NanoFrontier、仙台市の東南アジア展開支援プログラム「STEP for GROWTH」に採択

令和8年度「仙台・東北エクスパンションプログラム(STEP)for GROWTH」に採択。独自のナノ粒子生成技術を基盤に、東南アジアでの市場検証とパートナー開拓を開始

NanoFrontier株式会社

NanoFrontier株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:井上 誠也、以下「NanoFrontier」)は、仙台市が実施する令和8年度「仙台・東北エクスパンションプログラム(略称:STEP)」のSTEP for GROWTHコースに採択されたことをお知らせいたします。本プログラムを通じ、独自のナノ粒子生成技術を基盤とする各事業について、東南アジアを中心とした海外市場での事業仮説の検証とパートナー開拓に取り組みます。

採択の背景 

水質汚染、エネルギー貯蔵、データセンターの排熱は、いずれも国内市場だけで完結しない課題です。とりわけ東南アジアは、水処理とエネルギーの双方で需要が拡大しています。データセンター市場を例にとれば、東南アジアの市場規模は2024年の137.1億USDから2030年には304.7億USD、年平均成長率(CAGR)14.24%で拡大すると予測されています(出典:ResearchAndMarkets「Southeast Asia Data Center Market Landscape 2025-2030」)。冷却・電力・水の制約が同時に立ち上がる市場であり、材料側からの解決余地が大きい領域です。

NanoFrontierは、こうした課題に材料の側から応えることを事業の中心に据え、海外展開を成長戦略の中核と位置付けてきました。一方で、現地の規制環境や調達慣行を把握しないまま製品を持ち込んでも検証の入口に立てないという課題がありました。本プログラムでは市場分析と現地ネットワークの両面から伴走支援を受けられるため、この入口を短期間で越えることを目指します。

当社の技術と応用領域

NanoFrontierは、独自のナノ粒子生成技術を基盤とする、東北大学発のディープテックスタートアップです。化合物をナノサイズ化することで新たな機能を引き出し、以下の領域への応用を進めています。

  • センシング:ナノ色素を水中に分散させ、PFASを低濃度・その場で検出する試薬 

  • 蓄電:ナノ粒子を活物質とし、バナジウムに依存しないレドックスフロー電池の電解液 

  • 熱管理:ナノ粒子分散により冷却性能を向上させた、データセンター向け冷却液 

  • 潤滑:安全性の高いナノ粒子を用いた、金属摩耗を低減する潤滑油 

  • 医薬:キャリアを用いない抗がん剤(ナノプロドラッグ)

第一弾の実装として、PFAS(有機フッ素化合物)の検出技術の社会実装に取り組んでいます。

本プログラムで取り組むこと 

本プログラムを通じて、当社は以下に取り組みます。

  1. ターゲット国・顧客の市場分析 

    水処理およびエネルギー分野を中心に、国ごとの規制動向、調達構造、想定顧客を整理します。 

  2. 現地パートナーとのネットワーク構築  

    現地企業・研究機関・政府機関との個別面談を通じ、共同での技術検証に向けた対話を進めます。 

  3. 商談機会の獲得  

    国際展示商談会への出展を通じ、当社技術を現地の文脈で説明できる状態をつくります。

  4.  事業仮説の検証  

    現地での対話を通じて、どの国のどの用途から入るべきかを検証し、進出の順序を決めます。 

なお本コースでは、東南アジア6カ国での現地プログラムが予定されています。

今後の展望

本プログラムを通じて得た知見とネットワークを活用し、現地企業との技術検証や共同開発、販売提携へとつなげてまいります。まずは東南アジアでの実績づくりを優先し、その後、アジアを起点として欧州・北米への展開を見据えます。世界市場で競争力を持つ、東北発のディープテック企業となることを目指してまいります。

代表コメント

「このたびの採択を大変光栄に思います。水質汚染やエネルギー、排熱といった課題は、国境で区切られたものではありません。私たちが取り組んでいるのは、その課題に材料の側から応えることであり、答えを必要としている場所へ届かなければ意味がないと考えています。学理に基づく技術は、時間はかかっても長期的な利益と持続的な技術革新を生むと信じています。本プログラムを通じて現地の課題を自分たちの目で確かめ、東北から世界へ技術を届ける道筋を、着実につくってまいります」

(代表取締役 井上 誠也)

「仙台・東北エクスパンションプログラム(STEP)」について

仙台市が「グローバルスタートアップ都市・仙台」の実現に向けて実施する、海外展開を目指すスタートアップ等向けの伴走支援プログラムです。仙台グローバルスタートアップ・ハブの事業の一環として実施され、海外展開の初期フェーズを対象とする「STEP for ENTRY」と、成長期で海外販路・商談獲得を目指す企業を対象とする「STEP for GROWTH」の2コースで構成されます。令和8年度は合計12社が採択されました。

仙台グローバルスタートアップ・ハブ:
https://sendaistartupstudio.com/global-hub/

仙台・東北エクスパンションプログラム(略称STEP)」:
https://www.city.sendai.jp/startup-kyoten/step08.html

会社概要

会社名:NanoFrontier株式会社
代表者:代表取締役 井上 誠也
所在地:宮城県仙台市青葉区片平2-1-1 東北大学産学連携先端材料研究開発センター215号室
設立:2025年4月7日
事業内容:

  • 有機ナノ粒子化技術を用いた試薬品・機能性材料の研究開発、製造および販売

  • 有機ナノ粒子の製造受託および関連技術の提供

  • 有機ナノ粒子化技術分野における技術ライセンスの供与および技術コンサルティング

公式サイト:https://nanofrontier.jp

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NanoFrontier株式会社

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URL
https://nanofrontier.jp
業種
製造業
本社所在地
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1 東北大学産学連携先端材料研究開発センター215号室
電話番号
-
代表者名
井上誠也
上場
未上場
資本金
-
設立
2025年04月