【Jabra×ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス共同研究】参加者から「見られている」ことを「認識するかどうか」が大きな影響、集中力とエンゲージメントに2倍もの差があることを科学的に実証

~オンライン会議と周辺デバイスに関する調査~

 デンマーク(コペンハーゲン)を本拠とするオーディオ、ビデオ、コラボレーションソリューションブランドJabra (ジャブラ)を展開するGNオーディオジャパン株式会社(以下:Jabra)は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(以下、LSE)と共同で、ハイブリッド会議におけるテクノロジーの効果に関する研究として、500分以上のビデオ会議録画を分析し、参加者の視認性が会議の質に与える影響を詳細に検証しました。その結果、オンラインとリアルを併用したハイブリッド会議において、参加者が画面上で「クリアに見える(見られる)こと」が、集中力とエンゲージメントを約2倍向上させることが科学的に実証されました。

<調査結果サマリー>

視認性×集中力

  • 画面で「よく見える(見られている)」参加者は、55%の時間で集中を維持する

  • 「見えにくい(見られていない)」参加者は34%の時間しか集中していなかった

  • 集中した表情を見せる頻度の差は約2倍
    (よく見える(見られている):21% vs 見えにくい(見られていない):10%)

感情表現

  • 視認できる参加者は表情がよく見えることで、無表情の頻度が92%減少

  • 感情をより自然に表現すること=会議への積極的な参加を確認

覚醒度(注意力)の向上スコア

  • 「見える(見られている)」参加者:6/10点

  • 「見えにくい(見られていない)」参加者:5/10点

<調査概要>

● 調査機関:ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス行動研究室

● 調査対象:ハイブリッド会議におけるビデオ会議(500分以上)

● 比較内容:異なる会議システム利用時の参加者行動分析

● 測定項目:視認性、集中度、表情、感情表現、覚醒度、発言自由度

● 参考:https://www.jabra.com/ja-jp/thought-leadership/small-rooms

<調査結果詳細>

 集中力の違いは一目瞭然

ハイブリッド会議における「見える(見られている)人」と「見えない(見られていない)人」では、集中している時間に大きな差が出ました。画面にハッキリ映っている人は会議時間の55%で集中を維持していたのに対し、見えにくい・見えない人は会議時間の34%でしか集中を維持できていませんでした。つまり、見える(見られている)人は、見えない(見られていない)人より1.6倍も長い時間を集中していたことが明らかになりました。

「集中した表情」も2倍の差

研究チームがハイブリッド会議の参加者の表情を詳しく分析したところ、見えている(見られている)人は会議中の21%の時間で「集中した真剣な表情」を見せていたのに対し、見えにくい(見られていない)人は10%の時間でしか真剣な表情を見せていませんでした。これは、見える(見られている)人が、見えない(見られていない)人の2倍も「やる気のある顔」をしていたことを証明する結果となりました。

 「視認性」が高いと会議が生き生きと活発になる

調査においては、ハイブリッド会議中の感情表現の豊かさでも大きな違いが現れました。見えない(見られていない)人は会議中の98%で無表情・無反応だったのに対し、見える(見られている)人は無表情を92%削減し、様々な感情を表現していました。これにより、見える(見られている)人がいると会議全体の雰囲気が明るく活発になることが科学的に証明されました。

意欲・覚醒度も明確に向上

10点満点で測定した「やる気レベル」においても、見えている(見られている)人は、10点満点中6点を記録したのに対し、見えにくい(見られていない)人は5点にとどまりました。この結果は、視認性が参加者の意欲や集中度を明確に押し上げる効果があることを示しています。

なぜ、「見える(見られる)」ことで、このような違いが生まれるのか、研修を監修したサイモン・ノイス博士(心理学者)によると、「ハイブリッド会議中に他人から見られていると感じると、参加者の集団の一員である意識が強まり、その集団への依存や順応が高まり、自然により良いパフォーマンスを発揮しようとする結果とのことです。

■Jabraエンタープライズビデオ事業部SVP、ホルガー・ライジンガー氏コメント

この調査結果は、ハイブリッド会議における「視認性」が、単に参加者全員が映れば良いという技術的な問題ではなく、積極的に会議に臨みパフォーマンスを高めるための重要な要素であることを裏付けています。ハイブリッド会議の参加者は、自分が他者から見られていることを認識すると、会議により集中し、積極的に関わり貢献するために、認知的かつ社会的反応性が向上することがわかりました。

【全員の姿を映し出し、全員の声を届け、一体感のある会議を実現するバーチャルビデオシステム】

▼Jabraのビデオ会議室ソリューション 

小会議室から大きな会議室まで、Jabraが提供するPanaCast シリーズなら、あらゆる会議スペースを最大限に活用できます。独自の180度画角により、画面の近くにいる人、部屋の隅にいる人、壁際にいる人でも、死角がなく、参加者全員の姿を捉え、画像の歪みはありません。会議室にいる全員を映し出す4Kパノラマビューです。 

卓越したオーディオ技術により、すべての音声を高品質で届けます。ビームフォーミングアレイのノイズキャンセリングマイク、高音質をサポートするスピーカーが、臨場感あふれるHDサウンドで会議室を満たし、スムーズで自然な会話を可能にします。 

https://www.jabra.com/ja-JP/business/video-conferencing/video-conferencing-cameras

中規模会議室向け ビデオソリューションPanaCast 50 シリーズ 

https://www.jabra.com/ja-jp/c/apac/panacastsolutions

小規模会議室向け ビデオソリューション PanaCast 40 VBS 

https://www.jabra.com/ja-JP/business/video-conferencing/jabra-panacast-40-vbs

Jabraについて

Jabraはオーディオ、ビデオ、コラボレーションソリューションの世界的リーダーであり、消費者および企業向けの製品開発のため日々研究を重ねています。誇りあるGNグループの一員として、Jabraは人々がお互いの距離を縮め、大切なものとより近づけるよう取り組みを行っています。Jabraの卓越したエンジニアリングは150年にわたり業界をリードしてきました。企業向けには人々がどこでもより生産的に仕事ができるよう、コンタクトセンター、オフィス、コラボレーションのための統合されたツールを提供し、消費者向けには通話、音楽、メディアをより楽しめる完全ワイヤレスヘッドホンやイヤホンを生み出しています。1869年に設立されたGNは100カ国で事業を展開し、革新性、信頼性、使いやすさを提供しています。全世界で7,500人以上を雇用しており、2022年の年間収益は187億DKK(約3,381億円)に上り、GNオーディオは125億DKK(2,260億円)を占めています。GNグループはナスダックコペンハーゲンに上場しています。www.jabra.com

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会社概要

URL
https://www.jabra.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区新橋1-10-6 新橋M-SQUARE7階
電話番号
03-3575-5850
代表者名
安藤 靖
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1986年02月