受験生の子どもを持つ保護者の意識・行動調査

〜子どもの受験期、保護者行動の変化、最多は“自身の健康管理・生活習慣”~

株式会社DeltaX

株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、小学6年生、中学3年生の子どもを持つ保護者を対象に「子どもが受験生になり保護者自身に意識や行動の変化があったか」についての調査を行いました。

調査結果サマリー

・子どもが受験生になり、保護者が始めたことは「自身の健康管理、生活習慣の見直し」が多く、「特になし」は全体の約25%。

・受験生の子どもを持つ保護者が意識的に増やした行動は「子どもとの会話量」が首位。

・受験生の子どもを持つ保護者が意識的に減らした行動は「家族旅行」が首位。

・保護者の意識や行動の変化には「保護者の意識やパワーを子どもに向けるため」という理由が一番多い。

・上記理由を回答した保護者が増やしたことで一番多いのは「子どもとの会話量」。

・減らしたことは「外出が伴う趣味・娯楽」が一番多い。

・始めたことは「自身の健康管理、生活習慣の見直し」、「子どもにかける言葉や接し方を大きく変えた」で同率。

・保護者の取り組みで子どもの変化は約50%。

塾選編集部総まとめ

お子さまの受験をきっかけに、多くの保護者が「自分の生活スタイル」や「家族との関わり方」を見直し、家庭ごとの受験期の過ごし方が見えてきました。今回の調査では、そんな保護者の皆さんのリアルな声と行動の変化が明らかになりました。

大きくわけて3パターンにわけられます。

・受験に合わせて“自分の生活”もシフト

「子どもだけに頑張らせない」という想いから、自分自身の生活を受験モードに合わせる保護者が増えています。保護者自身の体調管理を見直したり、外出を意識的に増やし、ストレスを溜めないようにしたり、自分へのご褒美としてお小遣いを増やすなど、外向きの行動で意識を整える工夫も。

・一緒に頑張る

自分も新しい勉強を始める、縁起を担いだ料理づくりなど、一緒に頑張るスタイルや、家族旅行をあえて増やす、頑張りすぎない工夫で乗り切る家族など、様々な応援スタイルも見られました。

・あえて「少し距離をとる」スタイルも

全力でサポートするだけでなく、「あえて一歩引くことで、子どもに任せる」という選択をする保護者も一定数います。無理に関わりすぎず、お子さまの自立を後押しする姿勢です。

また、保護者自身の意識や行動の変化が子どもにどのように影響するのかも気になるところですね。

保護者が意識的に取り組みをしたことで、約半数のお子様に影響があるとわかりました。

具体的な影響として、お子様との会話が増え、心を開いてくれるようになったり、受験に対してのやる気が出たりとプラスの効果が多かったです。

お子さまの性格や家庭の雰囲気に合わせて、どんな関わり方がベストかを考えるタイミングかもしれません。自分の子どもや自分の性格を知り、そのご家庭にあった距離感を見つけていけると良いですね。大切なのは、“家庭ごとのちょうどいい距離感”を見つけることです。

子どもが受験生になり、保護者が始めたことは「自身の健康管理、生活習慣の見直し」が第一位

【子どもが受験生になり、受験のために保護者が始めたことランキング】

小学6年生、中学3年生の子どもを持つ親118人を対象(重複回答あり)

※「特にない」は全体の約25%

最も多かった行動は「自身の健康管理・生活習慣の見直し」(17%)

子どもの受験をサポートするには、まず自分自身が健康であることを重要だと考える保護者が多いことがうかがえます。

2位は「子どもにかける言葉や接し方を大きく変えた」(13%)

精神的なサポートを意識する保護者も多く、コミュニケーションの質を見直す動きが見られます。

3位「情報収集のためのネットワークづくり」(10%)や、4位「子どもの息抜きの工夫」(8%)

子どもだけでなく、親も情報戦・環境づくりに積極的であることがわかります。

「リスキリング(自分自身の勉強)」「趣味・習い事」など、親自身の成長や心の余裕を大切にする行動も一定数見られました。

「何もしない」保護者も4人に1人。全体の25%は「特に何もしなかった」と回答

 すべての保護者が何かしらの変化を起こしているわけではなく、あえていつも通りのスタンスで子どもを支えている層も存在します。

子どもが受験生になり、意識的に増やしたこと、減らしたことは何なのか?

【子どもが受験生になり保護者が意識的に増やしたこと・減らしたことランキング】

小学6年生、中学3年生の子どもを持つ保護者118人を対象

本調査では、「子どもが受験生になって増やしたこと、減らしたこと」に関する設問を、複数回答形式で実施

各項目(A、B、C…)について、「増やした」「変わらないこと」「減らした」のいずれかを回答。
本結果では「増やした」と回答した割合(該当者数/全回答者数 × 100%)を算出し、純粋に増やした割合として示した。「減らした」も同様。

・増やしたこと:受験生を支えるために、親子の会話を意識的に増やしている家庭が多い結果になりました。

一方で、受験費用の確保のために仕事を増やす家庭も一定数存在します。

リフレッシュのための家族の時間を確保する家庭もあり、受験一色になりすぎないバランスを取ろうとする意識が見られます。

親の個人的な支出や外部との交流は大きく増えていませんが、一部の家庭では気分転換を兼ねて増やしているケースもあります。

・減らしたこと:受験に向けて家族全体で環境を調整し、長時間の外出や親の趣味・交際を控える傾向が強いです。

ただし、仕事を大幅に減らすのは難しく、家庭によって対応に違いがあります。

親子の会話は減らさず、むしろ積極的に増やしていることが分かります。

受験期の家庭では、時間・お金・エネルギーの多くを受験に集中させる姿勢が顕著に表れています。

【保護者が子どもの受験のために増やした・減らした・始めたことの理由】

一番多かったのは「保護者の意識やパワーを子どもに向けるため」という回答でした。

このように回答した保護者が、”始めたこと”として一番多かったのは、「自身の健康管理、生活習慣の見直し」、「子どもにかける言葉や接し方を大きく変えた」が同率でした。

受験生がいるご家庭では、家族の体調管理も重要です。今までよりも生活面を整えようとする傾向が見られます。子ども中心の生活へシフトしています。

また、 言葉や接し方の変化として子どものメンタル面への影響を考え、励ましや支えになるような接し方を意識している可能性があります。

”増やしたこと”は、「子どもとの会話量」でした。受験期の子どもと積極的にコミュニケーションを取ることを重視し、悩みやストレスのケア、学習状況の把握をしようとしています。

”減らしたこと”は、「外出が伴う趣味・娯楽」です。受験に集中するため、外での活動を減らし、家庭でのサポートに時間を割いています。家族全体で受験モードに入っている可能性があります。

参考情報ですが、子どもにあえて集中しない人が少数ながら10%弱いました。この方たちが意識的に行ったこととしては、「外出を増やした」「送迎」「息抜き」「娯楽時間」「仕事を増やさないようにしている」でした。

保護者の意識や行動を変えたことにより、子どもにどのような変化があったのか?

保護者が受験のために意識や行動で増やしたり減らしたこと、または始めたことで、子どもに変化があったのは約半数。

具体的にどんな変化があったのでしょうか。

・子どもとの会話が増え、子どもが心を開くようになった

・悩みを話してくれるようになった

・前向きに勉強しようという姿勢に変わった

・子供に笑顔が増えた

・受験に対しての意欲ややる気が増えた

・自主勉強が増えた

調査概要

調査名:通塾影響調査
調査目的:通塾による影響の実態を理解する
調査方法:インターネット調査
調査委託先:株式会社クロス・マーケティング
調査対象:全国の子どもがいる500世帯
調査期間:2025年2月

※掲載しているグラフや内容を引用する場合には、「塾選調べ」と明記し、『塾選』(https://bestjuku.com)へのリンク設置をお願いします。

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 19F
電話番号
03-4520-6590
代表者名
黒岩 剛史
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2022年06月