東陽テクニカ、Broadsens製ワイヤレスセンサーを販売開始

機械設備の予知保全や状態監視における計測・解析を効率化、製造現場のDX推進を支援

東陽テクニカ

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、Broadsens Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州、以下Broadsens)のワイヤレスセンサーを2023年7月24日より販売開始いたします。
本製品は、製造現場での機械設備の予知保全や状態監視において、設備の振動や温度を計測し、解析に必要なデータを無線で送信できるセンサーです。小型かつ軽量で、電池駆動で最長5年間動作します。振動計測では最高25.6kHzの高サンプリング周波数の振動生波形データを送信することが可能です。
東陽テクニカは、本製品を2023年7月26日(水)より3日間、東京ビッグサイトで開催される「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023/第49回プラントメンテナンスショー」にて国内で初めて披露いたします。

  •  背景/概要 

近年、製造業では熟練技術者の高齢化や若年層の減少により設備技術者の人材不足が問題となっています。企業ではその対策の一つとしてDX(デジタルトランスフォーメーション)推進をしており、製造現場において機械設備の状態監視システムを導入する機会が増加しています。中でも、回転機器などの振動計測は、設備故障の予知保全に有効な計測手法として、多くの企業で導入されています。

振動計測を行うにはセンサーを対象設備に直接取り付ける必要があるため、配線の手間などがなく設備環境に左右されずに設置できるワイヤレスセンサーが製造現場でのDX推進とともに需要が高まっています。しかし、従来のワイヤレスセンサーは、センサー本体が大きく設置場所が限定されることや、送信できる情報が解析データのみで振動生波形データが必要な詳細解析には有線センサーが必要になるといった課題がありました。

このような課題を解決するため、東陽テクニカではこのたびBroadsens製ワイヤレスセンサーの販売を開始いたします。小型で軽量(直径×高さ:約3cm×3cm、重さ:約50g)なため設置も簡単で、電池駆動で最長5年動作します。振動計測においては、振動加速度の生波形を最大25.6kHzのサンプリング周波数で取得することができます。リアルタイムでの生波形の表示はもちろん、FFT※1の解析結果のリアルタイム表示も可能です。タイマー機能により、計測スケジュールを設定することができ、MQTT※2通信によってサーバーに計測データを送信することも可能です。

東陽テクニカは、Broadsens製品の提供を通して、製造現場のDX推進を支援し、製造業の高効率化に貢献してまいります。

※1 FFT:Fast Fourier Transform。高速フーリエ変換。

※2 MQTT:Message Queuing Telemetry Transport。パブリッシュ/サブスクライブ型のデータ通信プロトコル。

  • 主な特長

・専用のワイヤレスゲートウェイを使用して無線(Bluetooth)でデータ送信

・小型かつ軽量

・設置、設定が簡単で過酷な環境下でも常時監視可能

・内蔵電池で最長5年間動作

・モニターソフトウェア(別売り)を使用することで、各種データをリアルタイムに閲覧し、計測データをcsvファイルでダウンロード可能

型番

「SVT-A」シリーズ

「SVT-V」シリーズ

「SVT-T」シリーズ

計測

データ

振動生波形データ

振動実効値

(オーバーオール値)

温度データ

サイズ

直径34mm×高さ31mm

直径33mm×高さ26mm

直径39mm×高さ14mm

重さ

53g

53g

28g

その他の特長

・セキュアブートローダーを装備

・OTA(Over the Air)ファームウェアアップグレードもサポート

・振動実効値(速度、加速度)を計測、傾向監視に最適

・15秒のデータ更新間隔

・センサー内部で振動実効値(速度、加速度)を計算

(「SVT-A」シリーズ)

◆メーカー製品一覧ページ:https://www.toyo.co.jp/mecha/maker/product_list/id=38687


 【 出展概要 】

◆開催展名:メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023/第49回 プラントメンテナンスショー

◆会期:2023年7月26日(水)~28日(金) 10:00~17:00

◆会場:東京ビッグサイト・東展示棟/ブース番号:M7-004

◆出展お知らせページ:https://www.toyo.co.jp/mecha/seminar/detail/mente2023.html

◆公式サイト:https://www.jma.or.jp/mente/index.html

 

<Broadsens Corporationについて>

Broadsensは、2015年アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーで設立され、超低消費電力のワイヤレスセンサーやモニタリングシステムを設計・開発しています。世界中の産業機械メーカーや研究機関に、センサーやデバイス、ソリューションを提供しており、効率性や安全性の向上、利益拡大に貢献しています。

Broadsens Webサイト:https://www.broadsens.com


<株式会社東陽テクニカについて>

東陽テクニカは、1953年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。

株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社東陽テクニカ

6フォロワー

RSS
URL
https://www.toyo.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区八重洲1-1-6
電話番号
03-3279-0771
代表者名
高野俊也
上場
東証プライム
資本金
41億5800万円
設立
1953年09月