を含む最近のIBM Institute for Business Value(IBV)調査によって、ハイブリッドクラウド(パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスITの組み合わせ)の採用が今後3年間に47%増加し、平均的な組織は6つのハイブリッドクラウドを利用するようになると見込まれることがわかりました。この調査レポートでは、フル・ハイブリッド、マルチクラウド・プラットフォーム・テクノロジー、運用モデルから生じる価値が、単一のプラットフォーム、単一のクラウド・ベンダーからの価値の2.5倍であることを指摘しています。IBMのハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、パートナーによるオープン・ハイブリッドクラウドの価値の最大化を支援するために結成されました。
ハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、パートナーとそのお客様のために先進的なテクノロジー・ソリューションのアジャイルな共同開発に取り組む、全世界で100人以上のアーキテクト、データ・サイエンティスト、クラウド開発者、セキュリティー専門家、デベロッパー・アドボケイトで構成されます。また、このチームは、オープン・ハイブリッドクラウド環境に対する製品、サービス、その他のオファリングのマイグレーションを最適に加速する方法についてパートナー(金融サービスや通信など、特に規制が厳しく、機密性の高い業界のパートナーが含まれます)を支援します。
Microsoft Azure、IBM® Cloud、AWSなどの多数の環境に関する深い専門知識を備えたIBMハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、すべてのクラウド・プラットフォームとクラウド・プロバイダーにわたってワークロードを革新するためにパートナーを支援します。その一方で、業務を最適化し、お客様の成果を高めるために、AI、5G、Kubernetes、ブロックチェーン、エッジなどの新たなテクノロジーを導入します。このプロセスには、ビジネス向けのAIを活用し、パートナーの目標を実現するために、Red Hat OpenShift上に構築して、オンプレミス、エッジ、クラウドなどのあらゆる場所で動作するように設計されたIBMハイブリッドクラウド・ソフトウェアの採用の検討が含まれます。
IBMゼネラル・マネージャーでチーフ・デベロッパー・アドボケイト兼ISVビルド・エコシステム担当のウィリー・M・テハダ(Willie M. Tejada)は、次のように述べています。「新たなプログラム、追加の資金調達、簡素化されたエコシステム・アプローチなどの最近の変化に加えて、IBMのハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、当社のパートナーへのコミットメントと投資が前例のないレベルに達していることを示しています。このハイブリッドクラウド・スペシャリストとして選ばれたグループは、複数のプラットフォームとプロバイダーにわたってAIを組み込む一方で、お客様のクラウド・ワークロードのモダナイズとマイグレーションに対する障壁を取り除くよう、パートナーを支援します。多くのパートナーは、このチームの作業が自社のお客様にとって有益であることが実証され、IBMハイブリッドクラウド・エコシステムの拡大を推進できたと語っています」
顧客の成果を高めるためのパートナーとの共同開発
先月、IBMは、テクノロジー・コンサルティングとデジタル・ソリューションの世界的な大手企業であるLTIと、複数年にわたるグローバルな提携の拡大計画を発表しました。このコラボレーションの一環として、LTIは、保険アプリケーションの評価を支援するために、AIを活用して、引き受けプロセスに新たな革新をもたらすことを計画しています。新たなプラットフォームでは、標準的な保険業界のデータとWatson AIのデータやThe Weather Companyのデータを組み合わせて、リスク評価を改善し、より多くの情報に基づいて引き受けの決定を下すために、組み込みの視覚化チャートと統計モデリングを顧客に提供します。
数カ月という短期間で、ハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、IBM Garageメソッドを利用して、LTIソリューションを共同開発しました。このソリューションは、企業の保険引き受けに関連する潜在的なリスクの特定に役立てるために、保険代理店の顧客がソーシャル・メディアに基づく企業のレビューを活用できるように設計されました。このアプリケーションには、事業拠点、現地の犯罪統計、天候事象、その他の引き受け関連の基準に対するルールベースの分類が含まれます。この共同作業が成功を収めた結果、LTIは、2021年第2四半期にこのソリューションを顧客に提供する予定です。
LTIの販売担当プレジデント兼執行役員 スディール・チャトゥヴェディ(Sudhir Chaturvedi)氏は、次のように述べています。「当社の目標は、サービスと製品を継続的に改善して、デジタル・トランスフォーメーションとオープン・ハイブリッドクラウドの潜在性の実現に向けて顧客を支援することです。ハイブリッドクラウド・ビルド・チームに対するIBMの投資、LTIの専門知識やクラス最高の自動化機能と統合機能の組み合わせにより、共同の顧客に極めて高い価値が提供されます」
パートナー・エコシステムに対するIBMの10億ドルの投資の一環として、ハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、IBM GarageメソッドやIBMのデザイン思考の方法論などの実績のあるディープ・デザイン・エンゲージメント・モデルを利用して、パートナーの優れたアイデアの市場への投入を支援します。2021年に全世界で200人以上に拡大される予定のこのチームは、既に75を超える案件に参加し、ハイブリッドクラウド環境への移行およびその構築において、戦略的、戦術的、運用上の考慮事項に関する指針をパートナーに提供しました。LTIの他にも、ハイブリッドクラウド・ビルド・チームが協力したパートナーにはCitiusTech、Cylera、Intellect Design Arena(ケース・スタディー)、KPMG LLC(カナダ)、Liferay(ケース・スタディー)、PearlChain(ケース・スタディー)などがあります。
ハイブリッドクラウド・ビルド・チームの主な取り組みは、アプリケーションの実用最小限の製品(MVP)やプロトタイプを作成し、参加パートナーにとって重要な市場投入機会の実現を支援するために、5~20週間にわたって継続します。詳細については、https://www.ibm.com/partnerworld/cloudをご参照いただくか、hcbuild@us.ibm.comまで直接お問い合わせください。
将来の見通しに関する記述
IBMの将来の方向性および意図に関する記述は、予告なしに変更または撤回される可能性があり、あくまでIBMの目標および目的のみを表しています。
以上
当報道資料は、2021年2月4日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-02-04-IBM-Unveils-Elite-Hybrid-Cloud-Build-Team-Dedicated-to-Accelerating-Modernization-Across-Partner-Ecosystem
IBM、ibm.com、IBM Cloud、IBM Garageは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。 現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
Red Hat、OpenShiftは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。
Microsoftは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標です。
IBMは本日、オープン・ハイブリッドクラウド環境でパートナーの製品、サービス、その他のオファリングのマイグレーションとモダナイゼーションをサポートするため、専門性の高いハイブリッドクラウド・ビルド・チームの結成を発表しました。いずれもAIに注力しているIBMデータサイエンス/AIエリート・チームのモデルの成功と最近結成されたIBM AIOpsエリート・チームに続いて、ハイブリットクラウド・ビルド・チームは、オンプレミス、クラウド、またはパートナーが選択する環境で導入されるワークロードの更新においてパートナーを支援することに専念します。
複数の業界にわたる、世界5,000名以上のエグゼクティブの回答を含む最近のIBM Institute for Business Value(IBV)調査によって、ハイブリッドクラウド(パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスITの組み合わせ)の採用が今後3年間に47%増加し、平均的な組織は6つのハイブリッドクラウドを利用するようになると見込まれることがわかりました。この調査レポートでは、フル・ハイブリッド、マルチクラウド・プラットフォーム・テクノロジー、運用モデルから生じる価値が、単一のプラットフォーム、単一のクラウド・ベンダーからの価値の2.5倍であることを指摘しています。IBMのハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、パートナーによるオープン・ハイブリッドクラウドの価値の最大化を支援するために結成されました。
ハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、パートナーとそのお客様のために先進的なテクノロジー・ソリューションのアジャイルな共同開発に取り組む、全世界で100人以上のアーキテクト、データ・サイエンティスト、クラウド開発者、セキュリティー専門家、デベロッパー・アドボケイトで構成されます。また、このチームは、オープン・ハイブリッドクラウド環境に対する製品、サービス、その他のオファリングのマイグレーションを最適に加速する方法についてパートナー(金融サービスや通信など、特に規制が厳しく、機密性の高い業界のパートナーが含まれます)を支援します。
Microsoft Azure、IBM® Cloud、AWSなどの多数の環境に関する深い専門知識を備えたIBMハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、すべてのクラウド・プラットフォームとクラウド・プロバイダーにわたってワークロードを革新するためにパートナーを支援します。その一方で、業務を最適化し、お客様の成果を高めるために、AI、5G、Kubernetes、ブロックチェーン、エッジなどの新たなテクノロジーを導入します。このプロセスには、ビジネス向けのAIを活用し、パートナーの目標を実現するために、Red Hat OpenShift上に構築して、オンプレミス、エッジ、クラウドなどのあらゆる場所で動作するように設計されたIBMハイブリッドクラウド・ソフトウェアの採用の検討が含まれます。
IBMゼネラル・マネージャーでチーフ・デベロッパー・アドボケイト兼ISVビルド・エコシステム担当のウィリー・M・テハダ(Willie M. Tejada)は、次のように述べています。「新たなプログラム、追加の資金調達、簡素化されたエコシステム・アプローチなどの最近の変化に加えて、IBMのハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、当社のパートナーへのコミットメントと投資が前例のないレベルに達していることを示しています。このハイブリッドクラウド・スペシャリストとして選ばれたグループは、複数のプラットフォームとプロバイダーにわたってAIを組み込む一方で、お客様のクラウド・ワークロードのモダナイズとマイグレーションに対する障壁を取り除くよう、パートナーを支援します。多くのパートナーは、このチームの作業が自社のお客様にとって有益であることが実証され、IBMハイブリッドクラウド・エコシステムの拡大を推進できたと語っています」
顧客の成果を高めるためのパートナーとの共同開発
先月、IBMは、テクノロジー・コンサルティングとデジタル・ソリューションの世界的な大手企業であるLTIと、複数年にわたるグローバルな提携の拡大計画を発表しました。このコラボレーションの一環として、LTIは、保険アプリケーションの評価を支援するために、AIを活用して、引き受けプロセスに新たな革新をもたらすことを計画しています。新たなプラットフォームでは、標準的な保険業界のデータとWatson AIのデータやThe Weather Companyのデータを組み合わせて、リスク評価を改善し、より多くの情報に基づいて引き受けの決定を下すために、組み込みの視覚化チャートと統計モデリングを顧客に提供します。
数カ月という短期間で、ハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、IBM Garageメソッドを利用して、LTIソリューションを共同開発しました。このソリューションは、企業の保険引き受けに関連する潜在的なリスクの特定に役立てるために、保険代理店の顧客がソーシャル・メディアに基づく企業のレビューを活用できるように設計されました。このアプリケーションには、事業拠点、現地の犯罪統計、天候事象、その他の引き受け関連の基準に対するルールベースの分類が含まれます。この共同作業が成功を収めた結果、LTIは、2021年第2四半期にこのソリューションを顧客に提供する予定です。
LTIの販売担当プレジデント兼執行役員 スディール・チャトゥヴェディ(Sudhir Chaturvedi)氏は、次のように述べています。「当社の目標は、サービスと製品を継続的に改善して、デジタル・トランスフォーメーションとオープン・ハイブリッドクラウドの潜在性の実現に向けて顧客を支援することです。ハイブリッドクラウド・ビルド・チームに対するIBMの投資、LTIの専門知識やクラス最高の自動化機能と統合機能の組み合わせにより、共同の顧客に極めて高い価値が提供されます」
パートナー・エコシステムに対するIBMの10億ドルの投資の一環として、ハイブリッドクラウド・ビルド・チームは、IBM GarageメソッドやIBMのデザイン思考の方法論などの実績のあるディープ・デザイン・エンゲージメント・モデルを利用して、パートナーの優れたアイデアの市場への投入を支援します。2021年に全世界で200人以上に拡大される予定のこのチームは、既に75を超える案件に参加し、ハイブリッドクラウド環境への移行およびその構築において、戦略的、戦術的、運用上の考慮事項に関する指針をパートナーに提供しました。LTIの他にも、ハイブリッドクラウド・ビルド・チームが協力したパートナーにはCitiusTech、Cylera、Intellect Design Arena(ケース・スタディー)、KPMG LLC(カナダ)、Liferay(ケース・スタディー)、PearlChain(ケース・スタディー)などがあります。
ハイブリッドクラウド・ビルド・チームの主な取り組みは、アプリケーションの実用最小限の製品(MVP)やプロトタイプを作成し、参加パートナーにとって重要な市場投入機会の実現を支援するために、5~20週間にわたって継続します。詳細については、https://www.ibm.com/partnerworld/cloudをご参照いただくか、hcbuild@us.ibm.comまで直接お問い合わせください。
将来の見通しに関する記述
IBMの将来の方向性および意図に関する記述は、予告なしに変更または撤回される可能性があり、あくまでIBMの目標および目的のみを表しています。
以上
当報道資料は、2021年2月4日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-02-04-IBM-Unveils-Elite-Hybrid-Cloud-Build-Team-Dedicated-to-Accelerating-Modernization-Across-Partner-Ecosystem
IBM、ibm.com、IBM Cloud、IBM Garageは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。 現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
Red Hat、OpenShiftは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。
Microsoftは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標です。
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